東金 Spirit Jazz Ⅱ に行ってきた
東金文化会館ホール特設ステージで行われた表題のライブに行って来ました。
昨年も行われたのですが、今回のメンバーは髙橋知己(ts)、小杉敏(b)、元岡一英(p)、渡辺文男(ds)の四人でした。
副題に「よみがえる“東金エルビン”サウンド」となっていて、かつて東金にあった有名なジャズ喫茶「エルビン(※エルビン・ジョーンズ本人から承諾を得た店名)」で繰り広げられた熱いジャズ・レコードの演奏や、ライブ、そこに集った人達のジャズに対する情熱のようなものを再現しよう、というライブコンサートなのでした。
客席の最前列にはそのエルビンのマスターも齢を重ねられていましたが、おいでになっていて、体を揺らして髙橋氏を中心とした当時よく演奏されていたナンバーに身をゆだねていらっしゃいました。
そして会場に集まった人達は70代が中心の当時の熱いジャズファンの皆さん。私などはすっかり“ひよっこ”状態でした。
演奏前にスクリーンに映し出されたのは、エルビンのマスターの幼少期から、大学時代、エルビン本人と知り合うところ、ジャズ喫茶全盛期の様子などでした。ちょっと私も目頭が熱くなりました。
あっと思ったのは、そのスクリーンに当時の常連だった中学時代の担任の先生が映っていたこと。
・・そうか、それでこのコンサートのポスターの絵も先生が描かれたのだな、とあらためて思いました。先生も熱いっ!!
演奏は当時のことを髙橋氏が思い出しながらコメントしつつのもので、当時の空気まで感じさせるいい演奏でした。
そして、ドラムの渡辺文男さんは1938年生まれというから、御年79歳!'(*゚▽゚*)'、渡辺貞夫さんの弟さんでしたよね、たしか。
心配しちゃいましたが、そんなの全然無用でした。
多彩なリズムパターンには驚かされたし、キメのフィルインは迫力ありました。
ドラムソロは二回。エルビンがやっていた曲での長尺の曲中でしたが、聞き応えと見応えありましたヽ(=´▽`=)ノ
さらに、ラテン系の曲でもスネアの響き線を外して、見事なソロを展開。素晴らしかった、恐れ入りました。
コンサートの休憩時間には、当時の東金エルビン常連として司会者が三人をステージに上げましたが、その中に私の担任だった先生も(#^.^#)
エルビンからの人と人のつながりについて満場をわかせた“熱い語り”に、さすが先生っ!と私もうれしくなりました。
特設ステージは会場の客席部分にステージを作り、それを囲むように座席を置き、ミュージシャンとは超近い感覚で聞くことが出来、ライティングも凝りに凝って、素敵な空間になっていました。先生に誘われ、来てよかった(^o^)
熱く、素敵なジャズの夜を過し、大満足で会場を後にしたのでした。
【Now Playing】 Message In Minor / The Lenny Hambro Quintet ( Jazz )
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