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2018/03/26

映画「フェリーニに恋して」を見てきました

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映画『フェリーニに恋して(In Search of Fellini)/2016年・アメリカ 監督:タロン・レクストン 出演:クセニア・ソロ、マリア・ベロ、メアリー・リン・ライスカブ』を見てきました。

主人公のルーシー(クセニア・ソロ)は、母親のクレア(マリア・ベロ)に世の中の悪い物事全てから隔離されるように育てられ、20歳を迎えたのに男の子とキスをしたこともなく、仕事に就いたこともなく、友達をつくったこともない。

母親に突然余命宣告がされたのを察知した主人公ルーシーは大人の階段昇るべく仕事の面接に出掛けるが、結果は最悪。
でも、落胆しているときに手渡されたチラシ「フェリーニ映画祭」にひかれ、その場所(怪しく不思議な劇場)に行き、イタリアの偉大な映画監督・フェデリコ・フェリーニの奇怪で素晴らしい映画にひかれます。


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で、唐突だが、フェリーニに会いにイタリア各地を巡る旅に出ます。

ここからがこの映画の摩訶不思議な世界に突入するのですが、まるでフェリーニの映画そのものの世界に迷い込んだようなファンタジー、悪夢、そしてフェリーニの映画の登場人物にまで出会ってしまいます・・。


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絵描きの美しい青年に偶然出会い、恋をして、ロマンチックなシーンもありますが、怪しくてちょっと現実とは思えないパーティーに連れ込まれたり、乱暴されそうになったり、そんな中で母親の死の足音が聞こえ始め、母の妹ケリー(メアリー・リン・ライスカブ)が必死に面倒を見ている様子と主人公のフェリーニとの出会いの旅が同時進行していきます。
その様子もフラッシュバックするフェリーニの映画シーンと絡んできて、映画の中も、見ているこちらも混沌としてきます。


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ストーリーも、出てくる場面も、あまりにも現実離れしていて、イタリアに向かうところからがそもそも幻想なんじゃないか、などと思い始め、混乱する私。

最後にフェリーニと会うことができるのですが、それはフェリーニが亡くなる前日・・そんなことあるか、と思わせることは、やはり全てが幻想だったのか、などとさらに混乱してしまったのでした。


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映像も、風景・建物も、衣裳もセットも全てが美しく幻想的で、映画ファンを魅了してくれますが、主人公を演じたクセニア・ソロの可愛らしくも美しく、透き通るような透明感あふれる人物像にも魅了されました。
なんて素敵な女性なのでしょう。
実年齢はこの映画の設定よりもたぶん10歳も上らしいのですが、そんなこと全然感じませんでした。

とにかく、ワンシーン、ワンシーン、ガツンとやられる刺激的で幻想的な映画でした。
映画好きの方にはおすすめですよ。


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