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2018/12/17

『河童が覗いた「仕事場」』を読んだ?見た!d(^_^o)

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『河童が覗いた「仕事場」/妹尾河童著・絵(文春文庫)』を読みました。
天井から見た形で、今回取材した方々の仕事場の絵も掲載されているので、「見た」とも言えます。1997年の本です。

とにかく細密で、測ったような・・(実際にメジャーを持って行って測っている)・・それぞれの各界で有名な方々の仕事場の絵が有無を言わせぬ圧倒的な様子で描かれています。

坂東玉三郎さんの楽屋、冨田勲さんのスタジオ、辻村ジュサブローさんの人形工房、玉村豊さん宅の台所、立花隆さんの書斎、野坂昭如さんの書斎など、さらにもっともっと様々な方、世界で、各界で活躍されている方々の仕事場の様子が描かれ、しかもこの本では河童さんが訪ねた相手方からの文も添えられています。
そこには河童さんの訪問を受けた方々から、「事前にかなり勉強してきているぞ」と、驚かれている様子が書かれていました。
細密なのは絵だけではないのです。河童さんの仕事そのものについてもです。
河童さんが思うところのそれぞれの訪問先の方々の仕事、世界についての鋭い意見も書かれていました。そこがまたすごい。

取材時間もかなり長い様子がうかがわれ、河童さんが時間をかけて説得し、取材の了承を得たからにはとことんやる、ということがよくわかりました。

河童さんと親しい人からの文に書かれていたのですが、河童さんから深夜に電話が掛かってくると、とても長い電話になることを覚悟しなければならない・・ということも書かれていて、もう夢中になると話が止らない方なのですね。

絵と文で構成されたこの本を読んでいると、取材相手の仕事が進められていく様子、その仕事場の環境がひしひしと伝わってくると共に、河童さんの息づかいまで感じてくるのでした。
突っ込んで突っ込んでいく河童さんの取材の息詰まるような雰囲気が本から滲み出している、そんな感じです。

古い本で、ここに出てきた訪問先の方々は、今、このブログを書いている時点で、既に亡くなられている方も何人もいらっしゃいますが、その方々を思い出し、またあらためてお元気だった頃に思いを馳せたのでした。

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