フォト

わたしのいきつけ

無料ブログはココログ

« 2018年11月 | トップページ | 2019年1月 »

2018/12/31

今年もいろいろありました。

20181231_kujukuri001

今年も様々なことがありました。
いちばんは家族の中で大きなことがあったのですが、なんとか乗り越えようとしています。
まだまだ家族内の問題は、来年も辛抱のしどころな感があるのですが、きょうもそれに役立ちそうな本を二冊ほど買ってきました。

本というものは、直接役立つものではなく、何か自分に少しずつ取り入れたものが、じわっとあるときに漢方薬的に効いてくるものです。
だからここでもご紹介しているようにけっこう私は本を読みます。それは来年も続けて行こうと思います。

今年はまた、あらたに知り合った方もいました。
その方のイベントに出掛けて行って、またひとつ何か人として勉強することもありました。

ここ数年で知り合った方も、よい感じでおつき合いできました。
何年かぶりで出会って、また感動をあらたにした方もいました。

そして、このブログに度々登場する私の中学時代の担任の先生とは長~いつき合いになり、今年も何度も何度も個展に足を運び、また、ジャズのイベントにもお誘いいただいて、大きな刺激を受けるライブも見せていただくことができました。
何年経っても先生の域には追いつくことができませんが、楽しく来年もついて行こうと思います(゚ー゚*)。oO

映画、本、音楽、宝塚の舞台にも親しみ、それらをこのブログに記していくことは、もう自分のライフワークのようなものになりつつあります。
それから友と飲むお酒も人生の潤いのひとつになっています。

来年がどういう年になるか、想像もつかないというのが今の気持ちですが、今年同様、力を尽くして生きて行きます。

このブログをご覧いただいている皆さん、いつもありがとうございます。
ブログへのアクセス数は113万アクセスを超えました。
今までどおり、“手抜きなく”書いていきますので、どうか来年もよろしくお願いします。

皆さんにとって新しい年が良い年でありますように。

ホワイト・アルバム50周年記念盤、「イーシャー・デモ」と「セッションズ1~3」を聴いてみた。【1/4】

20181230_esher_demo001

すでにこのブログで上記、記念アルバムの本編の方、オリジナルのホワイト・アルバムのリミックス盤2枚について一気聴きをした状況をご報告いたしましたが、次は「イーシャー・デモ」と「セッションズ1~3」の4枚を聴いてみます。


◇CD 3: イーシャー・デモ

まずはイーシャー・デモ。インドで瞑想修行に参加してきたメンバー達が、長いインドでの滞在期間にたくさん曲を作り(持って行ったのはアコースティック・ギターくらいだったと思うので、ありあまる時間は結局、曲作りに費やされたのだと想像します)、英国に帰ってから、メンバーのジョージ・ハリスン宅に集まり、やがてレコーディングされる「ホワイトアルバム」の曲のほとんどをアコースティック・ギターで演奏しつつデモ録音をしました。それがこの「イーシャー・デモ」です。

そんな幻のような時間を、正規盤で聞くことができる時代になったんですねぇ(゚ー゚*)。oO
考えられないよ、私のようなビートルズ後追い第一世代にとっては。
さっそく「イーシャー・デモ」からいってみます。


1. バック・イン・ザ・U.S.S.R.

ポールのボーカルがダブルトラックになっている。
まだオリジナルのような激しいロックなドライブ感はなく、軽快なロックンロールをメンバー皆に披露している感じ。

でも、インドにいる間にたぶん曲全体の雰囲気はつかんでいて、完成形が頭の中に既にある感じがします。それを想像してポールは楽しんでいるように思います。


2. ディア・プルーデンス

ジョンのギターはとても丁寧な弾き方。
そしてオリジナルよりも、より囁くような曲の雰囲気がなかなかのもの。
ちょっと幻想的にさえ感じる。
ラストのギターのちょっと激しいカッティングを伴う展開は、オリジナルに比べても魅力的です。素敵な曲になっている。最後の最後にジョンの“語りが”あるのもいい。


3. グラス・オニオン

アンソロジーでも聞いたことのあるパターンのアコースティック・バージョンが入っている。
ジョンがブレイクの時にわけのわからない呪文のような言葉をいうのも同じだ。
途中からスローになったりもしている。
かなりデモ的な感じが強い。


4. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ

明るく軽快な感じでポールもリラックスして歌っている。
まだ南米的なリズムが顕著になっていない。
マラカスのような音が聞こえるが、これがヒントになって、やがてカリプソ風に変化していったのかも。
エンディングもにぎやかでいい!


5. コンティニューイング・ストーリー・オブ・バンガロウ・ビル

ジョンのボーカルがダブルトラックになっている。
物語を語るかのような曲調はすでにオリジナルのような形になっている。
動物の鳴き声を模した声も入れていて、いろいろアイデアがあったのだな、とわかる。


6. ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス

ジョージのアコースティック・ギターの音が“パキパキ”いってる。
粒だったピッキングがまず耳に入ってきた。
テンポはアンソロジーのアコースティック・バージョンよりも早め。
これもジョージのボーカルはダブルトラック。
曲としては、すべてのパーツのメロディは出来上がっている。
歌いっぷりからも、ジョージの自信がうかがえるような気がする。


7. ハピネス・イズ・ウォーム・ガン

アンソロジーで聞いたことのあるアコースティック・バージョン。
ヨー・オノという歌詞が入っているのもアンソロジー・バージョンと同様。
タイミングがちょっとずれたジョンのダブルトラック・ボーカルが、偶然かもしれないが、効果的。


8. アイム・ソー・タイアード

ジョンのボーカルは裏声を使って高い感じで歌われている。
曲の構成はオリジナルどおりにすでに出来上がっている。
このイーシャー・デモには、ドラムが入っていないが、オリジナルで印象的なドラムが入る部分について、すでに何か声のようなものが聞こえて、「こうしたらいい」っていうのが見えているようだ。
これにもジョンの語りが途中で入っている。オリジナルには入らなかったが、ジョンはインドでの瞑想中にいろいろと語っている部分も作っていたのだろう。


9. ブラックバード

この曲の特徴であるポールのギターのつま弾きは、ほぼオリジナルと同じように出来上がっている。
かなりインドでも作り込んでいたのだろうと思う。
オリジナルよりもギターの一音一音がやわらかく、しかもよく聞き取れるのがファンとしてはうれしい。
エンディングのギターもカッコイイ。


10. ピッギーズ

オリジナルはバンドメンバー以外の楽器がふんだんに入っているが、このギターのみのバージョンは新鮮。
口笛も入り、オーケストラの演奏はこんな風にしたら・・みたいなジョージの考えも見えてきている。


11. ロッキー・ラックーン

カントリー・ウエスタンな感じを最初からねらっていたのがわかる。
ちょっと映画の挿入歌のような哀愁まで漂っている。
まだ物語的な感じでの歌唱までにはいたっていないが、ここからどんどん発想を膨らませていったのかと思い、ポールの想像力に感心する。


12. ジュリア

これもジョンのダブルトラック・ボーカルが効果満点になっている。
オリジナルにかなり近い形で、このデモ段階でも作り込まれている。
ジョンのギターのつま弾きも、ポールとは異なる特徴があり、あらためて素晴らしいと感じた。


13. ヤー・ブルース

アコースティック・ギターのみの演奏は、とても“ブルージー”。
当時のローリング・ストーンズが演奏したら、けっこういい感じのブルース曲に仕上がったかもしれないと思った。
ボンゴか何かで叩かれているリズムもこの曲調に馴染んでいる。


14. マザー・ネイチャーズ・サン

これもすでにオリジナルにほぼ近い形で、この時点で完成されている。
ポールの自身でつけているコーラスも、早くもとてもいい感じ。


15. エヴリボディーズ・ゴット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー

オリジナルとはかなり異なる曲調。
アジテーションが前面に出ているかのような煽るダブルボーカルが印象的。
メロディよりも激しいギターでの曲調と、扇動的なものを強く出していて、初めて聞くバージョンだが、驚きが大きかった。


16. セクシー・セディ

感情的な部分を奥に秘めたような感じで歌い、ギターを弾くジョン。
オリジナルのような強いギター演奏などの予感はまだ無い。
この段階ではまだ模索しているように感じた。


17. レボリューション1

妙に軽い感じでのギターと、ジョンのボーカル。
割と軽い手拍子なども入り、後のヘヴィーな曲調からはほど遠く、その後の変貌を思うと、ビートルズの曲に対する取り組み方は、かなり突っ込んでやっていたのだろうと想像できた。


18. ハニー・パイ

この曲もポールはすでにかなり自身で作り込んできている印象。
サビの部分の歌い方もすでに決まっている。
ラフスケッチ的な録音だが、ポールの頭の中ではいろいろなバッキングが鳴っているようだ。


19. クライ・ベイビー・クライ

メロディーなどは、ほとんど出来上がっている感じ。
全体的なサウンドや曲構成を探しつつジョンが歌っている感じ。


20. サワー・ミルク・シー

曲の存在は聞いたことがあるが、初めて聞く曲。
ジョージはかなり力を入れてギターを弾き、歌っているが、どの部分が“きも”なのか一聴しただけでは私にはわかりませんでした。
「何言ってんだ!この曲の良さがわからんのか!」って言われそうだけど、ちょっといろいろと入っている要素が多く、まとまりがないと感じてしまいました。
アメリカンなサイケデリックっぽく聞こえたんだけど。


21. ジャンク

ポールのソロでも、アンソロジーでも聞いたおなじみの曲。
とうとうこの曲は完成しなかった・・と、私は思います。
とてもよい曲なのだけれど、野ざらしにされ、輪郭だけが残っている曲という印象です。


22. チャイルド・オブ・ネイチャー

これは・・のちにジョンのソロアルバムで聞くことになる「ジェラス・ガイ」ですね。
アルバム「イマジン」に入っている「ジェラス・ガイ」での歌詞がついて初めて説得力を持った感じです。
かなりメロディのいい曲なのに、ホワイト・アルバムに入れなかったのは、結果として良かったのかもしれないけど、ジョンもよく納得したな、と思いました。


23. サークルズ

なんか、宗教的なものを感じる曲(曲調自体も演奏も)だ。
オルガンもいっそうそんな感じを強調している。
どういう意図でつくられたものかわかりませんが、とてもアルバムに入るような曲ではないことはたしかな印象。


24. ミーン・ミスター・マスタード

アンソロジーや、今まで聞いて来た“ないしょ盤”でもよく聞いてきたパターンのデモ。
今回の記念盤では、あまり聞くべきところはなかった。


25. ポリシーン・パン

これも全曲同様な感じ。
まだどう料理してやろうか、決まっていない感じ。
アビー・ロードに入っていた完成版とは全く印象が異なる。


26. ノット・ギルティ

アンソロジーや、“ないしょ盤”では、ファンにお馴染みの曲。
これをいい曲だという人もいるけど、私には“今ひとつ”な感じです。
ちょっと“しつこい”感じがしませんか?(^_^;)


27. ホワッツ・ザ・ニュー・メリー・ジェーン

これもアンソロジーで聞いたことのある人もいると思います。
これまたいい曲だっていう人がいることと存じます。
でも・・これも混沌として“面倒くさい”曲という印象です。申し訳ない。
考え過ぎというか、楽屋オチというか、やり過ぎというか、そんな感じなんですよ、ごめんなさい。

2018/12/30

映画「アンダー・ザ・シルバー・レイク」を見てきた

20181229_utsl001

映画『アンダー・ザ・シルバー・レイク(UNDER THE SILVER LAKE)/2018年 アメリカ 監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル 出演:アンドリュー・ガーフィールド、ライリー・キーオ』を見てきました。

主人公の青年が出会い、恋に落ちた翌日にその相手の美女が失踪。
青年は家賃も払えなくて数日後には出て行けと言われている“オタク”な感じ。

青年が住んでいる街はかつてシルバー・レイクと呼ばれ、青年が様々な方法で調べ、解読していくと次々と謎が出てくる。
都市伝説を調べたり、暗号解読したり、サブリミナルの知識なども生かしてその謎に迫っていくが、もうその辺で興味を無くしました。

意味のわからぬ組織からのアプローチや、妙なパーティー、主人公の目の前に現われるのはなんだか“ヤバい”人間ばかり。

休みもせずに起こるアクシデント、エピソードも無用に心をざわざわさせ、私は疲れました。


20181229_utsl002

「ネオノワール・サスペンス」って言うんですって・・・!

「悪夢版 ラ・ラ・ランドだっ!」・・・そうでもない・・・。

「ハンパなくブッ飛んだ野心作」・・・飛びすぎだよ、もうけっこう・・・。

「ヘンテコで深遠な、愛すべきカルト映画」・・・ヘンテコ過ぎだよ、カルトもういいや・・・。

っていう作品でした、私にとっては。

2018/12/29

「化け物使い」は落語の世界だけではない

20181229_danshi001

このあいだ USEN放送で落語を聞いていたら、談志の「化け物使い」をやっていて、この話は、とあるご隠居の人使いが荒く、雇われる使用人が三日ともたずやめていく、でも我慢して勤め上げた使用人が一人いた。

ご隠居は安い屋敷を見つけ、そこへ転居することにしたが、安いには理由があり、化け物が夜な夜な出るという。

それをきっかけに文句も言わず勤め上げていた使用人は辞めていく。
あなたみたいに人使いが荒いと私以外には誰も勤まらないと、さんざん嫌味をご隠居に言いつつ・・。

でもね、ご隠居はまったく反省も懲りもせず、次の使用人を見つけようとする。
そんな中、家移りした化け物が出る家で迎えた夜に・・一つ目小僧がでてくる。
ご隠居は驚きもせず一つ目小僧に次から次へと用を言いつけ、次の晩には、のっぺらぼう、その次の日には大入道が現われるが、皆仕事を次から次へと言いつけられ、消え去ってしまう。

最後に狸が現われ、自分が全部化けていたのだという。
そしてまた用事を言いつけられると・・・「おひまをいただきたい」と言う(^_^;)

こんなことが現実にもあるよなぁ、と思った。

私の10年以上前の上司は、私を呼びつけると、私の通常業務以外に自分がつい最近知った様々な世間のトレンド的な事柄や、事業、ネットワーク関係の新技術などなど、次から次へとレポートを作って報告しろと言いつけました。
通常、それらを調べて考えをまとめ、報告するには一~二週間はかかるが、それを一日で作れと言い、取りかかった直後にまた別のことを思いつき、それについて同様のことを言い出す・・。

日にそれが三度も四度もあるので、もう地獄のような忙しさになる。
どんどん宿題が雪だるま式に増えた上に、本来の自分の仕事は滞る・・( ̄O ̄;)

「あれはまだか?」などと覚えているので油断もならない。

挙げ句に、宿題をやっている最中に次の宿題を被せられるのを避けるため、年休を取って自宅で宿題をやることになったのでした・・もう苦肉の策です。
日に何度も出される宿題は業務終了後、帰宅してから深夜まで、さらにもちろん土日は宿題をやり続け、自分の生活は無くなりましたよ。

まさに談志が演っていた“化け物使い”そのままに、考えられないほどの矢継ぎ早で次から次へと仕事を言いつける。
今だったら、何か返答できたかも、と思いますが、後の祭りです。

自分が“化け物使い”になっていませんか?!
自分が“化け物使い”に使われていませんか?!

談志の落語を聞いていて思ったこと、書いてみました。


【Now Playing】 酔いどれかぐや姫 / 南高節とかぐや姫 ( フォークソング )

2018/12/25

The Beatles (White Album)記念盤、早速試聴。前日に続いて「2018ミックス」後編!

20181225_the_beatles001

前日に続きまして、ビートルズのホワイト・アルバム記念盤、レコードのC面D面にあたる部分について聞いてみました。

Birthday

リズムがくっきりとして、雑音もなし。
ギター、ベース、ドラムの音も見事な分離具合です。
だから、逆にオリジナル・ミックスのざわざわと騒々しい感じは減少気味。
別のテイクに感じるくらいの違いを感じました。


Yer Blues

ジョンが遠くで歌っていて、こちらに呼びかけているような遠近感になりました。
ポールのベースは、オリジナルよりもやや引っ込み加減。オリジナルの“曲を引っ張って行く”ような感じは少しおとなしめです。
ギターの音もやや控えめな角のない音に感じます。
ジョージのギターと思われる間奏の部分の音も、はっきりと聞き取れるが、オリジナルよりは迫力不足な感じ。
全体には、曲の存在感を丁寧に出してみた・・そんな印象です。


Mother Nature's Son

ポールのボーカルが自然で“生”な感じ。
エコーの掛け具合も控えめのようです。
管楽器もブイブイいわせずに、この曲のもつ自然な感じに合わせたようです。


Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey

イントロからオリジナルのピーキーな感じのギターは、やや抑えめにしてフレーズがよくわかるようになりました。
リンゴのドラムはバスドラが強調され、曲のメリハリがよく出ているように思います。
逆にギターが抑えめなので、ドライブ感はオリジナルの方が上かも。


Sexy Sadie

ジョンのボーカルが生音っぽく、よくボーカルの表情が聞き取れます。
バックのコーラスもよく聞き取れます。
ピアノの音も一音一音がめりはりよく聞こえてきます。
これも逆に言うとオリジナルのちょっと“ヤバい”ような録音加減が抑えられていると感じました。
曲自体をどう捉えるかという問題だと思うので、これはこれでいいかも。


Helter Skelter

ポールのボーカルがこれまた生っぽく、リアルな印象。
リンゴのドラムもエコー控えめで、曲の輪郭がはっきりとしています。
ギターの音もフレーズがよくわかるようなミックスなので、グシャグシャでガンガン、グギグギ・・みたいな滅茶苦茶なところは影を潜めています。
いったんエンディング風に遠のいて、また帰ってくる部分はそのままにされていますが、雑音は減少しています。


Long, Long, Long

オリジナルでは、リンゴのドラムの反響音がすごい録音でしたが、それも控えめになっています。
ジョージのボーカルもオリジナルよりは聞き取りやすいように感じました。
ここまで聞いて来て、レコード盤のC面にあたる部分はワイルドさよりも曲のもつ全体の雰囲気を大切にミックスしているのではないかと思いました。


Revolution 1

こちらもアコースティック・ギターもエレクトリック・ギターもまろやかになったと思います。
気のせいか、曲のスピードまで落とされているような気に・・。
バックコーラスもなんだかやさしい感じ。ジョンが余裕をもって歌っているようなやや“温泉気分”的なものを感じます(^^;)


Honey Pie

ポールのボーカルはあくまで自然。
マイクの前に立ったポールが想像できるようなリアル感も出ています。
間奏のギターも、もともとまろやかな音ですが、さらにまろやかさを増した感じ。
ドラムの音量もちょうどよい。


Savoy Truffle

マーティン・スコセッシの映画で聞いたこの曲のミックスは超過激でしたが、こちらはその期待を裏切って、とても常識的な範囲のミックス。
ギターの音を中心に“攻めて”くるようなところはありませんでした。
この曲については、もともとリミッターを使ってつぶされたような音だったので、そこを強調して“攻め”のリミックスが見られるかと思ったのですが、意外でした。
後半で少しだけ“攻め”たかな?


Cry Baby Cry

オリジナルでは、リンゴのバスドラとハイハットが、かなり強調されていましたが、こちらはそれを抑え、曲としての完成度を上げようという意図があるのか、まとまりの良いものになっています。
ポールのベースが割とよく聞こえて、「こんな小粋なフレーズを弾いていたんだ」とあらためて感じました。


Revolution 9

「ナンバー・ナイン」というテープ音声も、やや抑えめのようです。
元のテープがどんな形で残っていたのかわかりませんが、果たしてミックスは大変な作業だったのか、それとも「これはこんなんでいいや!」みたいな感じだったのか(^_^;)
曲?が曲だけに、判断が難しい。全体の雰囲気を捉えるのも難しいし・・。
でも、聞き続けていると、なんだかけっこう“いじっている”ような気もしますよ (・_・;
雑音的な部分もうまくカットされているのではないか、と思えます。曲じゃないから、全部覚えていないので、ちょっと初聞きで書くのは困難を極めます。


Good Night

こちらはオーケストラの音がより研ぎ澄まされた感じです。
リンゴのボーカルも自然に聞こえます。
オリジナルでは逆にリンゴの歌い方の特徴がよく聞き取れた感じがあるのですが、常識的に控えめとなったこのミックスではそれがあまり感じられません。
難しいね、普通に考えるとこっちのミックスが妥当だと思うんだけど、私はオリジナルのミックスの方が優れていると感じました。

2018/12/24

The Beatles (White Album)記念盤、早速試聴。まずは「2018ミックス」前編!

20181224_white_album001

ザ・ビートルズの1968年の二枚組アルバム「The Beatles」。バンド名と同じタイトルで、ジャケットはエンボス加工された“The Beatles”の文字と、シリアル番号の印刷があるのみ、というシンプルなものでした。
その50周年記念アルバムとして、今回発表されたものです。
まずは、『2018ステレオ・ミックス』から聞いてみます。

今回は、当時のレコード盤で言えばA面とB面にあたる17曲を“初聴き”しているその状態で聴きながら書いてみます、ぶっつけ本番です。資料も何も見ていないよ!私の感じたままの新たなミックス音源についての感想です。


Back In The U.S.S.R.

ドラムの音に立体感が有ります。
ポールのボーカルも生っぽい。
ギターのカッティングについては、ピッキングする音も感じます。丁寧にミックスされているのがいきなりわかりました。
リードギターも一音一音が良く聞き取れます。
バックコーラスもくっきりしている。
効果音のジェット機の音もシャープに。


Dear Prudence

スリーフィンガーのギターがクリアに。
ジョンのボーカルも前に出て来ている。ダブルトラックも、より聞いていてはっきりしている。
ポールの弾むベースが芯のある音に。
スネアドラムの音がパシッとキレが良くなっている。
またドラム全体の音がクリアになりつつも“塊感”のあるサウンドになっている。


Glass Onion

バックのオーケストラの音がざわざわと前に出てくるのに「おおっ」と驚いた。
タンバリンの音も単純なタンバリン音ではなく、キャラクターが出ている。
ここでもスネアがより生で録ったときの感じを出している。


Ob-La-Di, Ob-La-Da

冒頭からピアノがシャープでクリアな音になっている。
バックのアコースティック・ギターもシャラシャラとしたカッティングが心地良い。
サウンド全体は“軽いノリ”方向になった気がする。
ポールのベースのフレーズも聞き取りやすい。歪み音の成分を減らした感じ。
ボーカルはオリジナルに近いミックスだと思う。


Wild Honey Pie

ビャンビャンいうギターの音がクリアになった。
打楽器の音も自然な感じに。


The Continuing Story Of Bangalow Bill

ジョンのボーカルが、やはり生音の成分重視になっている。
サウンド全体のイメージはあまり変更していない。
バックの弦楽器の音はオリジナルよりもよく聞こえるようにしている。
オマケのヨーコのボーカルも、よりリアルになっている。
バックの騒々しい声なども割と隅々まで聞こえている。


While My Guitar Gently Weeps

ポールのベースがオリジナルよりも、むしろ引っ込んだ感じがする。
ファズっぽい音の成分も減じられた印象。
リンゴのドラムもやや引っ込み加減。
ジョージのボーカルもやや柔らかめになり、曲全体の印象を大事にけっこうミックスは変更されていると感じた。
クラプトンのギターも“やり過ぎ”な感じがなく、曲にしっくりと馴染んだ感じ。
なおかつ、細かいギター・フレーズはよく聞こえてくる。ジョージのダブルで入っているバックのボーカルもよく聞こえている。


Happiness Is A Warm Gun

ただでさえ生音っぽかったジョンのボーカルがよりリアルな感じに。そしてさらに力強くなっている。
歪んだギターの音も芯のある太い音に。
リンゴのバスドラムがズシズシいってて、サウンドの低音部分が増強された感じ。ポールのベースとドラムが一体感を出している。


Martha My Dear

ピアノの音がちょっとやさしくなった感じ。
バックのオーケストラも比較的クリアになっている。
ポールのボーカルはそんなにいじっていないと思う。


I'm So Tired

静かなスタジオの空気を感じる冒頭の部分では、より雑音がなくなり、シンとした中で歌っている感じがでている。
ギターもベースもアンプから出ているままの音を感じる箇所がある。
ドラムの反響音もより、臨場感が出ている。


Blackbird

ポールの“ツー・フィンガー”?ギターはさらにきれいな音に。
ボーカルも生音感が増している。
ダブルになっているボーカルについても生音感が増強されている。


Piggies

冒頭からベースの音が大増強!
サウンドも全体によりクリアでシャープな感じに。
弓で弾いている低音の弦の音がゾリッゾリッとして、こりゃいい感じ!
ジョージのサビ部分のボーカルは力強くなった。


Rocky Raccoon

ポールのボーカルはここでも生音感が増している。オリジナルでオーバーロードしていたような雑音的な音はうまく消されていると感じた。
スネアドラムは、ヘッドのざわっとした表面の感じまで表現されている。
バックの鍵盤の音もクリアで美しくなったと思う。


Don't Pass Me By

オリジナルは、最初から最後まで“濁った”ような音が出ていたように私は感じていたが、個々の音が整理されて、聞き易くなったと思う。
リンゴのボーカルも発音がよくわかるようになり、これについても聞き易くなった。
最後に近いブレイクの部分で今まで聞こえなかった音も聞こえている。


Why Don't We Do It In The Road ?

もともとクリアでドッカンドッカンいってた曲だが、より押し出しが強くなり、ガンガンきている。
カレーで言えば、3辛が5辛になり、さらに“コク”が増した感じだ。
賛否両論別れるこの曲であるが、好きな人にはより“美味しく”なったこの曲、たっぷり味わって!d(^_^o)


I Will

素朴な感じをより表現しているミックスになったと思う。
ポールの素直なボーカルがよく生きている。ポールによるダブルのバックコーラスもやさしくはっきりと聞こえるようになっている。録音された音がより簡素に整理されている。


Julia

この曲も、ジョンのボーカルをより生かすため、妙に強調するような部分が無い。
I Will 同様やさしく素朴な感じに仕上がっている。
アコースティック・ギターもやわらかい音になっている。

とりあえず今日はここまで!(#^.^#)
次回はアナログ盤で言うC面とD面の13曲を聞いてみます。
では、次回を待てヽ(=´▽`=)ノ

2018/12/23

映画「家へ帰ろう」を見てきました

20181223_the_last_suit001

映画『家へ帰ろう(THE LAST SUIT)/2017年 スペイン・アルゼンチン 監督:パブロ・ソラルス 出演:ミゲル・アンヘル・ソラ、アンヘラ・モリーナ、オルガ・ボラズ、ユリア・ベアホルト、マルティン・ピロヤンスキー、ナタリア・ベルベケ』を見てきました。

いい映画でしたよ。
アルゼンチンに住む88歳の仕立屋アブラハムという男が主人公。
冒頭から、自分が50年間住んでいた大切な家を家族達に売られ、施設に入れられ、脚が悪いので、切断されようとしているシーンで始まります。

そこを施設送りにされる前日の夜に飛び出し、ポーランドに向かいます。
そこには、70年前にホロコーストから命を救ってくれた親友がいて(ほんとうは現在住んでいるかも、生きているかもわからない)、自分が仕立てた最後のスーツを渡そうとするのです。


20181223_the_last_suit002

その道のりは長く、盗難にあったり、病に倒れたり、でも様々な人と知り合い(煙たいジジイとして最初は出会うが、主人公の不思議な魅力で、やがて知り合った人達はアブラハムに協力してくれるようになる・・この人と人のつながり、人生の機微がとてもいい)、少年期に過酷な運命を過したポーランドにたどり着きます。

ナチスのあまりにも残酷、残忍な行為の再現シーンなどもあり、それを見ているだけで、哀しさが胸いっぱいに広がり、アブラハムと一緒に旅をしているような気持ちになりました。

友との再会がなるのか、ラストシーンは最大の見どころですが、結果は書かないけれど、私は心の底から泣きました。
それまで、皮肉屋で、いやなジジイ的な部分が前面に出ていたアブラハムですが、でも様々な人と出会い、いい関係をつくり、ほんとうの、人と人の絆のようなものを見せてくれ、最後に人として一番大事なものにふれたように感じました。

上映館は少ないかもしれませんが、見て、感じて、損のない、良い作品でした。
おすすめです。

2018/12/22

「プールサイド小景・静物」庄野潤三の小説を読んだ

20181222_junzo_shono001

『プールサイド小景・静物/庄野潤三著(新潮文庫)』を読みました。
昭和40年に発行されたこの文庫本、平成25年の8月時点ですでに38刷となっているので、よく売れた本なのだと思います。

昭和29年に芥川賞を受賞した「プールサイド小景」を含む七編が収録されていますが、どれも不思議な雰囲気、味わいを醸し出していて、文学というよりも、短編映画のような印象が心に残ります。

最初に出てくる「舞踏」では、うまくいっていない夫婦が描かれています。妻は、自分の気持ちをわかってほしいが、その方法がわからずに、家で泣き出したり、当時のあまりよくないウイスキーの貰いものを一気に飲んで倒れてしまったり、どうにも夫は困ってしまうのです。
でも夫は、若い妻がいて、幼い子もいるのに職場のさらに若い娘にほのかな恋心を抱いている・・。

物語は静々と進むが、何の解決もなくスッと終わってしまう。どうすんだぁ~この話!などと突然の終了に驚いていると、次の「プールサイド小景」が始まる。
ここでは、会社の金を使い込んだ夫が“クビ”になり、結局、毎日家にいることとなり、妻は今までの平穏な生活がいったい何だったのか、過去の日々を思い出すことも出来ずに茫然とその日暮らしの生活をして、その際の心模様が描かれたかと思うと、またもやそのまま未解決極まりない状態で物語はフェイドアウト。

油断も隙もない著者の作風に、最初は驚くが、実はその不思議な余韻にひたってしまうのでした。

たまたま列車内で知り合った外国人夫婦。数年後にとあることからその外国人のアメリカの家を訪ねることになるのだが、その家でも不思議な家族関係と、それぞれの人物が特異なキャラクターを持っていて、でも、小説でなくとも、こんなことってあるよ、きっと・・と、思いました。不思議な感覚。
そんなこんなを思いつつ読んでいるとこれまた人生のやるせなさが浮き上がってくるような気にさせてくれる作品。

などなど、それぞれの作品は、あまり日本の小説ではお目にかかれないようなたたずまいで存在しています。
勉強不足でこの作者、作品を存知上げませんでしたが、突き刺さるものは鋭く、大きなものがありました。

2018/12/20

ただいま、今までの読書と映画鑑賞の記録をまとめる作業をしております。

20181220_books001

ブログを書く手をとめて、ただいま、今までこのブログにアップしてきた本の読後感と映画鑑賞したときの感想を記録としてまとめる作業をしております。

ブログのカテゴリー欄をクリックすれば過去の掲載文を見ることができるのですが、一覧表にして自分で過去をちょっと振り返ってみようと思い立ったのです。

ただ、始めてみるとその量に我ながら驚き、映画の方はなんとか7割方作業が進みましたが、読書記録の方はまだまだ先が長い・・(^_^;)。

でも、途中まででも出来上がった一覧表を見ると、いろいろと思い出すことや、この頃読んでいたのか、など、その年と読んだ時期がシンクロしてきて、なかなかいいものです。

あと一週間から二週間くらいでなんとかなるかもしれませんが、あせらず頑張ります (・_・;

その間、ブログの更新も滞りがちになるかもしれませんが、長い目で見てやってください。
それでは、また次回。

2018/12/17

『河童が覗いた「仕事場」』を読んだ?見た!d(^_^o)

20181216_senoo_kappa001

『河童が覗いた「仕事場」/妹尾河童著・絵(文春文庫)』を読みました。
天井から見た形で、今回取材した方々の仕事場の絵も掲載されているので、「見た」とも言えます。1997年の本です。

とにかく細密で、測ったような・・(実際にメジャーを持って行って測っている)・・それぞれの各界で有名な方々の仕事場の絵が有無を言わせぬ圧倒的な様子で描かれています。

坂東玉三郎さんの楽屋、冨田勲さんのスタジオ、辻村ジュサブローさんの人形工房、玉村豊さん宅の台所、立花隆さんの書斎、野坂昭如さんの書斎など、さらにもっともっと様々な方、世界で、各界で活躍されている方々の仕事場の様子が描かれ、しかもこの本では河童さんが訪ねた相手方からの文も添えられています。
そこには河童さんの訪問を受けた方々から、「事前にかなり勉強してきているぞ」と、驚かれている様子が書かれていました。
細密なのは絵だけではないのです。河童さんの仕事そのものについてもです。
河童さんが思うところのそれぞれの訪問先の方々の仕事、世界についての鋭い意見も書かれていました。そこがまたすごい。

取材時間もかなり長い様子がうかがわれ、河童さんが時間をかけて説得し、取材の了承を得たからにはとことんやる、ということがよくわかりました。

河童さんと親しい人からの文に書かれていたのですが、河童さんから深夜に電話が掛かってくると、とても長い電話になることを覚悟しなければならない・・ということも書かれていて、もう夢中になると話が止らない方なのですね。

絵と文で構成されたこの本を読んでいると、取材相手の仕事が進められていく様子、その仕事場の環境がひしひしと伝わってくると共に、河童さんの息づかいまで感じてくるのでした。
突っ込んで突っ込んでいく河童さんの取材の息詰まるような雰囲気が本から滲み出している、そんな感じです。

古い本で、ここに出てきた訪問先の方々は、今、このブログを書いている時点で、既に亡くなられている方も何人もいらっしゃいますが、その方々を思い出し、またあらためてお元気だった頃に思いを馳せたのでした。

2018/12/16

先生の絵画・造形展に行って来た

20181216_minami_koten001

千葉県の横芝光町にあるギャラリー「笑虎」に、私の中学時代の先生の作品が展示されている「絵画・造形展」に行って来ました。
今回でなんと33回目だそうで、先生のライフワークともなっています。


20181216_minami_koten002

うかがう度に先生の作品は変化していて、今回もまたあらたな色彩が見られたり、力み過ぎない作風が多くみられたり、私にもそれが楽しみです。


20181216_minami_koten003

奥さんもギャラリーに来ていて、たくさんお話をしました。
このギャラリーでの個展が先生のある意味、パワーの源となっていることも感じていられて、その様子をながめつつやさしく後押しをしている感じがなんともいえず良いのです。


20181216_minami_koten004

入って左側の展示室で先生の作品をひとつひとつ味わってから喫茶室のある方のギャラリーに入って行くと、“超満員”!!


20181216_minami_koten005

大テーブルもテラス風のところのテーブルもカウンターも満員御礼でした。

今回は先生の学生時代の同窓生の方々(皆、女性だった)が大挙して押し寄せd(^_^o)、たいへんなにぎわい!ヽ(=´▽`=)ノ
さらに私もこのギャラリーで何年か前に知り合った方と久しぶりの再会があり、うれしく楽しい時間となりました。


20181216_minami_koten006

先生の個展にうかがうと、いつも感じるのですが、人と人のつながりがその場でどんどん出来ていく瞬間に立ち会うことになります。
私も先生の様々な場所での個展に出掛けて、ほんとうに多くの人に出会い、“濃いぃ~”人達との出会いは、さらに他の場所での全く異なるイベントや空間に出掛けるきっかけとなりました。
それは先生もいつもおっしゃっていて、それをとても大事にしているのが先生です。

今年もいろいろな出会いがありました。
それらをひとつずつ大事にしていきたいと、あらためて思いました。


【Now Playing】 浜美枝のいつかあなたと / 江上栄子(料理研究家) ( 文化放送 )

2018/12/15

宝塚歌劇・宙組東京公演「異人たちのルネサンス/白鷺の城」を見てきました。

20181215_cosmos_troupe001

宝塚歌劇・宙組東京公演『異人たちのルネサンス -ダ・ヴィンチが描いた記憶-(ミュージカル・プレイ)/白鷺の城 -本朝妖綺譚-』を見てきました。

今回は変則的というか、ショーが最初で、休憩を挟み、ミュージカルというパターンでの公演でした。今までにも何回か経験しています。
「日本物レヴュー」なので、順番としてはこの方が観客には良いと思います。大階段でのフィナーレがありますからね。

今までに宙組で日本物のショーというは見たことがありませんでした。実際には過去にあったのでしょうか?
見た感じは、やはり馴れていないというか、和物独特の重厚感というか、腰の据わった感じがあまりありませんでした。宙組らしくスピーディーで“爽やか感”が出ていて、和物ではこの宙組独特の感じがプラス方向にはたらいていたかというと、正直言ってもうひとつという印象でした。

雪組や、花組の日本物レヴューでは、やはり経験がものをいうのか、もっとしっとりしていて、落ち着いていて、なおかつ艶やかだった記憶があります。これは経験と慣れということがありますので、仕方ないでしょうね。

陰陽師と人心を惑わす妖狐の時と場所を越えた対決がテーマとなっていましたが、そこまで深いところに到達できずに時間切れ、そんな感じでした。
専科の松本悠里(まつもと・ゆり)先生も出演されていましたが、シーンの構成も未完成な印象を受けました。
時間が短かったからかもしれませんが、やはり“こざっぱり”し過ぎていたと思いましたし、“静と動”の配分もまだ練り上げられるんじゃないかと思いました。
全体に今ひとつでした。


20181215_cosmos_troupe002

続いてミュージカルの「異人たちのルネサンス」。
万能の天才ダ・ヴィンチが、その創作の源を“ある女性”に求めていたという仮定のもとに、主人公ダ・ヴィンチを演じる真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんと、周囲の人々との愛憎劇となっておりました。

特に創作の源であるカテリーナを演じた星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんについては、今までも歌も演技も上手く、ほとんど文句の付けようのない娘役という印象が強かったのですが、でも、やはり経験不足なことが原因となって深みが出て来ないという感じがありました。
宝塚の舞台経験だけでなく、人生経験なども経てのトップ娘役就任という形にした方が良かったのじゃないか、などと老婆心ながら思いました。
怜美うらら(れいみ・うらら)さんでは歌唱力に不安があったのかもしれませんが、それでも過去の舞台での芝居の上手さは他にないものがありました。
一年くらいでもいいから彼女にトップを任せて、その間にいろいろな経験を積んだ方が良かったかも・・。

脚本が弱いこともあるのだと思いますが、二番手男役の芹香斗亜(せりか・とあ)さんや、愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんの好演もいまひとつ盛り上がりにつながりませんでした。

だいたい客席の様子を見ていると上記のようなことってわかってしまうんですよね。
終演後の劇場をあとにする皆さんの声にはいつも耳を澄ますのですが、無口、あるいは元気がない、またはあそこがもうひとつ・・みたいな力無い声が多かったです。
残念ながら大きな声で褒めている人、感激してこの気持ちどう表わしたらいいのか!みたいな人はいませんでした。

演目の善し悪しで、こういう公演もあります。
私としては次回に期待します。

2018/12/13

【行ってみた、喰ってみた、飲んでみた、酔ってみた №029 横浜/中華街と山下公園】

20181209_yokohama004

今回は「行ってみた」の写真です。
Instagram(facebook経由でも)ではすでに何枚かの写真をアップした、先だってのお休みに出掛けた横浜の様子、こちらのブログでも重なってしまいますがアップいたします。
ブログだけご覧になっている方も多いので。

一枚目の写真はKAAT神奈川芸術劇場向かい側のビルとその前の銀杏並木を撮ったもの。
今回アップする写真は全てスマートフォンで撮ったものですが、この写真のビル、ハーフミラーのガラスは金色で、まさにこの銀杏並木とコラボして美しい光景を街並みに描き出していました。
たぶんこれをねらって金色のハーフミラーにしたんだよねぇ、やるなあ。


20181209_yokohama005

次は中華街の中にある公園で撮ったもの。
なんだかこの龍は勢いがあって、覇気があって、色鮮やかで、とても印象に残りました。


20181209_yokohama006

でもって、観光客も多い「関帝廟」。
瓦や、石龍柱、香炉、狛犬などの細工が素晴らしいし、もちろん本殿の絢爛さもすごかった。
圧倒されて出て来てからあわてて門を見上げて撮ったものです。


20181209_yokohama002

そして山下公園。
せっかくだから行ってみよう、なんて歩いてきたら、薔薇の園となっていました。


20181209_yokohama001

さらに氷川丸。
カップルや家族連れも多く、いいところです。


20181209_yokohama003

“ばえる”なんて言い方がピッタリのスポットでした。


2018/12/12

『タモリさんに学ぶ「人生の後半」を生きるコツ』を読んだ

20181212_naitou_yoshihito001

『タモリさんに学ぶ「人生の後半」を生きるコツ/内藤誼人著(廣済堂新書)』という本を読みました。
著者の心理学者・内藤誼人氏は、タモリさんとは面識が無いそうだが、タモリさんの過去の雑誌、書籍、テレビ・ラジオなどのメディアからの発言の数々を丹念に拾い、それをこの本の各章の項目にして、まさにタモリさんの生き方のエッセンスのようなものを描き出していました。

著者が感じているタモリさんの、他のお笑いタレントやその他芸能界で成功している人と異なる生き方がうまく表現されていて、私もタモリさんの存在の仕方にいつも感心していたのですが、なぜ私もそんなふうに感じていたのか、あらためてわかったように思いました。

「立派な人間」になることをあえて拒否する

「他人からの評価」に縛られすぎない

他人に期待しなければ、失望することもない

いちいち細かいことで反省しない

「頑張らない」ことを座右の銘にする

などなど、この本に書かれていることの一部ですが、タモリさんの過去の発言から得た人生の渡り歩き方が、上記5つの項目だけでもわかる気がします。

タモリさんのようなお笑いタレント、あるいは司会業のタレントさん、芸能人は、ある程度の地位を得ると尊大になります。それはほとんどの人がそんな感じに見えますが、タモリさんはそんなことを感じさせません。
何より、子分を作らない。

無理難題をふっかけ、自分の子分などがあわてふためき、右往左往する姿を、高みの見物状態で笑いものにするなどという最低のギャグもやらない。

急にコメンテーターみたいなことをやり始め、なんだかえらそうにする。そんなこともやらない。そもそも自分がそんなにご大層なことを言えるものだとも考えていない。

長いことタモリさんをテレビその他で見てきたけれども、私には漠然としかわかっていませんでした。それらのことが人生をストレスフリーで生きて行く極意なのだということが。

「心も身体も疲れない自分のために生きる人生の極意」と帯にも書かれていましたが、ここ数年で少しずつわかりかけていたことが明快に書かれているこの本、ある程度人生半ばまできて、これまでの自分を反省しつつ過している人や、まだまだ若いけど、辛く苦しい社会人生活を送っている人にもおすすめできる本だと思いました。

とても読みやすかったd(^_^o)


【Now Playing】 Cloud 9 / George Harrison ( Rock )

2018/12/11

東海林さだおの「目玉焼きの丸かじり」を読んだ

20181209_sadao_shoji001

『目玉焼きの丸かじり/東海林さだお著(文春文庫)』を読みました。
毎度のことながら、東海林さだおさんのこういう食べ物関係の本に関しては、本屋で立ち読み時には、“めっちゃおもしろそう”に感じて手を出すのです。
ほんとに毎回そう!で、このブログにも何度も書きましたが、帰宅して読み始めると、題材としては“いいとこついて”いてワクワク気分で読み始めるのですが、話の展開が私の考えていた方向、好きなところには行かず、“東海林わーるど”に入り込み、結局どうでもいい話題となって、その題材でのお話は終了・・ってことになる。

毎回なのに、またまた本屋で見かけるとまた買ってしまう (・_・;
不思議なんだよなぁ。

「サンマに大根おろしがない不幸」という項目では、「いまサンマがおいしい」から始まり、当然サンマと大根おろしの関係に話は突入し、「大根おろしが無ければはじまらない」という展開から、大根おろしとサンマの相互関係に深く突っ込んだ内容になるかと思いきや・・。

和風おろしハンバーグに大根おろしが無い場合の不幸とサンマに大根おろしが無い不幸の比較に入る。

さらに、

刺し身にワサビがない不幸

ワサビどころか醤油がなかったら

カレーライスに福神漬けがなかったらどうする

きつね蕎麦に七味唐辛子がなかったらどうする

あんパンにアンコがなかったらどうする

という話題になってしまい・・・

どうでもいいよ、無かったらなんとかすりゃいいんじゃないの?!
と思い始める私・・。

ほんとうにどうでもいい話になっちゃうんだよね、ほとんどの項目で。

よくある「つぶあん」と「こしあん」どっちがいい、という話も出て来ましたが、こしあんはスキマがないからその分得。だからこしあん派は何事も損得勘定で考える。
一方、つぶあん派は、疑り深く、小豆を徹底的につぶして漉してしまうと原料の確認が難しくなってしまうのを懸念している。

などという生まれてから一度もそんな考え方をしたこともない考察が加えられていて、まったく、こしあん派とつぶあん派のほんとうの好みの話からは乖離しているように思いました。ねぇ、そう思わない?

というわけで、今回も空振りだったのです。私としては、ですよ。
すごく売れている本だと思うから、私のような感想は少数派なのかものしれませんが、一応多読でいろいろな方の本を読んでいる私からの感想ってことで、戯れ言だと思ってご容赦を。
今回はこれでお終いっ!

2018/12/10

宝塚歌劇 専科・花組公演「蘭陵王」を観劇してきました

20181209_cosmos_troupe001

宝塚歌劇 専科・花組 神奈川芸術劇場公演『蘭陵王 -美しかったが、悪いか・・美しすぎる武将-(ロマンス)』を観劇してまいりました。
ちょっと遅れましたが、感想を。

主演は専科の凪七瑠海(なぎな・るうみ)さん。相手娘役は、音くり寿(おと・くりす)さん。
重要な役どころの高緯は瀬戸かずや(せと・かずや)さんが演じました。

全体を見渡して感じたことは、この作品は演じ方によっては駄作になってしまうかもしれないし、深く掘り下げ、練っていけばいくほど魅力ある作品になるだろう、ということでした。
また、個々にそれぞれの役をいかようにも作り上げられるのではないか、とも思いました。

なので、たぶん初日に近い公演を観た人と、千秋楽間近に見た人(私も)では大きく感想が異なるかもしれません。
しかも、観客にもこの物語をどう読み取るか、という“鑑賞力”というか、自分の人生観やこれまでの経験なども踏まえながら、見ていかなければならないような、そんなものが求められます。
ということで、実に味わい深い作品だと思ったのです。

凪七さんはじめ、花組の精鋭達(若手中心だが、とても頑張っていた・・それが伝わってきた)も、毎日演じていく中で、お客さんの反応を見ながら、きっと良い経験を積んだのではないかと思います。

凪七さんの蘭陵王は、今までの宝塚の主演キャラクターとしては珍しく、目も覚めるような美しさを持ちながら、ある意味生きて行く術として、とても残酷な一面を持ち、でも一本気で、若い頃(幼少期)には、“すみれコード”ぎりぎりの男ながら大人の男の性のなぐさみものになったりもしていて、“ひとすじなわ”で演じきることのできる役どころではありません。

凪七さんも苦労されたと思いますが、私の見た回では、凪七さん、“凪七流”の蘭陵王のイメージを見事に作り上げていたと思います。
以前から気になっていた台詞回しと、歌唱の時の独特な“口の中で回してしまう”ようなところもほとんど改善されていて、聞き易く、小さな頃からやがて青年となり、風格と殺気のようなものを漂わせるようになるまでを上手く演じていました。とても良かった。

相手役、音くり寿さんも実力ある娘役らしく、なんでもないように軽々と演じているように見えましたが、でもこれは「いい投手が軽々としたフォームで投げているように見えて、実は快速球を投げている」・・そんな感じでした。
力んでいないのに、演技は深く内容があり、しかも歌唱の方も絶妙でした。こちらも文句なしです。

瀬戸さんは、なんと驚きの“おねえキャラ”だったのですが、観客の笑いも取り、実力で乗り切った感がありました。
でも、僭越ですが、私が思うには男らしく凪七さんと渡り合っていて、あるとき「あれ・・ひょっとしてこの人・・おねえ入ってる?」みたいに観客に見えた方が物語り的にも深さが増したかも、などと思いました。脚本がこうだから仕方ないけど、作者には何か大きな意図があったのでしょう。

その他専科の京三沙(きょう・みさ)さん、悠真倫(ゆうま・りん)さんは納得の舞台。

澄月菜音(すみづき・なおと)さん、帆純まひろ(ほずみ・まひろ)さんら若手もいい役をもらい、生き生きと、しかも堂々と演技されていて、私はとても驚きました。若手の方達も皆素晴らしかった。

この物語を6世紀の中国に実在した人物の武勇と伝説として捉え、歴史ロマンとして楽しむのもいいのですが、最後に凪七さんが「毒酒」を賜ることになり(毒酒を飲むことを命じられ、それを飲めば一族の罪などは全て無きことになる、名誉なことということになっている)、寸前まで飲もうとしていたのに、振り払い、開き直り、自分の考えで生きて行こうと中央突破して今までのものを全て捨て、自分らしく、そして好きな女性を愛することに気づくシーンがありました。それを現代に生きる人になぞらえつつ考えてみるのも、ひとつの見方だと思いました。

考えてみれば、私も長い間仕事をしてきた中で「毒酒」を飲めと言われ、飲まされたことは10回ではきかないかもしれません。その度に自分というものが破壊され、自分だけでなく、家族に、人生に大きな禍根を残して来ました。
この物語をもっと早く見ていたら、もうちょっと違った人生を歩めたかもしれない、などと思ったのです。・・遅いっ!…σ(^_^;)


20181209_miyage_image1

二枚目の写真以降は、観劇後、中華街に繰り出し、土産物屋さんの店頭で見つけた「蘭陵王」みたいな人形。


20181209_miyage_image2

あれれ、入っていた木のケースにチラシが貼り付けてある・・。


20181209_miyage_image3

おおっ、凪七さんがサインしているではありませんか!ヽ(=´▽`=)ノ
いいねぇ、粋だねぇ、凪七さん。
観劇後も楽しくて良い気持ちになりました(#^.^#)

2018/12/08

映画「彼が愛したケーキ職人」を見てきました

20181208_the_cakemaker001

映画『彼が愛したケーキ職人(The Cakemaker)/2017年 イスラエル・ドイツ 監督:オフィル・ラウル・ガレイツァ 出演:ティム・カルクオフ、ラサ・アドラー、ロイ・ミラー、ゾハル・シュトラウス』を見てきました。

これはベルリンとエルサレムが舞台になっている映画で、ベルリンのカフェでケーキ職人として働く主人公トーマス(ティム・カルクオフ)とイスラエルから出張でやってきて、なじみ客となったオーレン(ロイ・ミラー)の男性同士が恋人関係に発展していくところから始まります。
ここからいきなり「どうなっちゃうんだろう」という気持ちがモヤモヤとした感覚で出てくるのですが、先行きがまったく想像できない状態。

しかもなじみ客で恋人となった男性オーレンには“妻子”がいるからもうたいへん! ( ̄O ̄;)

片方には妻子がありながら、この二人の男性はオーレンが仕事でベルリンに滞在する限られた時間に愛し合います。


20181208_the_cakemaker002

オーレンから「また一ヶ月後に」と言われたまま、連絡が途絶えてしまい、実は交通事故で亡くなっていたことが判明。
オーレンの妻はエルサレムで休業していたカフェを再開させますが、女手ひとつで息子を育てる多忙なところに客として「夫の恋人」!!であったトーマスが職探しをしていると登場!!!

ああ、もう、大変なことです (・_・;


20181208_the_cakemaker003

オーレンの妻アナト(サラ・アドラー)は、トーマスを戸惑いながらも雇うこととなり・・アナトは気づいておりませんが夫の恋人とカフェの仕事をすることになり、トーマスの作るクッキーやケーキは大好評で店はうまく回り出します。

そして妻アナトと、雇われ職人でアナトの夫の恋人トーマスは次第に距離を縮めていって・・。


20181208_the_cakemaker004

舞台となっているエルサレムでは、宗教的に制約や束縛のようなものも絡んできて、仕事の上でも人間関係的にも障害、苦労が伴い、この二人の関係にさらに影を落とします。

男性同士の恋人関係、妻と夫との愛、仕事の上でも頼りになり次第に深まる元恋人の妻との恋・・非常にややこしい・・。

この映画の主人公はケーキ職人のトーマスと、トーマスの恋人(男性)の元妻アナトですが、二人は互いに惹かれ、でもアナトからの愛情と、トーマスがアナトに感じているものは、かつて自分が愛した男がいつくしみ、ふれていた女性とのなんとも言いがたい感覚が感じられ、見ているこちらも今まで感じたことのない不思議な感情がふつふつとわいてきました。

男女にとらわれない、人と人の愛とはなんだろう?という映画自体は地味だが、内容は深く濃い作品、見ている間も終わったあとも、ずっと考えてしまいました。


【Now Playing】 インディアナ / ジョージ・ウェットリング・ジャズ・バンド ( JAZZ )

2018/12/05

「吉原の江戸川柳はおもしろい」を読んだ

20181205_oguri_seigo001

『吉原の江戸川柳はおもしろい/小栗清吾著(平凡社新書)』を読みました。
2018年は、吉原遊郭が元和四年(1618年)に営業を始めてからちょうど400年!そこで刊行されたのが、この「江戸川柳の吉原句」を鑑賞するという本です。

読んでみるまでは、吉原に関する句がこんなにもたくさん、しかも「吉原に行くまで」「吉原で働く人達」「様々な遊客の特徴」「男と女の騙し騙されのかけひき」「遊女の手管」などなど、様々なジャンル毎に分けてもこんなに多様な句があるということを知りませんでした。

私はこのブログに何度も書いてきましたが、その時代その時代の町人というか、普通の人がどんな様子で生きているのか、どんな楽しみがあったのか、その時代の空気はどんなだったのか、ということに興味があります。
だから、「好きな戦国武将は?」などと質問されてもそんな人いないのです。人殺しには興味がないのです。

で、この本を読んでいると、まるでタイムマシンでその時代に出掛け、『人のおもしろさ、かなしさ、なさけなさ、あさましさ』などが江戸川柳の風流と共に味わえるわけです。
私のような者にはとても興味深く面白かった。

つまり、「人間ってそんなもんだよな」とか「江戸の時代も、いつの時代も人はこんなだった」などと可笑しくなってしまう、それがこの本の面白さ、楽しさです。

これは、落語を聞いても同じようなことが言えるかもしれません。

人間ってこんなに“ぶざま”な(^^;)な様子でも、それなりになんとか楽しく生きている、それが一番!みたいなことが再確認できる、そこがいいのです。

というわけで、私の生き方、好みにぴったりのこの本、楽しく読めましたよ。


【Now Playing】 Getting Better / Paul McCartney ( Rock )

2018/12/04

クリスマス・イルミネーション自宅バージョンについて

20181204_xmas001

写真は、街のイルミネーションですが、今回のお話は自宅周りのイルミネーションの話。

歩いていて、最近では珍しく?なった自宅を電飾その他でクリスマス・イルミネーションの館のようにしているお家を発見しました。
ブレーカーも落ちよとばかりに煌々と不夜城化しているお家がかつてはたくさんありました。
まだ場所によってはそういう住宅街もあるかもしれません。

何年か前にラジオで、いろいろなお宅にうかがって、丸々一週間、そのお宅の食事の写真を撮り、現在の日本の家族の食生活についてその写真を掲載しつつリポートした本を出された方(女性でした)がそれを実行してどんな傾向が見えたか、というお話をされていました。
最初のうち、取材対象の家族は気取っていても、一週間もいるとその家族の食事の実体が見えてくるなどという興味深いお話だったのですが・・。

その方が突然、「まったく関係のない話でもうしわけありませんが、私、いろいろな家庭をたくさん回っていて、食生活からではなく気づいてしまったことがあるんです。」
と、語り出したのです。

司会の方もあらぬ方向に話が行ったので、戸惑っていましたが、その内容を聞いてみると。

家を大々的なクリスマス・イルミネーションで飾っているお家は、まずほとんどが家族関係がまずくなっていて、家庭は崩壊状態にあるといって間違いない・・って言ったんです。

「えっ、その逆じゃないの?」と思いましたが、事実はそうではないようです。

ということで、あのイルミネーションは、「家族の灯火を消してはいけない」と、お父さん、あるいはお母さんが必死に毎年飾り付け、頑張っているという姿が、自宅イルミネーション華やかなお家を見るたびに目に浮かんでしまうようになってしまいました。

実際のところはどうかわかりませんよ!
家族全員仲良しのお家かもしれないし、これを読んでいて、「ばかやろ、ウチは違うぞ!」って思った方にはごめんなさい。

でも、この話を最初にラジオで聞いたとき、ゾクッとしたんですよね。

あれだけの情熱と、実際の労力を考えると、何か深い理由がなければ出来ないんじゃないか、などと深読みするようになってしまって・・。

住宅のイルミネーションを久しぶりに見て思い出したことを書いてみました。
みなさんはどう思いますか?
意外と何かが見えてくるかもしれません。


【Now Playing】 M-Squad / Count Basie & His Orchestra ( Jazz )

2018/12/02

感動と興奮の嵐だった「椎名豊 Special Trio & Big Band(富里高校 The Mad Hatters +High Notes Jazz Orchestra)」

20181202_yutaka_shiina001

中学時代の担任の先生からお誘いがあり、表題のジャズ・コンサートに行って来ました。
今回のツアー・リーダー椎名豊さんは国内外で活躍されているジャズ・ピアノの第一人者。
今回のメンバーがすごいっ!!


20181202_yutaka_shiina002

レジナルド・ヴィール(ベース)は、ウィントン・マルサリスや、ダイアン・リーブス、マーカス・ロバーツなどと共にプレイをしてきた世界の天才ベース・プレイヤー。

20181202_yutaka_shiina003_2


ハーリン・ライリー(ドラム)は、これまたウィントン・マルサリス、ハリー・コニック・ジュニア、ジョージ・ベンソン、ダイアン・リーブスらとプレイをしてきた現在では世界ナンバー・ワンのドラマーと言っても過言ではない実力者です。


畑の中にある富里の公民館で、この面子でのコンサート、しかもこれがたった2000円とはなんたること!会場は2時間前から行列が出来、当日券は無く完売です!!そりゃそうだ。

さらに、県立高校でありながら、この田舎でありながら、富里高校のジャズオーケストラ部は、学生ジャズバンドのコンテストで全国一位の栄冠に輝いています。
それも今年だけでなく、何度もです。
モントレー・ジャズ・フェスティバルにも出演し、ミシガン州立大学とも共演しているという・・素晴らしい学生ビッグバンド・オーケストラが後半登場し、この夢のような世界のミュージシャンとステージで熱狂の演奏を繰り広げてくれました。

さらにさらに、この富里高校のOB、OGで編成したハイノート・ジャズ・オーケストラも参加して、椎名トリオだけでも圧巻の1時間半のコンサートであったにもかかわらず、休憩25分を挟んで、後半も1時間半以上の大熱演。

20181202_yutaka_shiina004

これに、ウィントン・マルサリスに師事し、これまた素晴らしいトランペッターであり、富里高校のビッグバンドを育てている篠原正樹さんが加わって、もう私は後半、興奮と涙をこらえるのに必死でしたよ。

世界に君臨するベースとドラムのお二人は、富里高校のメンバーをあたたかく見守るように、でも演奏は圧倒的で、若い人達の情熱と、ベテランのプロの極致のような夢のコラボレーションとなりました。

会場は何かが沸騰するかのように熱くなり、こんなジャズ・コンサート、今までに一度たりとも見たことがありませんでした。
時間としては休憩入れて3時間半でしたが、全然長く感じませんでした。
篠原さんもバンドの指揮をしながら、中学時代に憧れていた人と自分の教え子と共にステージに立つ感動に打ち震えていました。

後半冒頭、市長さんも挨拶して「この公民館が満員になったのは初めて」なんておっしゃっていましたが、富里のジャズはこんなにも熱い!ということがようくわかりましたよヽ(=´▽`=)ノ

強烈な興奮状態のまま終演。
終わってもドキドキしながら会場を後にしたのでした。
全ての運営、会場のスタッフその他をハイノート・ジャズ・オーケストラと富里高校のメンバーが行っていて、演奏もしなければならないのに、初々しく一生懸命働き、帰りにも出口に並んでお礼を言っている姿はとても尊く、最後まで感動の渦でした。
こんなにお礼を言いたくなるコンサートは初めて、・・ありがとう。

2018/12/01

伊東四郎さんと吉田照美さんのラジオでやっていた「嫌いな言葉」にこだわる話

20181201_radio001

きょうの午後、ラジオの文化放送「親父・熱愛(パッション)」という番組で伊東四郎さんと吉田照美さんが聴取者から送られてきたメールで、表題の「嫌いな言葉」について番組でこの日のテーマとしてコーナーを設け、取り上げていました。

言葉については、このブログでも何度もいろいろ書いてきましたが、番組で取り上げられていた「嫌だな~、あの言いまわし」とか、もろ嫌いな言葉など、覚えている範囲でちょっとここでも取り上げてみたいと思います。

とにかく覚えている順でいってみます。

〇彼氏さん、彼女さん
 聞くことあるなぁ、話している相手の彼、彼女に気をつかっているのか、初めて聞いたときから薄気味悪い言葉の使い方です。あくまで自分基準ですけど。

〇肉々しい
 肉いっぱいの食べ物などを表現するときに使うものなのか。
 これもイヤな言葉だねぇ。なんていうか、表現力の無さに自分で気づいていない感じ。
 似ている言葉に、「夢々しい」ってのがあります。宝塚ファンで使っている人を時々お見受けするが。こんな安っぽい言葉で宝塚を語らないでほしいと常々思っていた。

〇・・料理番組などで・・「ここでみりんを“入れてあげます”」などという“あげます”表現。
 料理にへりくだっているのか、犬・猫にエサを“やる”ときにも“あげます”と使っているのはこの人たちだと思う。みりんは入れろっ!エサはやれっ!植木に水はやれっ!ということです!!d( ̄  ̄)

〇誰それを“リスペクト”しています。
 これも聞くねぇ。
 私が聞いている感じだと、尊敬しているわけではなく、この人をリスペクトしているというと、ちょっと聞こえがいいからとりあえず言っとく、みたいな人に対する“軽い尊敬”のときに使われているように感じる。

〇・・営業の人に「なるほどですね」って言われるとカッとなる、というのもありました。
 人の話をよく聞いていないヤツに多い、というリスナーからの指摘が番組内で読まれていました。
 たしかに営業の人から言われたらなんだか、おだてられているような気になってイヤな感じがしないでもない。
 でも、これって、たぶん九州の福岡あたりの人は常用しているんじゃないでしょうか。ようするにあっちでは普通の表現だと思う。
 伊丹十三の映画にもそんなことを言っているシーンがあったような気がする。

〇自転車のことを「チャリンコ」という。
 番組中で、伊東さんは韓国語じゃないのかとおっしゃっていましたが、たしかに韓国語の自転車はちょっと似てはいるようです。もうひとつの語源も番組中で語られていましたが、チャリンコというのは、江戸時代に言われていた子供の“スリ”のことなんだそうです。
 私は、単に自転車のベルが「チャリン・チャリン」と鳴るからなのかと思っていましたが、語源ははっきりしません。
 でも、自転車が大好きな「なぎら・けんいち」さんがある自転車番組で語られていたのですが「チャリンコは自転車の“蔑称”です。好きな自転車をチャリンコなんて蔑称で呼ぶなんて私は絶対にしない!」とおっしゃっていました。
 これには私も賛成!'(*゚▽゚*)'
 チャリンコと使っている人には、私から見た感じですが、自転車好きな人は今まで一人もいなかった。しかも、ものごと“ぞんざい”に扱う人が多かった。
 単に自転車をチャリと言ったり、原チャリ、ママチャリって言葉も大嫌いっ!

ってなことで、覚えていた番組の一部だけのネタで書いてみました。
また、言葉については今後もこのブログで取り上げたいと思います。


【Now Playing】 大人のジャズタイム / 島崎保彦 ( ラジオ日本 )

« 2018年11月 | トップページ | 2019年1月 »

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のトラックバック