【はっPのアナログ探訪_0152: Another Day(アナザー・デイ) / Paul McCartney ( Single )】
久しぶりのアナログ探訪、ポール・マッカートニーの「アナザー・デイ」を聞いてみました。
ベースの音がとても豊かに聞こえてきます。
いつもCDで聞いているのとは異なる、まろやかだが芯のある、そしてポールのつま弾きを強く感じます。
曲は言わずと知れたポールのビートルズ解散後の名曲シングル。
ポールの甘い声でのボーカル、さらに甘~いバックコーラス。
やさしいアコースティック・ギター。
何よりもメロディーがいいっ!!
そして曲の展開も素晴らしい。
ソー・サッド・・・からのやや哀感をおびたところから一気にサビに持って行くところは、もう心憎い、聞いている者をくすぐってくすぐって、たまらん感じ(*^_^*)です。
当時は、ビートルズの曲についてもまだ十数曲しか知らない状態で、この解散後のポールのシングルを聞いたわけですが、溢れる才能にただ驚いたことを覚えています。
ビートルズが数々の名曲を世に生み出して解散したという事実は知っていたのですが、まったく枯渇しないその才能に、当時中学生の私はただ感動しました。
曲の世界観も当時の歌謡曲には無いものでした。
この曲や、「メアリーの子羊」、ジョンについては「イマジン」「ラブ」、ジョージは、「マイ・スウィート・ロード」「ホワット・イズ・ライフ」、リンゴについては、「バック・オフ・ブーガルー」「イット・ドント・カム・イージー」などがビートルズを聞き始めた私の耳に解散後の四人の曲として入ってきたわけですが、どれもこれも聞き始めたビートルズとは異なるサウンドを感じ、またメロディなどもひと味ちがったものを感じ、この先ビートルズと同時進行的に四人の曲を聞いていくことができるのだと、わくわくしたものでした。
今、B面の「オウ・ウーマン・オウ・ホワイ」も聞いてみたのですが、当時はよくわからなかったこの曲も、今聞くと、ポールらしい物語性もある、しかもサウンド的にも工夫を凝らした感じがして、このあいだの「エジプト・ステーション」のアルバムにも通じるようなところがありました。
あらためてポール、いいねぇ・・(゚ー゚*)。oO
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