アルチンボルド展に行ってきました
国立西洋美術館で開催されている「アルチンボルド展」に、妻、長女と共に行って来ました。
アルチンボルドは、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍したイタリア・ミラノ生まれの画家です。
妻も長女もNHKの日曜美術館などで事前に予習をして行く気満々でして、私もノコノコ着いて行きました(^_^;)
写真はミュージアムショップで買い求めたポストカードの一部ですが、もうとにかく異彩を放っているというか、特異な絵です。
遠目に人の顔かと思っていると、それが花や、果物、野菜、動物、魚介類などの精密な絵が組み合わされて人の顔を構成しているのです。
最初にこの絵を知ったときには、驚きと共に強烈なショックを受けました。
宮廷でもてはやされたということは、「どうだこんな絵、誰も持っていないだろう」みたいなこともあったのでしょうか。
単純に面白がることの出来ないような、摩訶不思議かつ、ある意味おどろおどろしい感じさえする作品の数々でした。
妻や長女は熱心に、しかも楽しげに見ていましたが、私は特に魚が組み合わさって人の顔になっている作品などには目眩がして、嘔吐しそうになってしまいました。こんな感覚になる人はいないんでしょうね・・会場は大盛況でしたが、皆それぞれ興味深そうで楽しそうに鑑賞していました。
私は「冬」という人間の顔が古木のようなものを中心に作られているような枯れた作品には心ひかれ、長い時間見つめてしまいましたが、作品によっては早々に退散・・みたいなことになってしまいました。
展示点数もかなりのもので見応えがありました。
「アルチンボルド」で検索するとある程度予備知識を得ることができると思いますので、気になられた方は上野まで足を運んでいただいても決して損なことにはならないと思います。
好みはありますが、なかなか充実した展示でした。
【Now Playing】 オトナのジャズタイム / 島崎保彦他 ( ラジオ日本 )
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