切手からのいい話
このあいだ、TBSラジオの「嶌信彦 -人生百景・志の人たち-」という番組に、日本郵便株式会社の主任切手デザイナー、玉木明さんという方が出演してインタビューを受けているのを途中から聞き、良さそうな話だったので、翌日「ラジコ」で聞き直してみました。
玉木さんの切手への特別な思いを語られていたのですが、その中から、私の心にじわっと入ってきたエピソードをいくつかご紹介いたします。
手紙や葉書は、“用もない”ときに書くのがいい。
というお話。
何か用件があって、綿々と伝達・連絡・確認事項などを書くのも手紙ではあるが、用もないのにふと誰かに手紙を書くなんていいじゃないですか。
というわけです(*^_^*)
最近、私も中学時代の担任の先生がパソコンもスマートフォンも持たず、もちろんメールも使わないため、手紙を書く機会があります。
でね、用があって手紙を書くときでさえも、書くとき、送るときに何かうれしさを感じるんですよ。そしてもちろん手紙をいただいたときにもうれしさがじわ~んとやってくるのです。
だから、ためしに用もないのに手紙を書いてみましたが、これがまた心がおだやかになっていいですねぇ(゚ー゚*)。oO
きっと、用もないのに書いてくれた手紙を受け取ったときにもうれしさがいっぱいになると思いますよd(^_^o)
さらにエピソード。
玉木さんは、切手も集めているのですが、袋詰めになって安く売っている使用済み切手などを買い求めているようです。
私も小学生のときに何十円とかの金額で、外国の使用済み切手の詰合わせみたいな小袋を買いました。
玉木さんもおっしゃっていましたが、そこには、切手を買った人、手紙を書いた人、手紙を運んだ人、受け取った人、などがその国の特徴ある図案の切手に消印と共に込められていて、それらを想像しただけで、果てしなく空想が広がるんだというわけです。わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ・・なんて人が昔にいましたが・・(^^;)
消印の外国の郵便局の名前を見ただけで、またその国へ心が飛んでいくような気もします。
特に面白かったのは、「メールは電気がなければ受け取れないじゃないですか。でも、切手を貼った手紙は、住所さえあれば電気のない場所にも届く可能性がある。切手をつくっている身としては“優越感”を感じますよ。」と笑っている玉木さん、愉快でしたヽ(=´▽`=)ノ
楽しいお話でした。
こんな話が聞けるのもラジオならでは。
郵便だけでなく、ラジオも見直した方がいいですよ。聞いてみるといい番組がいっぱいある!
何よりも、テレビとちがって、自分に語りかけられているような気がするのがラジオです。これは、多くラジオを聞いている方が言うことです。
【Now Playing】 空も飛べるはず / スタジオUSEN ( Jazz )
« 月組・東京国際フォーラム公演「ON THE TOWN」を観てきました | トップページ | 石を送るひと »
「趣味」カテゴリの記事
- 「お茶席の冒険/有吉玉青(たまお)」を読みました。(2023.01.08)
- 「天才アラーキー写真ノ方法」を読みました。(2022.10.17)
- 中島誠之助さんの「骨董掘り出し人生」を読みました。(2022.09.17)
- 「森村誠一の写真俳句のすすめ」という本を読んだ。(2022.09.10)
- 寺島靖国さんの「My Room My Audio -十人十色オーディオ部屋探訪-」を読みました。(2022.08.01)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Facebook その他SNSでよく見かける「リンクをただ張っただけ」で本人が嬉しがっているものについて。(2022.03.25)
- 怖いが、365日を振り返る。(2021.12.31)
- キーボードが必要な理由(2021.06.19)
- 『話術/徳川夢声』を読みました。(2020.08.12)
- こういうときにどうすればいいのか(2020.04.05)
「日々発見」カテゴリの記事
- 高嶋秀武さんの古い本「話のおもしろい人、つまらない人」を読みました。(2022.12.19)
- 依存度に差はあれ、携帯・スマートフォン無くしては生活が大きく乱れること実感。そして買ってきた切手の話。(2022.12.18)
- 庭の木にとまり鳴いていた鳥、調べたら「ジョウビタキ」という鳥だった。(2022.12.12)
- 携帯電話入院中にいろいろ考える(2022.12.07)
- クルマのナンバーについて(2022.12.05)
コメント