望月定子美術館に行って来た
千葉県の山武郡九十九里町片貝にある「望月定子美術館」に行って来ました。
九十九里に生まれ育った定子さん、62歳から油彩画を始めて86歳になるまで描き続けた女性なのだそうで、つい先日、中学時代の担任の美術の先生から教わりました。
幾度かの大病もあったようなのですが、絵を描くことによってほかの事は、忘れてしまう、無になれる・・と言って描き続けていたのだそうです。
その話を聞いて、行ってみたくなり、一人で出掛けました。
今年、2018年は定子さんの生誕100周年とのこと。記念展と銘打たれていました。
望月定子さんお一人の美術館とのことで、小さなところなのかな、と思っていたら意外と大きくて立派な建物でした。
私に、美術的知識があるわけではありませんが、全体的に見て、とても“力強い”っていうのが第一印象でした。
それに、自分が感じたものに対する集中力は、ただものではない感じでした。
ぐわっと、エネルギーを傾けて描き上げた印象です。
展示は二階まであって、点数もかなりのもの。
館内の写真は撮れませんので、買い求めたポストカードの写真をアップしておきます。
定子さんが描き始めた60歳代の作品は骨太で力強く、キャンバスに“ぶつけている”感じでした。
70歳代の作品を見ると、私の感覚ですが、さわやかなテイストが加味されたようで、しかも繊細な感じも入ってきます。
何か心の中に静かな時間がやってきた時期なのかな・・なんて思いました。
そして80歳代になると、原形もとどめぬような豪快、豪胆なタッチになり、60歳代の勢いを追い越してしまうように感じました。
絵の具は盛って盛られて(^_^;)厚さ5センチみたいになっている作品もありました。
でも、それがまた魅力的なのです。花を描いたりしていましたが、まさに“魂”の作品。
行ってよかったと思いました。館の方ともお話して、いい時間を過ごせました。
また機会をみて別の作品にもふれてみたいと思った望月定子さんの美術館でした。
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