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2018/06/20

月組・赤坂ACTシアター公演「雨に唄えば」を観劇

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宝塚歌劇・月組赤坂ACTシアター公演『SINGIN' IN THE RAIN 雨に唄えば(ミュージカル)』を観劇しましたので感想を。

主演ドン・ロックウッド役は、月組トップスターの珠城りょう(たまき・りょう)さん。そして相手娘役にあたるキャシー・セルダンは若手の美園さくら(みその・さくら)さんが演じ、さらに主役級のコズモ・ブラウン役は美弥るりか(みや・るりか)さん。

そして特筆すべきは、“みんなの困ったちゃん”的役割、リナ・ラモントを本来男役の輝月ゆうま(きづき・ゆうま)さんが演じ、見た目は美人、声は面白すぎ(#^.^#)、歌は音痴、という、しかもストーリー全体に笑いと雰囲気を振りまく「超難役」を実に見事にこなされていました。
最後の最後まで、笑いと明るさをこのミュージカル全体に渡って振りまいていました。
間違いなく今回の【MVP】です。

主演珠城さんは、まるでこのミュージカルが“あて書き”されたかのように“ぴったり”“しっくり”とドン・ロックウッドにはまり、歌にダンスに、お芝居に、まさに「水」をえた魚のように生き生きと演じられていました。
特に一幕終了直前、舞台上は本物の“土砂降り”となり(びっくりしました( ̄O ̄;))、珠城さん、ずぶ濡れで大熱演、観客も息を呑みました。すごかった。

珠城さんと丁々発止で物語りを進める美弥さんも、いつもながら歌もダンスもお芝居も群を抜く素晴らしさ!
完全にコズモ・ブラウンになりきっていました。もう、このかっこよくて、お茶目な感じは誰も真似できませんd(^_^o)

そしてチラシ等には大きくクレジットされていませんでしたが、珠城さんの相手娘役となっていた若手の美園さくらさん。
歌はもちろんお見事!そしてトップ珠城さんを相手に回し、お転婆な部分を見せたかと思うと、小さなハートをキュンとさせる乙女にもなり、芝居もうまいっ!!

ゼルダ・サンダースを演じた叶羽時(かのは・とき)さんは、歌もうまく、華やかさも同時に持ち合わせている。

ロスコー・デクスター(監督)を演じた蓮つかさ(れん・つかさ)さんは、すっかりコメディエンヌを身につけ、爆笑の連発銃を放ち、その美しいお顔立ちからかけ離れた存在感に感心しました。

珠城さんと美弥さんにトーキー時代となり、発声方法の先生としてアドリブでコーチしたのは、今回本役休演のため代役だったのですが、朝陽つばさ(あさひ・つばさ)さんが演じ、本人も冷や汗かきつつ、熱演。
珠城さんと美弥さんにいじられながらの楽しいコーナーになっていました。

いつの間にか月組は層が厚くなりましたねヽ(=´▽`=)ノ

洗練され、音楽も素晴らしく、舞台装置も抜群、演じる月組の組子たちも万全な感じ、満点の公演でした。月組、ありがとう!(゚ー゚*)。oO

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