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2018/05/02

『コーヒーの鬼がゆく 吉祥寺「もか」遺聞』を読んだ

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『コーヒーの鬼がゆく 吉祥寺「もか」遺聞/嶋中労著(中公文庫)』を読みました。
これは以前このブログでご紹介した同じ嶋中さんの著書「コーヒーに憑かれた男たち」の続編とも言うべき本、コーヒーについて、そしてコーヒーにそれこそ命を懸けた男のことを書いた本でした。

自家焙煎コーヒーの世界の御三家が「コーヒーに憑かれた男たち」に登場していましたが(銀座 カフェ・ド・ランブル 関口一郎、南千住 カフェ・バッハ 田口護、吉祥寺 もか 標交紀)、この本ではタイトルのとおり、吉祥寺の「もか」標交紀(しめぎ・ゆきとし)の焙煎コーヒーに人生の全てを燃焼させた一部始終が書かれていました。

学生時代は映画にたずさわりたいという夢もあった標氏、生活のためにコーヒー屋をやって一時をしのごうなんてことでコーヒーに関わりを持ち、やがて売れるためには・・と思案の挙げ句、「自家焙煎」という方策に出ます。

最初はそれこそ納品されて既に焙煎されたものを、さらにフライパンで煎る、みたいなところから始まるのですが、そこからコーヒーの“底なし”な世界に魅了され、むしろ“底なし地獄”のようなところにはまってしまうのです。
それについていった奥さんの苦労の数々も書かれていましたが、まさに夫婦二人三脚、地獄の果てまで二人でコーヒーの世界を極めようと突き進む物語・・読んでいるだけで過酷なものでした。

不器用で客扱いも下手、しかも自分が「これだ」というコーヒーを客が残したりすると大きなショックを受け、精神的に大きなダメージを受けてしまう一本気・・というか、あまりにも人生の荒波をまっすぐに泳ぎすぎる標氏。

師となる襟立氏との出会いや、手廻し焙煎から始めた挑戦、コーヒー豆の現状の問題、何度にも渡る世界各国へのコーヒー行脚等々、コーヒーのように中身の“濃ぉ~い”(^_^;)コーヒー話の数々、食い入るように読みました。

今までこんなにコーヒーのことを知ったことはありません。また、それに関わる人達の情熱についても。

“熱い”本でした。


【Now Playing】 Like Someone In Love / Duke Pearson ( Jazz )

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