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2018/12/11

東海林さだおの「目玉焼きの丸かじり」を読んだ

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『目玉焼きの丸かじり/東海林さだお著(文春文庫)』を読みました。
毎度のことながら、東海林さだおさんのこういう食べ物関係の本に関しては、本屋で立ち読み時には、“めっちゃおもしろそう”に感じて手を出すのです。
ほんとに毎回そう!で、このブログにも何度も書きましたが、帰宅して読み始めると、題材としては“いいとこついて”いてワクワク気分で読み始めるのですが、話の展開が私の考えていた方向、好きなところには行かず、“東海林わーるど”に入り込み、結局どうでもいい話題となって、その題材でのお話は終了・・ってことになる。

毎回なのに、またまた本屋で見かけるとまた買ってしまう (・_・;
不思議なんだよなぁ。

「サンマに大根おろしがない不幸」という項目では、「いまサンマがおいしい」から始まり、当然サンマと大根おろしの関係に話は突入し、「大根おろしが無ければはじまらない」という展開から、大根おろしとサンマの相互関係に深く突っ込んだ内容になるかと思いきや・・。

和風おろしハンバーグに大根おろしが無い場合の不幸とサンマに大根おろしが無い不幸の比較に入る。

さらに、

刺し身にワサビがない不幸

ワサビどころか醤油がなかったら

カレーライスに福神漬けがなかったらどうする

きつね蕎麦に七味唐辛子がなかったらどうする

あんパンにアンコがなかったらどうする

という話題になってしまい・・・

どうでもいいよ、無かったらなんとかすりゃいいんじゃないの?!
と思い始める私・・。

ほんとうにどうでもいい話になっちゃうんだよね、ほとんどの項目で。

よくある「つぶあん」と「こしあん」どっちがいい、という話も出て来ましたが、こしあんはスキマがないからその分得。だからこしあん派は何事も損得勘定で考える。
一方、つぶあん派は、疑り深く、小豆を徹底的につぶして漉してしまうと原料の確認が難しくなってしまうのを懸念している。

などという生まれてから一度もそんな考え方をしたこともない考察が加えられていて、まったく、こしあん派とつぶあん派のほんとうの好みの話からは乖離しているように思いました。ねぇ、そう思わない?

というわけで、今回も空振りだったのです。私としては、ですよ。
すごく売れている本だと思うから、私のような感想は少数派なのかものしれませんが、一応多読でいろいろな方の本を読んでいる私からの感想ってことで、戯れ言だと思ってご容赦を。
今回はこれでお終いっ!

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