「セックスしたがる男、愛を求める女」を読んだ
『セックスしたがる男、愛を求める女(WHY MEN WANT SEX AND WOMEN NEED LOVE)/アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ(Allan Pease and Barbara Pease)著 藤井留美:訳(主婦の友社)』という本を読みました。ブックオフで108円d(^_^o)
この本は、「話を聞かない男、地図が読めない女」で、世界では600万部のベストセラーの共著者、アラン&バーバラ・ピーンズが書いたものです。そして訳者は藤井留美さん。
脳科学的に、そして多くの人からのアンケート調査などを駆使した男女の脳の中にある“愛”の居場所の違いを書いた・・そんな本なのでした。
サンプルは外国人ばかりなので、日本人を調査研究すると多少の違いはあるかもしれませんが、それでも興味深い内容でした。
この本の基本的な考え方と、私の思いを続けて書いてみると、
〇人間のセックスへの衝動や欲求は、何万年前も前から基本的に変わっていない。
・・・ここ20年くらいで変わっているような気がするが・・・。
〇恋愛も性欲もすべて脳内で起こる科学反応の結果だ。
・・・マジすか?!そんなこと言わんと、自分の“純愛”的な心の動きを信じたい・・・。
〇男と女の恋愛観が同じでないことは科学的にも証明されている。恋しているときに活発になる脳の領域は、男と女でぜんぜん違う。
・・・この本を読んで、それはかなりあるのでは、と思ったのでした。男女の恋愛の脳内ベースは異なるところにあるんじゃないかと思った・・・。
〇自分の欲求や感情が脳内の化学反応であることを理解すれば、それをコントロールすることも可能となる。
・・・利用する価値はあるかもしれないが、自分の感情が科学反応だと思ったら、なんだか悲しい・・・。
だそうです。
あっという間に読了しました。
自分も結婚して長いこと妻と生活していますが、たしかにこの本で例示されていることは男である自分と女である妻とに顕著に見受けられました。
逆に、妻に対してはこういう方法で対処すればひどい目に遭わされたり、ギャフンと言わされたりする機会が減りそうなことがいっぱい書かれていました…σ(^_^;)・・ってことは、今までの私が“なっていない”男であったことが証明されたようなものです。反省。
で、この本を読んでいると、男はいつもセックスのことばかり考えていて、ムードも何もあったものじゃなく、女ごころがわからず、よその若い女やきれいな女にすぐ目が行き、機会あればエッチなことをしようとする・・、しかも自分の欠点は自分でわかっているが、妻から指摘されるとシュンとなり、がっくりしてしまう・・( ̄O ̄;)救いようがないじゃん・・(^^;)・・あちこちから女性のパチパチという拍手の音が聞こえてくる・・(^_^;)
というわけで、なるほどと思ったり、そこまで男を見くびるな、と思ったり、“一喜三憂”の度合いで男にとってはがっくりする本でした(*^_^*)おしまい。
【Now Playing】 My Love / Paul McCartney & Wings ( Rock )
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