【はっPのアナログ探訪_0149: ELOQUENCE / STAN GETZ ( LP )】
今回のアナログ探訪は、ジャズのアルバムです。スタン・ゲッツのレコードなのですが、ゲッツのテナーはもちろん、メンバーも錚錚たる顔ぶれで、ライオネル・ハンプトンのバイブラホン、シェリー・マンのドラム、ハーブ・エリスのギター、レイ・ブラウンのベース、オスカー・ピーターソンのピアノの他、同じ楽器でもいろいろな人がクレジットされています。
ようするにいくつかの時期の録音を集めて、当時においてリマスターしているもののようです。そのようなことがジャケット裏面に書かれています。英語なので、よくわかりませんが…σ(^_^;)
1954年~1958年にかけての録音と書かれていて、1954年録音の「I Hadn't Anyone 'Til You」については、オリジナル録音はSP盤で78回転だったのだ、なんて書いてあります。
ここで驚くのは、その1954年のSP盤の録音だったものについても、その他の曲についても、非常に録音が良いのです。
ギター、ベースの音、管楽器の音、楽器それぞれの音が実に生き生きと録音されています。
なんていうんだろう、当時はたぶん各楽器に“オンマイク”で録るようなことはしていないと思います。マイクの本数も限られ、だからマイクの配置はきっと絶妙なところに見事にセッティングされていたに違いありません。
ハートに直に感じる音楽的なものについては、現在の録音など足もとにも及ばないんじゃないかと感じました。
チェロキーなどの名曲を、スタン・ゲッツを中心に名だたるミュージシャンが自信たっぷりに演奏する、いいレコードです。
これを買ったときには、まだジャズの聞き始めで、スタン・ゲッツについても、ジャズ関連の雑誌などで名前だけ見たことがある、だから買っちゃった!みたいな状態でしたが、その後ジャズのレコード、CDをたくさん聞くようになった今になって聞いてみると、いいアルバムです。
ものすごく古いものを中古で買ったのですが、いい買物だったんだな(#^.^#)って、うれしくなっちゃいます。
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