『「サバを読む」の「サバ」の正体』を読んだ
『NHK気になることば 「サバを読む」の「サバ」の正体/NHKアナウンス室・編(新潮文庫)』を読みました。
こういう本、やはり気になってしまうのです。
「こうばしい」って、どんなにおい?・・・なんて言われて想像するにおいは、人・年代によって様々です。
コーヒーや、ステーキにのせたガーリックのにおい、なんてのは私と同様で、なんとなく“焦げたようなにおい”を想起させます。
でも、スポーツ後にシャワーを浴びていないときに、そのにおいが「香ばしい」という人もいるようです?!
「におっているぞ」の意味で使っているんですね。人それぞれだなぁと思ったわけです。
未明っていつ?
というのもありましたが、私も小さい頃からだいたい何時頃なんだろうと思うことがありました。
辞書的には「夜がまだすっかり明けきらない時・明け方・夜明け前」と時間帯がはっきりしていませんが、NHKなどで放送するときには午前零時から三時頃も「未明」を使って表現しているとのこと。
気象予報などでは、午前零時から三時頃までを「未明」、三時頃から六時頃までを「明け方」としていて、それぞれの使い方があるんだと、今になってわかりました。
そんなこんなの話題がいっぱいで、私には興味の尽きない本でした。
その他、若者達が使うことによって大きく意味が変わってきた言葉など多数紹介されています。
言葉にこだわっている人にはおもしろい本だと思いました。
サバを読むの「サバ」は?・・この本読んでくださいd(^_^o)
【Now Playing】 おはよう定食 / 生島ヒロシ ( TBSラジオ )
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