映画「プラハのモーツァルト ~誘惑のマスカレード~」を見てきました
映画『プラハのモーツァルト ~誘惑のマスカレード~(Interlude in Prague)/2016年 UK・チェコ合作 監督・脚本:ジョン・スティーブンソン 出演:アナイリン・バーナード、モーフィッド・クラーク、ジェームズ・ピュアフォイ』を見てきました。
予告編を見たときから「これはいける」と思っていましたが、素晴らしい作品でした。
1787年のプラハが舞台。プラハでの完全ロケによる重厚な景色、オペラハウス等の舞台も雰囲気満点、衣裳、当時の髪型、オーケストラの演奏、歌い手の見事な歌声などと共に、この純愛、嫉妬、欲望、策謀などがおどろおどろしく渦巻くこの作品、“弩級”の仕上がりです。
仮面舞踏会で知り合う、モーツァルト(アナイリン・バーナード)とスザンナ(モーフィッド・クラーク)。音楽的にも人間的にも男女としても惹かれ会う二人、それを邪悪で嫉妬心に満ちた様子で見守るサロカ男爵(ジェームズ・ピュアフォイ)。
サロカ男爵の策謀と、惹かれ会う二人の純愛さ加減が対称的で、運命の行方に見ているこちらはハラハラのし通しです。
サロカ男爵周辺の邪悪で陰険で姑息な人たち、それに苦しむ様々な人たち、そしてヒロインにもそのサロカ男爵の魔の手が伸びて行く。
巻き込まれるヒロインの父母、モーツァルト、オペラ関係者・・。
最初から最後までその展開に目が離せません。
圧倒的なオペラハウスでのリハーサルや本番の様子、主演二人の愛を交わす目眩くようなシーン、目を覆いたくなるような怖ろしい場面・・どれをとっても見どころばかり。
美しい映像とあいまって久しぶりに文句なしの素晴らしい映画でした。
もう“大絶賛”です(^-^)/☆
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