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2018/04/26

「古典落語100席」を読んだ

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『古典落語100席/立川志の輔:選・監修(PHP文庫)』という本を読みました。
簡単にいうと、滑稽噺、人情噺、艶笑噺、怪談など多岐に渡る落語の演目の代表的なものを100話選んで、そのダイジェストと、その噺にまつわる話題などもチョコッと書かれている本です。

その“チョコッ”と書かれているコメントも、寄席での噺家の切り処の異なりや、昔と今の男女の機微の違い、どんな過程を経て内容が変化してきたか、などなど興味深いものがありました。
それに、単にあらすじ的なことばかり書かれていても、飽きてしまうので、まさに“ワサビが効いて”この本の良さを引き出す形になっていました。

100席書かれていた噺ですが、8割くらいは聞いたことのある噺でした。
でもあらためてその内容を振り返ってみると、自分の聞き方に洩れがあったというか、奥行きのない聞き方をしていたかも、と思うこともありました。

それから、噺自体は知っていても、その演目のタイトルを知らず、そんな題目だったのだとあらためて知った噺も多くありました。タイトルを入れ違えて覚えていたものもありました。

私の好きな演目もいくつか紹介されていました。

「居残り佐平次(この本では「居残り」として紹介されている)」
郭で一文無しなのに遊び惚け、勘定が払えず居残る佐平次が、その人柄で皆を魅了して最後にはなんだかわけのわからないうちにお金や着物までもらって郭を出て行く愉快な話。

「六尺棒」
道楽息子と頑固親父の木戸を挟んでの愉快な問答が楽しい。

「文七元結」
駄目な父親だが、一本気で人の困ったところをみると我慢出来なくなる男が、その性格がきっかけとなり、幸運にも身売りした娘と共に一家が幸せになる話。


風流な「青菜」
夏にぴったりの縁側での酒と肴をつかっての粋な言葉遊びの話。

「うまや火事」
仲がいいんだか悪いんだか、ケンカしちゃあ仲直りする夫婦の奥さんがだんなさんをあることで試すドキドキな話。最後のオチが秀逸!

「酢豆腐(関西ではチリトテチン)」
知ったかぶりをする人をからかうことの面白さにお腹を抱えてしまう笑い。

「粗忽の釘」
粗忽中の粗忽な人のギャグ連発の楽しくて短い話。

「らくだ」
こわくて人使いの荒い人と善人で大人しい人が突如として入れ替わる可笑しさ。

などなど、また寄席に行きたくなること請合いの本でした。
落語を聞いたら読んで、読んだら聞いて・・みたいにして使いたい本です。

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