【はっPのアナログ探訪_0148: PARALLEL LINES(恋の平行線) / Blondie(ブロンディ) ( LP )】
Facebook でこのアルバムが話題になったので、ラックから取り出してアナログで聞き直してみました。ふだんはCDで聞いているので、このレコード盤の音は新鮮!
やはりアナログの方が格段に良いd(^_^o)
一曲目の「ハンギング・オン・ザ・テレフォン」からぶっ飛ばします(*^_^*)
電話の呼び出し音から一気にカッコいいロックに突入、最高でございます。
「ワン・ウェイ・オア・アナザー」はボーカルのデボラ・ハリーの“ヤクザ”な感じが横溢、演奏もひとつ前のアルバムからはかなり洗練された印象です。
このアルバムからプロデューサーが敏腕“マイク・チャップマン”が担当していて、さすがコアなファンだけでなく、多くのファンを惹きつけるような心憎さがあります。
三曲目の「ピクチャー・ディス」もいい曲(゚ー゚*)。oO
軽い感じで歌い出し、サビではデボラのシャウトに近いものも聞けます。
ドラムの生音に近い感じのフィル・インもカッコいいったらありゃしない。
「フェイド・アウェイ(アンド・レイディエイト)」は、スローな曲でのデボラの歌唱力のたしかさを感じます。
これまでの二枚のアルバムとは異なり、割と当時のアメリカ受けするようにシンセサイザーの“ピコピコ音”的なものも入っているこのアルバムですが、今、アナログで聞くと非常に耳に馴染みます。不思議なものです。
「プリティ・ベイビー」は軽快で、ドラムのスネアとタムの音も最高っ!!(^-^)/☆
ふわふわと風のようにデボラが歌います。
「アイ・ノウ・バット・アイ・ドント・ノウ」は、リズムがやや変則的に感じ、ドラムの腕の見せどころ、そしてバンドとしてのグルーヴ感もよく出ています。
歪んだギターのリフも超カッコイイです(^_^)
B面に入って「11:59」は、アップテンポなイントロからまたまたふわふわとしたブロンディの歌唱が登場。ギターのアコースティックっぽいジャラ~ンという弾き方も心地良い、素敵な曲です。オルガンの間奏も古くて新しい感じがとても良い!
「ウィル・エニシング・ハップン」ドタバタした感じのリフと、歌い込んでいくデボラのボーカル、こいつもメッチャカッコいいナンバーです。
ここまで、どの曲もシングル・カットできそうなものばかり。
で、まだまだいい曲が続くんだよね。
「サンデー・ガール」この曲はシングル・カットされたと思いますが、超ポップな“ヒット間違いなし”な(^^;)文句なしの曲です。狙って打ったヒットみたい(#^.^#)
「ハート・オブ・グラス」は誰もが知っている大ヒット曲!!
この曲を嫌いな人っていないでしょう。マイク・チャップマンが間違いなくねらったシンセの音を際立たせ、ちょっとディスコをふりかけ、デボラの高音のボーカルを生かし、ドラムはドシドシ、ビシバシキメさせる、シングル曲としては100点満点です。
「アイム・ゴナ・ラブ・ユー・トゥー」このアルバムでブロンディが何度もみせる“小刻み”なリズムがこれまた心地良い佳曲です。
ちょっと聴いている人を煽るようなブレイク的な部分も“にくい演出”です。
「ジャスト・ゴー・アウェイ」今度は語りかけるようなデボラの歌にメンバーが応えていくような仕組みが面白い。
アルバム最後の曲にふさわしく、「えっ、もう終わっちゃうの」っていう気持ちが滲み出てくるようなちょっとさびしい感じも曲中にあり、ポップでロックでビビッドで、セクシーな魅力を存分に見せつけてアルバム終了です。
“全曲、いい曲”のナイスなアルバムでした。
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