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2018/11/30

佐々淳行さんの「後藤田正晴と十二人の総理たち」を読みました。

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『後藤田正晴と十二人の総理たち -もう鳴らない“ゴット・フォン”-/佐々淳行(文春文庫)』を読みました。

この文庫本には新たに帯が巻かれ、『追悼 佐々淳行 ミスター「危機管理」』と記されています。
亡くなった後藤田さんとの様々な仕事、思い出などを綴ったこの本の著者、佐々淳行(さっさ・あつゆき)さんも亡くなってしまいました。
テレビなどでもよくお見かけしました。歯に衣着せぬズバッとした物言いには、テレビでここまで言って大丈夫?などとも思いましたが、この本を読んで、幾多の修羅場を乗り越えてきた佐々さんだからこそなのだと感じました。
それほど佐々さんが後藤田さんからの“理不尽”?とも言える指令に全てをかけて応える姿は“壮絶”と言ってもよいものでした。

この本でも書かれているように、国家地方警察本部、警視庁(この間、東大安田講堂事件、連合赤軍あさま山荘事件において危機管理に携わる)、三重県警、防衛庁官房長、防衛施設庁長官、初代内閣安全保障室長を務め、昭和天皇大喪の礼警備にも携わり、まさに危機管理の最前線にいた人であったのです。

退官後には天下りせずに、“浪人”としてシンクタンクを創設しつつ、政府が他国と暗礁に乗り上げてしまった案件について、後藤田正晴さんからの電話“ゴット・フォン”を受け、厳しい言葉での指令・命令にもかかわらず、自費でアメリカに飛び、ワシントン(ホワイトハウスなど)でアメリカ政府の要人と談判して「落としどころ」を探り出して、見事解決策を日本に持ち帰るところなどは手に汗握るものでしたが、佐々さんの文章表現はとても“きびきび”として気っぷがよく、「読ませる」文章で、ドキュメンタリーとしても息詰まる素晴らしさがありました。
読物としても圧巻と呼べるものでした。

後藤田さんの怖いんだか、優しいんだか、厳しいんたが、愛あふれているのか、・・全部かも・・、佐々さんに対する働きかけは、それはそれは見事なものだと思いました。

後藤田さんと関わった十二人の総理達と、後藤田さんの指令で様々な進言をするくだりもリアルで、そのときの総理の態度や発言も、今読ませてもらうと、とても興味深いものがありました。
「あのとき、こんなことが官邸で話されていたのだ」と、胸に迫ってくるのです。

後藤田さんの国の危機管理に対する思いや、人柄、そしてそれを叱られながらうれしそうに拝受し、行動に移す佐々さんの様子が描かれているこの本、460頁もありましたが、ぐいぐい読み進める良い本でしたd(^_^o)

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