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2018/10/01

Paul McCartney の新しいアルバムを聞いた

20180930_egypt_station001

来日も決定したポール・マッカートニーのニュー・アルバム「EGYPT STATION(エジプト・ステーション)」を少し遅れましたが入手して、早速聞いてみました。

76歳にして、初登場全米1位だそうです。実にめでたい!!(#^.^#)
その年齢でロック・ミュージシャンとして、ソング・ライターとして、そして大スターとして活躍しているだけで、ビートルズ時代から知っている人には奇跡としか言いようがないと思います。

誰かが以前言っていたけど、「歴史上の偉人が現役で私達の目の前に現われ、演奏してくれたり、新譜を出してくれたりする、そのことだけでこの時代に生きていてよかったと思う」と。
まったくの同感です。今自分がこの時代に存在してリアルタイムでポール・マッカートニーの音楽を感じることができる幸せを噛み締めようと、いつも思っているのです。

モーツァルトやベートーヴェンの時代にタイムスリップして、そのときの空気を感じることができたらどんなだろう・・なんて思う人もいるかもしれませんが、音楽の種類がロック・ミュージックだというだけで、そのことと何ら変わらないことだと、私は思って感謝しているのです。

以前と比べ、声が出ていない、だとか、コンサートであの曲をやってくれればいいのに、だとかいろいろ言う人がいますが、あんたもうポールは“後期高齢者”だよ、今までいっぱい曲を作り、アルバムを出し、コンサート・ツアーにも出掛けてくれた。
それでもまだ頑張っているんだよ、元気な姿で歌い、新作を出してくれるんだから、「よかった、よかった」と素直に喜んだ方が健康のためにいいよ、ファンなんでしょ!


20180930_egypt_station002

というわけで、ざっとアルバムを通して聞いてみましたが、サージェント・ペパーズみたいなオープニングでいきなりファン心をくすぐってくれたあとも、ポールの前向きな意欲を強く感じるアルバムでした。

ツアーで酷使している喉なので、近年のポールの声質も変わってきましたが、それをハンデに感じさせないうまい曲づくりをしていると思うし、サウンドも前作「 New 」あたりからの流れを感じるもので、より輪郭がはっきりしたものになっていたように感じました。
ドラムの音も、特に私好みの音ではありませんが、でも低音の強調の仕方や、スネアの音、残響音なども迫力があって“いい感じ”ですd(^_^o)

とにかくポールは立ち止まることなく、前に進んでいると思いました。
味わい深く感じる曲もいくつもあるし、ギター、ベース、ドラム以外の楽器も、何の違和感もなく、自然な感じで曲に組み込まれ、それぞれの曲の世界に入り込めました。

いいアルバムだと思いました。
また、何度か聞いて発見することがありましたらこのブログに書きますね。
ポール、1位おめでとうっ!!

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