斎藤孝さんの「大人の対応力」を読んだ
『大人の対応力/斎藤孝著(ワニブックス)』という本を読みました。
この本は、最初に本屋さんでチラ見したときに、もう驚いてしまったのですが、まさに現代の、現在の日本で起こっている事象に対して、どう大人は対応するのか、即読み、即実行出来るような事例がわんさと載っているのでした。
その事象というのは・・特にここで書かれていたのは仕事の場でのことにほとんど特化されていましたが・・。
嫌味を言ってくる
急にスケジュールを変更してくる
一方的に怒りをぶつけてきた
帰りたいのに、飲みに誘われる
業務連絡への返事が来ない
愚痴を聞かされる
打ち合わせが長引く
部下から強めに反論された
上司がミスを自分のせいにした
結婚しないのかと聞かれる
妊活問題に首を突っ込んでくる
・・ちょっと挙げただけでもこんなです。
で、それぞれに今いちばん難しいというか、センシティブというか、部下や女性に対する対応については、事細かに、問題に発展しないように、実に丁寧にその実際の方法について書かれていました。
これは現在の大人社会で生き抜いていくには“必須”の項目であり、作法であるな、と思いましたよ。
また、部下だけでなく、自分のミスではないのに、勘違いをして怒る上司への対応についても書かれていました。目下の者に対する扱い方だけでなく、社会人として生き残るためには、上司への対応も、これまた大変っ!ていうのが現在の大人な社会です。
上司へは、ぜったいに反論せず、タイミングを見計らっての、言い訳でない説明をするということが書かれていましたが、その方法も実にきめ細かくて、ここで書いてしまうと斎藤さんへの営業妨害になってしまうので書きませんが、私には今まで一度も出来なかった“ミラクル”な対応が書かれていました。
というわけで、この全方位注意しつつ生きていかねばならぬ世の中、この本も参考に、“しずしず”と、でもって“アクティブ”に生きていこうじゃないの!と、自分を鼓舞したのでした。
【Now Playing】 Dance Cadaverous / Wayne Shorter ( Jazz )
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