「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」感想二回目
宝塚歌劇・月組東京公演「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」再び見る機会がありましたので、そのときの感想を。
前回もテンポ良く、コメディ・タッチで楽しく、時代背景、舞台装置、衣裳などを含め、素晴らしいと感じましたが・・。
今回も愛希れいか(まなき・れいか)さん扮するルイ十四世の“おちゃめ”な大活躍で笑いどころいっぱい、さらに専科の沙央くらま(さおう・くらま)さんの観客の反応を“心得た”煽るようなギャグが繰り出され、生真面目なダルタニアン・珠城りょう(たまき・りょう)さんとの対比も面白く、さらに美弥るりか(みや・るりか)さんのイケメン・ギャグも観客の笑いを誘い、楽しい舞台になっていました。
雪組から組替えで来た月城かなと(つきしろ・かなと)さんも悪役ながら“キメぜりふ”は必ずギャグになっていて、それがまた面白かった(#^.^#)
専科の一樹千尋(いつき・ちひろ)さんの小憎らしいまでの悪役ぶりも観客を盛り上げるに十分でしたし、宇月颯(うづき・はやて)さんの実に男役らしいたたずまいも宝塚男役らしく、どこをとってもうまく配置された役どころだと思いました。
ほとんど“あて書き”ですよね。
今の月組にぴったりの作品だったと思います。
それぞれの組子も自分の役をさらに磨き上げていて、コメディ作品ながらこの演目、洗練度はかなりアップしていました。
それに月組らしく、妙な“荒々しさ”もなく、全体に“キリッ”としていて、美しい感じでした。
ラスト、おまけのショーも十数分しかなかったと思いますが、そのカッコ良さは特筆ものでした。
月組男役の群舞は“キレ”もよく、他組の男役とはまたひと味ちがった魅力があります。
そして珠城さんが娘役を“はべらし”、キメキメでダンスするところもひたすらカッコいい!
またトップ二人のデュエット・ダンスのこぼれるような美しさも極上でした。
今回もほめてばっかりヽ(=´▽`=)ノ
今回の東京公演、いい公演でした。次回も楽しみです。
【Now Playing】 Flying / The Beatles ( Rock )
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