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2018/04/21

月組・東京公演「カンパニー/BADDY」を見てきた

20180421_company_baddy01

宝塚歌劇・月組東京公演「カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-/BADDY -悪党は月からやって来る-」のミュージカル、ショー二本立てを見てきました。

最初は、石田昌也先生が伊吹有喜先生原作の「カンパニー」をミュージカル・プレイに仕立てたものです。

第一印象は、かつて宙組の大和悠河(やまと・ゆうが)さんがトップの頃にやった「パラダイス・プリンス」を彷彿とさせるな、というものでした。

完全“宛て書き”な感じに見えるトップ・珠城りょう(たまき・りょう)さんの人柄のよさ、真っ直ぐで不器用な様子、でも結局みんなから慕われ、珠城さん中心にこの物語で言えば「カンパニー」が最初はヨロヨロとしていたのに、ぐんぐん突き進んで行く・・そんな様子をコミカルに、そしてときにはグッと感動的に。
最後には幸せ感あふれて、見ているこちらが幸せになる・・みたいな感じ(゚ー゚*)。oO


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愛妻に若くして先立たれ、それでもなんとか会社で頑張っていたが、自らの製薬会社がスポンサーとなっているバレエ団の名目はプロデューサーでの出向は、実は“左遷”だった。
総合プロデューサーなんていって、実は電球取り替えたりの“総合雑用係”だったりして、失意の中から、そのカンパニーと共に素晴らしい作品を作り上げようとしていく様子、まさに珠城さんにピッタリ!

相手娘役の愛希れいか(まなき・れいか)さんは、そのバレエ団でコツコツと努力しているが、生活のためにコンピニで働く娘、そして密かに珠城さんに憧れる・・狙い通りの宝塚的展開です。

美弥るりか(みや・るりか)さんが、外国から凱旋してきた世界的プリンシパルの役をするのですが、こちらはさすがの名演です。ほんとうに世界のプリンシパルに見えてくるし、珠城さんの誠実な様子に心動かされるところの表現もお見事でした。

海乃美月(うみの・みつき)さんもリストラ寸前で出向してきたトレーナー役をジャージ姿で熱演、いつもの巧さでした。この人の“芝居心”は筋金入りです。

そして今回が退団公演となる早乙女わかば(さおとめ・わかば)さんは、トップと同じくらいの場面と台詞を与えられた重要な役どころでした。
こちらも渾身の演技を見せてくれました。巡り合わせでトップにはなれませんでしたが、彼女の美しい娘役としてのたたずまい、演技のうまさは、ここでまたひとつ記憶に残るものになりました。

前半、「カンパニー」はコメディ・タッチのミュージカル・プレイとしては楽しめるもので、宝塚的娯楽作品としては及第点以上のものだったと思いました。

続いて、ショー「BADDY」です。
こちらは・・賛否両論あると思いますが、最終的にはこれは「ナシ」なんじゃないの・・と感じました。

“ハマっている”人には大変な大好評とのことですが、パッディーを追い詰めるグッディーというストーリーは、ショーのワンコーナーで5~6分にしとけばよかったんじゃないかなぁと思いました。

男役の群舞のシーンなどは、月組らしいなかなかのものをお客さんを煽るように見せてくれていて、こういうのをメインに据えておいてのワンコーナー「パッディー」だったらよかったのに・・でも、この私の意見には反対する人も多そうだなぁ・・。

愛希さんが“キレッキレ”のダンスで引っ張ったロケットは、なんだか唸っていて、初めて見るようなちょっと下品な感じのもので(ごめん・・)、あまり感心したものではなかった。

衣裳も“やり過ぎ”感のあるもので、それもやや下品に感じたのです(またまたごめん・・)。瞳花ゆりの(とうか・ゆりの)さんの頭に乗っかってたのはなんだ?!
また、フィナーレで組子が持っていた“シャンシャン”はギャグ漫画みたいなタバコから煙の出ている“張りぼて”だった・・なんじゃそりゃ。

トップが大階段からサングラスで降りてきたときには、ここは浅草演芸場か、虎姫一座かと思いました。

いいシーンもいくつかあったのですが、全体に流れるそのテーマ性にはついに馴染めなかった(ほんとにごめん・・)。

珠城さんがラスト、大階段に現われたときにも、下で待つ組子が演出でドタバタになったりするのも、もうひとつな演出でした。そこまでせんでもいい・・って、正直思いました。

ちょっと今回は歯切れが悪いが、でももう一回見るチャンスがあるので、そのときにもう一度リフレッシュした心持ちで見てみようと思います。
そしたら全然印象が変わって「こりゃいいっ」ってことに・・なるかな・・。
今回は、これにて、また次回同じ月組の感想で!


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