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2017/10/31

過去がどんなに輝いていたとしても、人は「過去」を生きられない・・という“こんまり”さんのお言葉。

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以前このブログで自宅トイレに掲げてある「日めくり」について書いたことがありました。
きょう、その日めくりを何ということはなく見ていて「う~ん、そのとおりっ!」とあらためて膝を打ったのが本日31日のこの写真のお言葉です。

『今、ときめくことを大事にする。』
私たちが生きているのは「今」です。
「過去」がどんなに輝いていたとしても、
人は「過去」を生きられるわけではありません。
今ときめくことのほうが
もっともっと大事だと、
思いませんか?

・・思う、思うヽ(=´▽`=)ノ

今まで31日のこの言葉が、なぜ響かなかったのか?!
でも、今日は響きましたねぇ…σ(^_^;)

今、ときめくことを大事にしたいものだと思いましたし、「あのときはよかった」なんて思い出しつつ、「今はなんだかなぁ」などと時々思うこともありましたが、もうそんなことやめときます。

だから、今、こころときめくことに夢中になり、今、こころときめくような人と、もっともっと、こころときめくような間柄でいたい。そんな気持ちです。


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“こんまり”(近藤麻理恵)さんは、「片づけコンサルタント」。
アメリカでも片づけ本のベストセラーを出している有名人です。
可愛い顔して、毎日、日めくりから私や家族に語りかけてきます(*^_^*)

こうして、時々「やややっ!!」と、思うような言葉を発見するのです。


【Now Playing】 Softly As In A Mornong Sunrise / Lou Donaldson ( Jazz )

2017/10/30

なぎらさんの「東京酒場漂流記」を読んだ

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『東京酒場漂流記/なぎら健壱著(ちくま文庫)』を読みました。
ブックオフで108円!値段もなぎらさんぽくていいでしょd(^_^o)

この本は、いわゆる「居酒屋の名店」みたいなものの紹介ではありません。
それじゃ“なぎらさんぽく”ないものねぇ。
出てくる店は安くて、“変なもの”が出て来たり、変な客が出てくるところばかり。
そしてなぎらさんが醜態をさらす場面も多々(^_^;)
・・だからおもしろいんだよ。

なぎらさんが、友人でイラストレーターの栗山邦正氏と組んで“飲み歩き”、ほとんどが“珍道中”的な様子を文とイラストで綴ったおもしろ本なのです。

この本に出てくるお酒の基本は「酎ハイ」と「ホッピー」。
そりゃそうだろうという感じ(^^;)

おでんはもちろん関東風のつゆが濃いヤツ。
紹介される店の中には怪しく狭く、トイレは外に工事現場にあるようなのがあったりする。
先輩にあやしい店に連れていかれ、「牛トロの刺身」というものを食べさせられるが、いったい牛のどこの部位なのかも店主は教えてくれない、「うまいんだからいいんだよ」というお言葉に「ごもっとも」としぶしぶ食べるが、こりゃうまい!みたいな話もある。

下町では「焼酎の梅割」はコップに焼酎を入れた後に、少量の梅のエキスを注ぎ込むだけのもの。梅の香りのする薄茶の液体は、甘く、合成香料・合成着色料等を調合した合成シロップみたいなもの・・だという。
正当派の方が“いかがわしい”っていうのも下町らしい。
それをビールをチェイサーにして呑んでいるオヤジがいる風景、すごい。

山谷といえば、なぎらさんのようなフォークシンガーには歌に出てくるかけがえのない場所。で、行ってみると、とてもすごいところで午後も4時になると飲み屋は満員で、すでに酔いどれて歩道に寝ている作業服を着たおっちゃんもいる。
「ちょいと跨がせていただきますよ」といいながらおっちゃんを跨いで飲み屋へ、なんてシーンもありました。

真っ黒に日焼けした男共がピーナッツやら、イカのゲソの佃煮などをつまみに飲っている姿も描かれていますが、それもなにか呑兵衛のなれの果て的な光景で印象深かった。

有楽町に行くことが多い私ですが、有楽町駅改札からすぐそこのガード下に「自販機立ち飲み」というすごいジャンルの立ち飲みがあります。名前は「食安商店」!!!

ここは場所柄、作業員ぽい人たちではなく、サラリーマンなどが多いのですが、夏などはスーツのまま歩道に座り込み自販機で買った酒を片手に、さらに自販機で買った乾き物のつまみなどもやりながら、要するに「飲めりゃいい」という究極の飲み方がまかり通っているところです。

ここで飲むってことは呑兵衛の終着点なんじゃないでしょうか。・・と、いつも思ってしまうのです。
たぶん私がここで飲むことはないとは思いますが、噂では東京勤務時に、他市同業で上品で優秀なマダムがいたのですが、その彼女がここで一杯やっていたという・・。ほんものの“呑兵衛”なのか、何かつらいことがあったのか・・。

いずれにせよ、有楽町に行ったらぜひ一度、夜にここをのぞいてみていただきたい。
酒というもの、酒を飲む人について何かを感じることができるでしょう。

きょうは話がいろいろ飛んできたので、ここでおしまいっ!


【Now Playing】 きらくら / 遠藤真理・ふかわりょう ( NHK-FM )

2017/10/29

映画「ボブという名の猫」を見てきました

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映画『ボブという名の猫(A STREET CAT NAMED BOB)/2016年英国 監督:ロジャー・スポティスウッド 原作:ジェームス・ボーエン 出演:ルーク・トレッダウェイ、ボブ本人(猫?)、ジョアンヌ・フロガット、ルタ・ゲドミンタス』を見てきました。

最初から言っとくけど、いい映画です。
主人公のジェームス・ボーエンを演じるルーク・トレッダウェイはとてもいい演技をしていて、もろに感情移入してしまう。
しかもこれは実話の映画化!
さらに、なんといっても猫のボブは本人(猫)出演です。素晴らしいっ!!'(*゚▽゚*)'

そのジェームス・ボーエンという主人公は、親の離婚をきっかけに父親から見放され、大きな心の傷を負い、家を出てからは転落の一途。

心の救いをヘロインに求め、ホームレスにもなり、どん底の生活に。
音楽で身を立てようとストリート・ミュージシャンとして路上に立つが、“ヤク仲間”はなかなか離れない。同じことを繰り返してしまう最悪の人生に。

そのドラッグからの脱却プログラムに取り組むジェームスと偶然出会うノラ猫のボブ。
怪我をしているところをジェームスが助けるのだが、実は助けられたのはジェームス。


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ジョアンヌ・フロガット演じるヴァル(医師としてジェームスのドラッグ脱却を親身に支援する)や、隣家のワケありな女性ベティを演じるルタ・ゲドミンタスとのほのかな恋のようなものを感じさせる中での温かい交流の中でジェームスは様々な困難に向き合いながら猫のボブに一番助けられて自分を取り戻していきます。

その過程がこちらも劇中のストリートで歌われる歌と共にじんと心に沁みてきて、ボブの凜とした様子や、ちょっと心配そうな表情などもたまらなく胸にキュンときて、何も悪いことをしていないのにせっかくの立ち直りの機会が失われてしまったり、意地悪な登場人物に心ないことをされながらも猫とジェームスは危機を乗り越えていきます。

地獄の苦しみの中からドラッグも脱却して、ふとしたきっかけでボブとジェームスは表舞台に・・。

ボブと乗り越えて来た今までの過程を本にすると・・ベストセラーに。
父親との関係も修復し、ラストの素敵なシーンには涙がとまらなくなりました。
あやうく声をあげて泣きそうになりましたが、大人なので我慢しました…σ(^_^;)

いい話、いい映画でした。
いつも映画のことでアップするときに書いているのですが、暴力や恨み辛み、憎しみ、戦いなどを面白そうにテーマにしている映画になんて興味ありません。
この映画を見て、またつくづくそう思ったのです。

「ボブという名の猫」、心からおすすめです!


【Now Playing】 Sweep Sweep Everyday !! / Hands Two Hands ( Instrumental Music )

2017/10/28

宙組「神々の土地/クラシカルビジュー」観劇してきました

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宝塚歌劇・宙組東京公演「神々の土地(ミュージカル・プレイ)/クラシカル ビジュー(レヴューロマン)」を観劇してきました。
この公演でトップスター朝夏まなと(あさか・まなと)さんが卒業されます。
そして娘役としてトップ級に活躍された怜美うらら(れいみ・うらら)さんも退団。

「神々の土地」は、快作を次々と出している上田久美子先生の最新作です。
舞台は1916年のロシア革命前夜。
ラスプーチンという怪僧に操られ、悪政を敷いている皇帝ニコライ二世と皇后アレクサンドラ。折からの大戦で困窮する民衆の不満が爆発寸前・・。そんなシチュエーションですが、ロシアが舞台というと、花組の蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さんがトップの時の作品を思い出し、重苦しく、凍てついた大地・・みたいなものが想像され、見る前からちょっとテンション下がり気味&トップ娘役不在の公演のため、それもマイナス要素という状態で臨んだのです。

作品はそれこそ純文学的な筆致で上田先生が書かれたもので、およそ宝塚的ではなく、王宮など同じ様な舞台と台詞回しのみの展開が目立ち、主演の朝夏さんと怜美さんの互いに思いを寄せる部分も宝塚的にドラマティックな仕掛けもされておらず、二人の愛のシーンも文学的に耽美的で控えめ・・、コテコテのヅカファンには不完全燃焼という結果になってしまうかも、という印象でした。


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私は、怜美さんの抑えに抑えたうえでの神々しいまでの女の演じ方と、朝夏さんのこのオリジナル作品でのストレートプレイ的な演技の仕方に集中し、通常なら“撃沈”しそうなストーリーでしたが、上田先生のひとつひとつのシーンを紡いでいくような作風になんとかついていきました。
だから、ラストまで“脳内で感じる”ような感覚で楽しみました。かといって傑作とは言えない作品ではあるというものでしたが。

真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんは朝夏さんを担いでラスプーチン暗殺を持ちかける役でしたが、今までも何人か見たことがあるのですが、次期トップが決まるとふわっと足もとが軽くなっているような感じになってしまう方がいて、今回ややそんな感じがありました。
もうひとついつもの真風さんのようなどっしりとした男役感覚が感じられなかったのです。

もう一人の次期トップ(娘役)の星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんは、役もピタリとはまるものだったのですが、相変わらず可愛くて演技も歌もうまい。前にも書いたけど真風さんとのコンビでは可愛すぎるような気もするけど。

さらにラスプーチンを演じた愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんは、まさに“怪演”!!
まだこれからも変化・進化していくのでしょうが、愛月さんならではのラスプーチンがつくられていたと思います。

最後にひと言。
怜美さんには一度トップとしての舞台を見せてもらいたかった。今回の舞台でもその実力は十分にあったと感じました。凰稀かなめ(おうき・かなめ)さんと組んでいれば素晴らしいトップ娘役になったであろうことは想像に難くない。

次にショー。「クラシカル ビジュー」は、宙組らしくスケールの大きさを感じさせつつ爽快なショーでした。

これが最後となる怜美さん絡みのシーンも多く、ますます怜美さんの美しさが目立ちました。
朝夏さんと真風さんのバトンタッチ的な場面もあり、また宙組全員で銀橋、ステージにワッと広がるようなシーンも再三あって、そのたびに特に宙組贔屓の私(^^;)は、目頭が熱くなり、これで朝夏さんの宙組も最後か・・と涙が自然と流れてしまったのでした。

娘役群舞、男役群舞も宙組らしい舞台全体に風が吹くような勢いを感じさせるもので、私はなかなかのショーだと思いました。ただし、トップ娘役が存在すればもっといいものになったことは間違いありません。

観劇した当日は高校生の修学旅行の団体が二階にいて、開演前に緞帳が開いただけで大拍手が出たり、指揮者の挨拶にも大拍手(^_^;)、一部終了後のロビーでは男子学生がストーリーを振り返っていたりしたのも目撃して新鮮。
ショーでは次から次へと初めて見る宝塚の演出と舞台装置に歓声が上がっていて、なんだか私もうれしく、気分が盛り上がり、それも手伝ってか、ショーはとても良かったのです。

できればもう一度観て宙組の進化を確かめたいのですが、今のところ未定。
とりあえずの観劇記といたします。


【Now Playing】 サタデー一直線 / 湯川れい子 ( TBSラジオ )

2017/10/26

「ちろりん村顛末記」を読んだ

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『ちろりん村顛末記/広岡敬一著(ちくま文庫)』という本を読みました。
夏に鎌倉に出掛けたときに鎌倉駅近くの独特の品揃えの本屋さんで買い求めました。
そこでは、すでにこのブログでご紹介済みの「女の足指と電話機/虫明亜呂無著」も併せて買い求めました。
この二冊だけでも“ム・ム・ム”っていう感じです。

「ちろりん村」というのは、1970年代に琵琶湖畔の田園地帯に突如出現したソープランド街です。
当時はソープ・・とは呼ばず、別の名前で呼ばれていました。

突如出現した通称“ちろりん村”は世間の耳目を集めたそうです。
なにせ、なんにもない田んぼだらけの中に突然異様な建築物と共に一大歓楽街が出現し、その行く末がどうなるのか・・うまくいくのか、すぐに消滅してしまうのか、吉原や千葉の同業歓楽街も注目していたことが、この広岡さんのルポを読んでよく伝わってきました。

ルポの中心は、当時トルコ嬢と呼ばれたちろりん村の従業員?!と、それを経営したり、お店の従業員となっていた男性の「なぜこの仕事を選んだのか?」という根源的なところから入り、読んでいるだけで滅入ってしまいそうな困難ばかりの生き方、そしてそれらをどう切り抜けて、あるいは泥沼から這い出るようにこの業界にたどり着いたのか、というものでした。

特に女性従業員は、家族との関係が悲惨だったり、男に騙されたり、貢いだり、ちろりん村で大金を稼ぐようになってからは想像を絶する湯水のような金の使い方、そしてせっかく大金を稼げるようになったところで、いわゆる“ヒモ”が現われ、稼ぎのほとんどをこの何もしない男に使われてしまう・・読んでいるだけで、人生の悲哀、無常を感じ、人生というものの陰を大きく意識したのでした。

経営する側は官憲に脅え、全盛期には信じられないような儲け方をしているにもかかわらず、いつ警察に挙げられるのか、いつ廃れてしまうのかに気を揉み、やはり常人には考えられない明日をも知れない世界に生きている姿が印象的でした。

この業界はやがて、どんどん下火になっていくわけですが、最初の一店から隆盛を極める様子、そして衰退していくところが『風俗ルポの最高傑作』と言われるこの本には著者広岡氏の思い入れが入り混じりつつ描かれています。

日本のひとつの時代、風俗を見事に切り取ったルポだと思いました。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2017/10/23

映画「ル・コルビュジェとアイリーン 追憶のヴィラ」を見てきた

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映画『ル・コルビュジェとアイリーン 追憶のヴィラ(The Price of Desire)/2015年 ベルギー・アイルランド 監督:メアリー・マクガキアン 出演:オーラ・ブラディ、ヴァンサン・ペレーズ、ドミニク・ピノン、アラニス・モリセット』を見てきました。

近代建築の巨匠ル・コルビュジェ(近年では上野の国立西洋美術館の設計で話題に)が気鋭の家具デザイナーとして活躍していたアイリーン・グレイと出会い、そこで起こる彼女の建築デビュー作「海辺の別荘<E.1027>」をめぐる嫉妬と愛憎の物語・・?かな。
けっこう複雑かつ、人間関係の“あや”がグニャグニャしていて・・変な表現でゴメン・・私はわかったようなわからなかったような気持ちでずっと見ておりました。

この映画は丹念な調査に基づいて、主役となる二人の知られざる物語を綴ったものとなっているとのことで、もともとル・コルビュジェや、アイリーンの存在を知っている人には、とても興味深い作品となっているのだと思います。

ただ、私はほとんど予備知識がないもので、洗濯機の渦に巻き込まれたままグルグル回されているような気分になってしまったのでした。


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南仏コートダジュールの美しい風景と名作建築<E.1027>のたたずまいは圧巻だし、静かに交わされる主役達の会話は繊細で官能的であったりします。

もちっといろいろ調べて知識を得てから見た方がよかったな、と反省しつつ見終えたのです。
ル・コルビュジェのファンはかなり興味をもってこの映画に眼差しを向けているようです(特に美術関係者)。興味のある方にはかなり面白い映画になっていると思います。・・歯切れが悪くてごめん。


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2017/10/22

JR飯岡駅で行われている「三人展」に行ってきた

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昨日はJR飯岡駅・ふれあい館で行われている、私の中学時代の担任の先生と、先生の仲間お二人を加えた『三人展(南隆一・田村英司・伊東猛)』に出掛けました。

“三者三様”まったく異なる画風の作品、ほんの一部ですが載せますのでご覧ください。


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私の担任だった先生も、「今回は勉強になったぞ、仲間二人の作品にかける熱意が作品そのもの、また額装ひとつにしてもヒシヒシと伝わってきた」とやや興奮気味で私を迎えてくれました。


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先生は、今までに何度もこのブログでご紹介したとおりの奇想天外な作品で、いつもどおりのエネルギーを感じました。


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そして他のお二人は、写実の伊東氏はホキ美術館の作品にも引けを取らぬと言えるくらいの力作。しかも額装にも凝っていて、額の外にさらに自分で作った額が付け加えられていたり、さらにその枠にも自ら彫刻を入れた上に、塗装まで施すという力の入れよう。


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海辺の風景画の多い田村氏の作品も、私はなんだか懐かしい気持ちにさせられて、情感的にぐっとくるものがありました。

会場にはジャズがいい音で流されていて(やはり先生の仲間の方が凝った調整をしてなかなかそこいらでは聞けない音だった)、良い雰囲気で作品を楽しむことができました。


【Now Playing】 たいあん吉日!おかしら付き / 林家たい平 ( 文化放送 )

2017/10/21

あのとき会えてよかった人

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雨の庭です。
このところ寒くて雨の降る日が続きます。
そんなときにいろいろなことを思います。

今まで生きてきて、いろいろな人に出会いました。
8年くらい前に東京勤務が決まり、その後3年間東京に通いました。

それ以前に出会った人で、「この人に会えてよかった」と思えるような人は数人でした。
・・むしろ、会いたくなかった・・というような人ばかり、というのが実際で、まあよくもこんなひどいことをしてくれるものだ、という人が多かった。
二度と会いたくない人には何人も出会いました・・(T_T)悲しかった。


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で、東京に出て来て出会った人たちには驚きました。
一生に一人出会えるかどうかという人が次から次へと現われ、出会い、かけがえのないものを得ることになりました。

ギアがガツンと入って、グングンと加速していくような感じで、あの三年間はめくるめくような日々でした。
それまでの千葉の職場からも、今まで出会えなかった人たちがやはり次々と現われ、何かのきっかけで人との出会いというものはこんなにも変わるものなのか、と強く思ったものでした。

それは男性だけでなく、女性で出会った人たちも同様でした。
キラキラとしている人、ズンズン突き進む人、裏表なく真っ正面から私に話しかけてくれる人、その人たちとの出会いも宝物のようです。


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雨の続く、静かな庭を見ていて、ふと思いました。

出会えてよかった人との付き合い、今後もたいせつにしようと、朝からしみじみ思っています。


【Now Playing】 ナイツのチャキチャキ大放送 / ナイツ他 ( TBSラジオ )

2017/10/17

太田和彦さんの「居酒屋道楽」を読んだ

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『居酒屋道楽/太田和彦著(新潮文庫)』を読みました。

居酒屋道楽の達人、太田和彦さんの東京から東北、横浜から大阪へと訪ね歩く居酒屋のお話。
今回は、編集の担当者と居酒屋めぐりをしているものが多いせいか、より私のような居酒屋にまだまだ慣れていない者にも店の様子や、酒、肴のことが具体的に身近に書かれているように感じました。
太田さん自身についてもかなりリラックスしているように思いました。

また、担当が若い女性に変わると、とまどいつつも俄然うれしそうな太田さんの様子がこれまた“可愛い”・・失礼・・(#^.^#)

さらにあやしい探検隊などで行動を共にしてきた椎名誠さんとの飲み会の様子も楽しく拝見しました。
やはり、一歩ひいているんですね、太田さん・・(*^_^*)
“男呑み”をする椎名さんの様子もカッコイイし、椎名さんがこれとこれっ!って決めた肴に小声で店員に「サザエのつぼ焼きも・・」と追加で頼み、ギロッと椎名さんに睨まれる太田さんの姿もおかしい(^^;)

ビアホールの街といも言える銀座の名店それぞれも、かつて資生堂に勤め、銀座を庭のようにしていた太田さんの文は冴えます!
銀座の老舗ビアホール、行ってみたくなりました。

また、バスや都電に乗って居酒屋めぐりをする企画も楽しく、どんどん「はしご」していく太田さんとその一行は“酔いどれ”て、これまた呑兵衛にはうらやましいような様子が描かれていました。

下町には下町の流儀にしたがい、ちょっと小洒落た店では粋な酒や肴の愉しみ方をする、達人・太田和彦さんは健在です。
こんなふうに10年後くらいになりたい・・なんて思うこの頃です(゚ー゚*)。oO


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2017/10/15

ミュージカルを観て、寄席に行って、そいでもって一杯

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先日、けっこう東京で忙しい思いをしつつ、とても楽しくて豊かな気持ちになる一日を過しました。

まずは赤坂ACTシアターでミュージカル「ハンナのお花屋さん」を観劇。
これはすでにこのブログで観劇記をもってご紹介いたしました。しみじみとよい作品でした。


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そのあとは、すでに午後になっておりましたが、上野に向かい、寄席へ。
「上野鈴本」で昼の部の仲入り後から客席に。
稲荷寿司を食べつつ笑わせてもらいました。春風亭勢朝さんのププッと笑ってしまうギャグの連発(^o^)、のだゆきさんのピアニカを使った“音楽笑”もほのぼのと笑ってしまいました。寄席のちょっとゆるんだ雰囲気はとてもいい。
トリの三遊亭金時さんの本格落語で仲入り後の一時間半ほどでしたが、ゆったりと楽しみました。


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そのあとはインスタグラム経由ですでに“酒の肴”の方は facebook でご紹介した上野の居酒屋「大統領支店」で友と一杯でした。

友と飲んだ日本酒「翠玉」は、限定流通品の特別純米酒のようでしたが、飲みやすく味わいがあり、繊細な部分も持ちつつ、芳醇さも感じさせてくれました。

何種類か日本酒を友とその後にやったのですが、最後にまたこの翠玉に戻って飲みました。
冷でもとてもおいしいのですが、ぬる燗でもいけると思いました。

友とは尽きぬ話をしましたが、朝まで喋りたおすくらい(^_^;)の勢いでした。
互いに話したいことがいっぱい!

もう帰らないと最終に間に合わない・・と、ぎりぎりの時間でお開きにしましたが、楽しい一夜、楽しい一日でした。

たまにはこんな、とりとめのない話でも・・ということで。


【Now Playing】 Mamacita / Blue Mitchell ( Jazz )

2017/10/14

花組「ハンナのお花屋さん」観劇してきました

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宝塚歌劇・花組 赤坂ACTシアター公演「ハンナのお花屋さん」を観劇しました。

写真のとおり、主人公は花屋さんを演じる明日海りお(あすみ・りお)さん。
以前宝塚グラフだったでしょうか、明日海さんが花屋さんになっているシチュエーションの巻頭グラビアがあって、私もとても気になりました。
明日海さん、とてもうれしそうだったのです。

そんな花好きな明日海さんの望みをかなえるような形で上田景子先生が書き下ろしたミュージカルです。
ロンドンの閑静な高級住宅地の一角に花屋を開いているデンマーク人のフラワー・アーティストが明日海さん演じるクリス・ヨハンソン。
デンマークに残した父との関係は母の死にともなって悪化している状況。

主演娘役の仙名彩世(せんな・あやせ)さんは、故郷クロアチアを離れ、仕事を求めてロンドンにやって来たが、異国の都会で不安を抱えながら暮らすミアを演じます。
ミアも地雷で亡くなってしまった弟の死は自分のせいだ、幸せになってはいけないという心の殻に閉じ込もっています。

芹香斗亜(せりか・とあ)さんは、明日海さんの回想の中で父親役。これは難しい。
幻想の中で妻ハンナとの幸せな日々や、ハンナの死後の苦悩する様子、それを取り囲む故郷の人たちの姿・・特に後半はこの芹香さん演じるアベルをめぐる当時の事実が演じられる部分がこの演目にとって大きな意味をなしていて、ハンナを演じた舞空瞳(まいそら・ひとみ)さんの演技とともに見応えがありました。
そして明日海さんの花屋さんの周囲の人々も含めた花組の層の厚さを感じました。
皆が皆、輝いていました。

今回特に光っていたのは明日海さんの花屋のカフェとWeb部門担当をしているトーマス・ルイクを演じた優波彗(ゆうなみ・けい)さんです。
とても自然な演技なのに、表現されているものは深い。芝居心のあるジェンヌさんだと感心しました。

物語全体としては上田先生は、宝塚らしくないと言ってもいいくらいの内容で、明日海さんと仙名さんの“愛が実る”過程を中心に描くといういつもの宝塚的なストーリーではないものを作り上げていました。
もっとささやかな、「どんな人も幸せになっていい・・。花は神様が人々に分け隔てなく幸せになってほしいという天からの贈り物」というコンセプト。
なのに、世界は人々が憎み合ったり、戦争が起きたり、差別があったりという状況がずっと続いている・・そんな神の望んでいる部分と現実のギャップという深いところまで実は踏み込んでいる作品でした。
上田先生らしい、人間的テーマのある作品だと思いました。

だから、客席の私も、私の周囲の人たちも自然と涙が流れてしまい、ハンカチ必須なものになっていたのでした。

特に前半ラスト付近の仙名さんの渾身の演技のときには涙が止らず、さらに後半の芹香さんを中心とした明日海さん演じるクリスの父母に関わる愛の真実のシーン、続いて明日海さんが心のわだかまりを解き、未来に向かって歩むシーン、さらにさらに仙名さんとの未来を予感させるシーン、静かだけど私には心に残るミュージカルでした。

明日海さんも、たぶん自分が今までに心の中で描いていた自分らしい演目にじっくりと取り組むことができて(これには仙名さんという相手役が必要だった)、充実した日々を過されているのではないでしょうか。
落ち着いている舞台姿に見えましたが、秘めたる力強いものをたしかに感じました。

私が見た回は、立ち見も出ていましたが、ぜひとも宝塚の新しい側面を見せてくれているこの演目、ファンには見ていただきたいものでした。


【Now Playing】 深層深入り 虎ノ門ニュース / ケント・ギルバート、半井小絵 ( YouTube )

2017/10/12

映画「エタニティ 永遠の花たちへ」を見ました

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映画『エタニティ 永遠の花たちへ(Eternite)/2016年 フランス=ベルギー合作 監督:トラン・アン・ユン 出演:オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョ』という映画を見ました。

実に不思議な映画でした。
だって、ほとんどセリフが無いのです。ほぼナレーション(日本語版では字幕で確認することに)で、主役のヴァランティーヌ(オドレイ・トトゥ)から始まるこの一族の行く末を見守ることになる・・そんな映画なのです。

主役・ヴァランティーヌと婚約を破棄されても想いを貫きやがて結婚する夫(妻を残して急死)の夫婦から始まり、その子供達の結婚と死を中心とする人生の流れを19世紀末、フランスを舞台に色とりどりの花が咲き誇り、樹木が広がるあまりにも美しい情景の中でフィルムに記録的に、写真アルバム的に繰り広げているのがこの映画でした。

さらにその流れは孫子の代にも繋がり・・、ひと組の夫婦から広がる生命・愛・死が、川の流れのようにとうとうと映画という表現を使って表現されているのです。


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最初に書いたように、普通の映画のようにセリフがあって、喜びや苦悩を表現する濃密なシーンがあるわけではないのです。
だから、役者はきっと撮られていてどう表現すればいいのか、セリフもほとんど無いのですから非常に難しかったと思います。

見ているうちに私は“女性から女性”に受け継がれる愛と生の流れを自然と感じたのですが、女性の立場で見ると、さらに深く感じることができるのではないかと思いました。
だから・・劇場内にいた数人の年配の男性は・・ほとんど寝ていました・・。きっと、その女性視線な内容が伝わらないというか、つまらなかったのだと思います。
・・ここで感じられるか、感じられないかがこの映画を見るときの分かれ目ですが、どうか見てやってください。感動の度合いはその人それぞれ・・ってことになりそうです。
女性には“超おすすめ”な映画だと私は思いました。※私は半分おばちゃんなので、私にも良かったのですが・・(*^_^*)


【Now Playing】 小森谷徹のFine!! / 小森谷徹 ( TBSラジオ )

2017/10/11

村上春樹の「雑文集」を読んでみた

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『雑文集/村上春樹著(新潮文庫)』という本を読みました。

音楽の話や、人生の話、若い頃の思い出話、文学賞受賞の挨拶文、その他著者の村上氏が“雑文”と読んでいるものが多数収録されていて、未収録・未発表のもの、没になった文なども含まれていました。

もともとあまり村上作品を読んでいない私がなぜこの本を手に取ったかというと、氏にとってのジャズについて書かれた部分が立ち読みで目にとまり、「すごいな」と思ったからです。
ジャズ評論家やオーディオ評論家の評論なども本や雑誌でよく目にしている私ですが、氏の文章は突っ込みどころが異なっています。

妙に専門的な解説みたいな文にはよく出会いますが、この本でのジャズへの著者の関わり方はよくいる日本のジャズファンみたいな感覚ではありませんでした。
今回のこの本の文でいうと、アメリカ側から、そしてニューヨークの当時の一流ミュージシャンから見たジャズについて書かれていて、単に“ジャズがいい”っていうんじゃなく、ジャズという音楽そのものが人々にとってどう受けとめられているのか・・という、私が今まで考えてもみなかった視点で書かれているのです。

それに付随するオーディオについても、氏はJBLの古いスピーカーを長年使用しているのですが、「いい音を追求する」ということであれば、現在出回っている高級品を揃えれば手持ちのシステムよりも格段にいい音と言われるものが出せるだろうが、自分の求めている音はそういうものじゃないと、現在のシステムで奏でられる音への自らの満足感について読んでいるこちらにもわかりやすく書かれています。
その表現も見事だと思ったのです。

ついこのあいだノーベル文学賞を取られた「カズオ・イシグロ」の作品についてもふれています。
イシグロの作品は礼拝堂の広大な天井や壁の絵画のようであると表現しています。

そして発表される個々の作品はほんのその絵画の一部を提示することに似ていて、やがては構築されるであろう宇宙のように広がった作品を眺望するような感覚であると書いています。
それが感動や興奮をもたらすのだと言っていて、そうか、そうなんだ・・と、思わずうなずいてしまいました。

収録されている文には、私のまったく興味のない分野も多々あって、それらについては、村上氏独特の表現がかえって足かせとなって理解し難く、読んでいてつらい部分もありましたが、それでも他では得られないものをこの本からもらったような気がしました。

・・カズオ・イシグロ作品に対しての記述はまさにタイムリーで、驚きました。


【Now Playing】 石が語る美の世界 / 山田五郎・絹谷幸太 ( NHK-FM録音 2007.9.16 )

2017/10/10

最近の庭の写真一気に

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facebookやInstagramではけっこう撮っておいた庭の草花の写真などをアップしているのですが、ブログのみご覧になっている方もいらっしゃると思いますので、カメラに入っていた最近の写真を一気に放出いたしますヽ(=´▽`=)ノ


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家に入っていくときの通路右側部分。
なんか、涼しげでよいのです。


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Instagramではご紹介したのですが、庭に柿がたくさん実っています。毎日食べています(*^_^*)


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カメラで撮ると濃いブルーがこんな色になります。
カメラのメーカーなどによってもかなり特色があるそうですが、逆にそれがおもしろい。


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小さい花を接写しました。
寄ってみると意外と可憐だったりします。


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“赤と青”を撮りたかった・・。


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こちらもInstagramではご紹介済みの「万願寺とうがらし」。真っ赤です!


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こちらは黄色と白をうまく撮りたかったのですが、もう花がしぼみかげんでした・・。


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これは赤と白ね(゚ー゚*)。oO

一挙に写真放出しちゃいました。

2017/10/09

義父の十七回忌で起きたこと

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昨日は若くして亡くなった義父の十七回忌でした。
我が家四人も義母宅に向かい、御前様が到着するのを皆で待っておりました。

最初に起きたこと。
義母宅の玄関の鍵が二度ほどカチャッ、カチャッと回った音が聞こえました。七人いた皆がその音を聞き、「御前様がいらした」と玄関に出てみましたが、誰もいず・・。
そもそも鍵を持っていなければ内側から回すしかない。

次は御前様が到着して読経中。
パシッ・パシッと、ラップ音がずっとしておりました。これは私と長女だけに聞こえていました。
さらに近くの廊下にあるトイレのドアが何度もガタガタと震えていました。

最初の鍵の音が鳴った時点で私には部屋全体が冷え始めた感覚がありましたし、読経中には背後に気配を感じ、あちこち誰かが動いているのが感じ取れたのですが、いくら見回しても誰もいない。

お義父さん、来ているのか、と思いつつ墓所へ。
そこでの読経後、墓に供えたものはここで食べるということだったのですが、普段は果物や饅頭など、ほとんど食べない長女がパクパクと何も言わずに食べ始め、皆??という状態。

その後義父が好きだった中華料理を食べながら故人を偲ぼうということで、予約してあった老舗の中華料理店へ。

ここでも長女は普段まったく食べないエビチリや麻婆豆腐などを無言でどんどん食べ始め、「いったいどうしたことだ」と、私と妻は顔を見合わせ・・何が起こっているのかと思っていました。

そのうち、長女が涙を流し始め、おいおいと泣き出しました。
「どうしたの」と聞くと、今いる皆が若く見え始め、自分の感覚でなく、うれしい気持ちが湧き上がってくる、それに料理を味わいたいという気持ちもあるのだが、自分の感覚ではない、ということでした。

一時間半も出てくる料理を次々とたいらげる長女ですが、食べているのは普段嫌いで食べないものばかり。
やがて長女は隣に座っている義母に「最近うれしいことはあったか?」と質問を始めました。これは明らかに義父から義母への質問・・、義母は驚き、必死に亡き夫と会話を始めるという事態に。

二時間近くそんなこんなでテーブルは驚きの時間を過すことになったのですが、でもみんなうれしいような気持ちでいっぱいになったのでした。

長女はトイレに立つのをためらっていたのですが、それは長女の体を借りている義父がその時点でお別れになってしまうのをためらっているのだと、あとで長女から聞きました。

長女は最後にトイレに行き、義妹が着いて行ったのですが、小食な長女が大食したものを汚い話で申し訳ありませんが、戻してしまったようでした。

トイレから帰ってくると明るくいつもの長女に戻っていました。
お義父さん、帰って行ったようです。

義母宅に帰宅後も皆でお義父さんの思い出を語ることとなりましたが、いやもう大変な一日となりました。

長女から皆で聞き取ると、自分の感覚はあるのだが、誰かの目でものを見ているような、誰かの気持ちでものを感じているような感じだったとのことでした。
私たちの姿が若く見えたのも、お義父さんが亡くなった頃の皆の姿がオーバーラップしていたのだろうという話になりました。

不思議な体験だったけど、よかったんじゃないかと皆で話をして帰ってきたのでした。


【Now Playing】 生島ヒロシのおはよう一直線 / 生島ヒロシ ( TBSラジオ )

2017/10/08

映画「愛を綴る女」を見ました

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映画『愛を綴る女(MAL DE PIERRES)/2016年・仏 監督・脚本:ニコール・ガルシア 出演:マリオン・コティヤール、ルイ・ガレル、アレックス・ブレンデミュール』を見ました。

2006年に出版されたイタリア人作家、ミレーネ・アグスのベストセラー小説「祖母の手帖」を元に、時代設定を1950年代のフランス南部にしたものだそうです。
監督は原作と異なり、祖母の手帖を読んだ孫ではなく、その祖母自体の話をピックアップしてそのまま主役のマリオン・コティヤールにやらせています。

17年にも及ぶひとりの女性の“自由への希求と理想の愛のゆくえを、ストイックかつ官能的に見つめた問題作”と言われたものなんだそうですが、主人公のガブリエル(マリオン・コティヤール)は、自由や愛に対する突き詰め方があまりにも過激で一直線でした・・あきれるくらい。


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ガブリエルの母親はそんな自分の娘をもてあまし、ジョゼ(アレックス・ブレンデミュール)と無理矢理結婚させ、見合いのようなものをした際にも「愛してないわ、絶対に愛さない」「俺も愛していない」という会話をする二人・・それが結婚してしまい、その後病気になったガブリエルは療養施設でアンドレ・ソヴァージュ(ルイ・ガレル)に出会い、狂おしいまでの愛を感じ、そこからは見ているこちらが想像もしなかった展開になります。

ネタばれしてしまうので、その後の奇想天外な十数年間のガブリエルの手紙に愛を綴り続ける狂乱といってもいい姿や、ただひたすら耐え続けるように見える夫ジョゼ二人の顛末について書くことができませんが、いやもう狂おしいまでの愛に魂をささげるガブリエルの存在はあまりにも衝撃的で、今まで見た数々の映画の中でも一・二を争うようなものでした。

そして二人が住むこととなった美しい海辺の風景がよりいっそう厳しくも哀しい、そして漂うような人間の悲哀をよりいっそう際立たせていました。

人が互いの配偶者に出会い、子を持ち、ただ生きて行くことがこんなにも数奇で厭世的なものなのか・・などとも思ってしまいますが、あっと思う間もないラストシーンに一筋の光明が見えました。

終盤の「えぇっ、そういうことだったの!」という回想シーンは見ている者を混乱と納得の気持ちにさせてくれますが、ここが1番の見どころなのでぜひ映画館でそれを味わっていただきたい。

私の“印象に残る映画”の十指に入る傑作でした。


【Now Playing】 ラジオ深夜便 / 後藤繁栄 ( NHK-AM )

2017/10/07

意外なことでよかったインスタグラム

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興味がなくてやっていなかったインスタグラム。
たまたまのきっかけで、この夏にやってみることになりました。

とりあえずやって様子をみよう、なんて思っておりましたが、利用者の中に宝塚OGを何人も発見し、うれしくなってしまいました。

夢咲ねね(ゆめさき・ねね)さん、蘭乃はな(らんの・はな)さん、愛加あゆ(まなか・あゆ)さん、実咲凜音(みさき・りおん)さんらが女子会をしている様子を見て、へぇ~、この四人がつながっているんだ・・と驚いたり、彩星りおん(あやほし・りおん)さんと愛原実花(あいはら・みか)さんらが餃子パーティーをしていたり・・(゚ー゚*)。oO

現役時代はいろいろな“しばり”があってSNSなんてとんでもないことだと思いますが、彼女らの自由な“解き放たれた”姿にこちらもなんだかうれしくなってしまうのでした。

音月桂(おとづき・けい)さんが夢華あみ(ゆめか・あみ)さんと楽しく会ってよくお話をしていることなども「よかった」と思ったことのひとつです。

そして我等が鳳翔大(ほうしょう・だい)ちゃんは、和央ようか(わお・ようか)さんが訪ねて来たり、咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんと観劇したり、この写真のように・・な、なんと宙組時代の“超黄金メンバー”蘭寿とむ(らんじゅ・とむ)さん、北翔海莉(ほくしょう・かいり)さん、蓮水ゆうや(はすみ・ゆうや)さん、春風弥里(はるかぜ・みさと)さんと女子(男子?)会をしていたりします。
こんなうれしい様子を拝見できるなんて!インスタやってよかったヽ(=´▽`=)ノと心から思ったのでした。

ま、だいたい宝塚関係でよろこぶのがほとんどなんですけどね、わたし(^_^;)

大湖せしる(だいご・せしる)さんや、緒月遠麻(おづき・とおま)さん、蒼乃夕妃(あおの・ゆき)さん、涼紫央(すずみ・しお)さん、柚希礼音(ゆずき・れおん)さん、まだまだたくさんのOGの元気な写真も拝見して、かつてなかったことだよな・・と思いました。

退団後のOGの様子などは、よほどのファンでなければ追いかけることは出来なかったと思いますが、今や上記のように楽しいことになっています。
それだけでもまだInstagramやっていない宝塚ファンはやってみた方がいいかも、と思いました。


【Now Playing】 生島ヒロシのサタデー・一直線 / 生島ヒロシ ( TBSラジオ )

2017/10/05

早起きしてます

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私、夜に読書や YouTube の画像、音楽に夢中になってしまうと、とことん夜更かししてしまうことがあるのです・・。

それを一ヶ月以上前でしょうか、妻と長女に厳しく叱られました。
早く寝ろ、早く寝ろと詰め寄られ、私が考えたのは9時には寝てしまうことでした。
そして朝(夜?)3時に起きて珈琲を淹れ、本を読んだりする時間を捻出することといたしました。

最初は起床しても何がなんだかわからないような感じでそのまま夜明けを迎えてしまったのですが、今やすっかり慣れました(#^.^#)

私の好きな珈琲店の「じゃくう鳥ブレンド」の豆を挽き、珈琲を淹れ、くつろぎのひとときを過す朝生活が自分のものとなってきました。

写真の珈琲カップは、佐原に出掛けたときに長女が買ってくれたもの。
私が「じゃくう鳥ブレンド」をよく飲んでいるのをみて、絵柄は鳥が飛んでいるものにしてくれました。握り手の部分がちょっと赤っぽいのも気に入っています。

今朝も珈琲片手にJBLの小さなブルートゥース・スピーカーを使ってラジオを聞き(机上で小さな音で鳴らすため)、猫を隣にいい時間を過しています。
新聞屋さんがこんなに早く配達しているのも知りました。

いつまで続くかわかりませんが、貴重な朝の時間、たいせつにしたいと思います。


【Now Playing】 池田めぐみ Fine !! / 池田めぐみ ( TBSラジオ )

2017/10/02

昭和の隠れた名作「コーヒーと恋愛」を読んだ

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『コーヒーと恋愛/獅子文六著(ちくま文庫)』を読みました。
なんと50年前の作品(もともとは新聞小説だったとのこと)です。
帯に[今年1番面白い小説 早くも決定しました]とありましたが、これは“掛け値無し”、ほんとうに面白かったd(^_^o)

テレビがまだ新しいものだった時代、新劇からテレビドラマへ俳優・女優が流れていった頃、・・時代が偲ばれそうですが、でも、今読んでもほとんど違和感がないのです。

昔も今もテレビって、影響力はあるけれど、ちょっと蔑まれるような存在。
そのテレビでお茶の間の人気女優、そしてただのおばさん役としての“脇役”がウケている女性が主人公なのです。

彼女が淹れる珈琲は天下一品、美味しくて、彼女が好きなのか、彼女が淹れる珈琲が目当てなのか、彼女は年下の同じ新劇の舞台装置の男と同棲(ほとんど結婚)し、珈琲を愛でる「可否会」という愛好会でも奥さんに先立たれた年上の男性から熱い視線を注がれます。

その視線は愛から来るものなのか、彼女が淹れる珈琲から来るものなのか、年下の“亭主もどき”も、実際美味しい珈琲に惹かれているのかもしれない。

さらに年下の亭主横取りを画策する若い新劇の研究生のとんでもない女などが登場するのですが、女性が生きて行くなかでの「人生の機微」みたいなものが、割と“のほほん”とした文章の中で実に味わい深く、しかも示唆的に表現されていました。

今どきの小説を読むと、登場人物は何を考えているのか、読んでも読んでもわからない、しかも主人公まで冷たい心を持つ悪人だったりして、感情移入したり共感したりする部分がほとんどないのですが、でもって“それがいい”みたいな読者も多いようで、私にはどうしても理解不能なものが多くあります。

でも、この小説は穏やかな波間に舟を浮かべるかのごとく、主人公の女性を中心として人生の出来事がしみじみと心に入ってくるのでした。

ストーリーも面白いし、400頁近い一冊をあっと言う間に読んでしまいました。

最近の小説は“辛口過ぎて”何がなんだかわからないとお嘆きの貴兄におすすめの小説となっておりました(*^_^*)・・ぜひに。

2017/10/01

「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」感想二回目

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宝塚歌劇・月組東京公演「All for One ~ダルタニアンと太陽王~」再び見る機会がありましたので、そのときの感想を。

前回もテンポ良く、コメディ・タッチで楽しく、時代背景、舞台装置、衣裳などを含め、素晴らしいと感じましたが・・。

今回も愛希れいか(まなき・れいか)さん扮するルイ十四世の“おちゃめ”な大活躍で笑いどころいっぱい、さらに専科の沙央くらま(さおう・くらま)さんの観客の反応を“心得た”煽るようなギャグが繰り出され、生真面目なダルタニアン・珠城りょう(たまき・りょう)さんとの対比も面白く、さらに美弥るりか(みや・るりか)さんのイケメン・ギャグも観客の笑いを誘い、楽しい舞台になっていました。
雪組から組替えで来た月城かなと(つきしろ・かなと)さんも悪役ながら“キメぜりふ”は必ずギャグになっていて、それがまた面白かった(#^.^#)

専科の一樹千尋(いつき・ちひろ)さんの小憎らしいまでの悪役ぶりも観客を盛り上げるに十分でしたし、宇月颯(うづき・はやて)さんの実に男役らしいたたずまいも宝塚男役らしく、どこをとってもうまく配置された役どころだと思いました。
ほとんど“あて書き”ですよね。
今の月組にぴったりの作品だったと思います。

それぞれの組子も自分の役をさらに磨き上げていて、コメディ作品ながらこの演目、洗練度はかなりアップしていました。
それに月組らしく、妙な“荒々しさ”もなく、全体に“キリッ”としていて、美しい感じでした。


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ラスト、おまけのショーも十数分しかなかったと思いますが、そのカッコ良さは特筆ものでした。
月組男役の群舞は“キレ”もよく、他組の男役とはまたひと味ちがった魅力があります。
そして珠城さんが娘役を“はべらし”、キメキメでダンスするところもひたすらカッコいい!
またトップ二人のデュエット・ダンスのこぼれるような美しさも極上でした。
今回もほめてばっかりヽ(=´▽`=)ノ

今回の東京公演、いい公演でした。次回も楽しみです。


【Now Playing】 Flying / The Beatles ( Rock )

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