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2018/04/02

阿川弘之さんの「食味風々録(しょくみぶうぶうろく)」を読んだ

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『食味風々録(しょくみぶうぶうろく)/阿川弘之著(中公文庫)』という本を読みました。

いやもうたいへんだわ。
こんな食べ物にうるさいオヤジが家にいたんだから阿川佐和子さんは小さい頃から苦労したり、ぶつぶつ言われたり、無理やり色んなことを教え込まれたんだろうな・・と思いました。
この親の言い分をいつも子供という否応なしの境遇で聞いてきたのだ、人の話を聞くのもうまくなるし、インタビューの達人になるはずです(^_^;)

という冗談半分の話はさておいて、これだけの「食」の本を書けるのは日本広しと言えども、この阿川弘之さんはじめ、たぶんほんの数名なんじゃないかと思いました。
私には深すぎて、マニアック過ぎて、こだわり過ぎで、手に負えない感じでした。

私のような「食」の入り口にも達していない者でもちょっと面白かったのは、「サンドイッチ」の話。

アメリカではサンドイッチの概念が違うらしいという阿川さんのご意見には私も賛同した。
あのサブウェイみたいなのがアメリカ感覚みたいだけど、私には食パンの耳を落としたやつにバターやマスタードを塗り、そこにハムをはさんだみたいな・・そんなのがサンドイッチです。阿川さんも同じ。

阿川さん、英国のハロッズ百貨店でサンドイッチを買い求めると・・「日本と同じだ」と驚くが、きっと当時の日本が取り入れていた“欧米もの”の基本は英国だったのだろうと気付く。

ロンドン郊外の古城を改造したホテルでサンドイッチをたのんだら、やはり日本と同じものが出たという。

1990年代初期の駐英大使の著書「英国診断」によると、英王室主催の園遊会に美味しいサンドイッチが出たのだそうです。
エリザベス女王らと歓談しながらつまむ宮廷サンドイッチで格別珍重されるのが“キュウリのサンドイッチ”?!なんですって。

キュウリは古来、値段の張る高級野菜で、庶民の手に入り難い貴重品だったらしいのです。
なので、色々なサンドイッチが並んでいても、バターを充分塗ってあるキューカンバー・サンドイッチがまず選ばれるd(^_^o)・・私も今まで“ぞんざい”に扱っていたキュウリ・サンドに今後は敬意を表したいと思います…σ(^_^;)

てなわけで、サンドイッチひとつでも話題満載の面白い「食」の本でした。
ブックオフで格安で買ったけど、価値あるものでした。


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