宝塚歌劇・花組「CASANOVA」再度観劇しました
宝塚歌劇・花組東京公演「CASANOVA」、“前楽”を「ヅカ友」お二人と観てまいりました。
体調のこともあるので、観劇後の反省会には出席出来ず、残念でしたが・・。
このあと千秋楽ということもあって、もう花組は練りに練った形でこの「CASANOVA」を演じていました。
それぞれがそれぞれの“勘所”を心得て、実に巧みに、そして円熟味さえも感じさせるくらいの充実ぶりでした。
途中、転倒する者がいたり、鳳月杏(ほうづき・あん)さんがセリフを“噛ん”だりということもありましたが、それはもう千秋楽直前ということもあって、いろいろあるでしょう。
そんなこと関係なく、明日海りお(あすみ・りお)さん、仙名彩世(せんな・あやせ)さん、柚香光(ゆずか・れい)さん、瀬戸かずや(せと・かずや)さん、鳳月杏(ほうづき・あん)さん、花野じゅりあ(はなの・じゅりあ)さんら重要な役どころの方々を中心に“満点”の舞台になっていたと思いました。
比較的“歌いまくる”演目であるのに、明日海さんはじめ仙名さんも、鳳月さんも、楽日にもかかわらず、喉には余裕を感じさせてくれました。
楽曲も素晴らしいので、観客として「歌」も十分楽しめました。
明日海さんは、本公演としては、このあと一公演で卒業されることになったわけですが、いやいやこの時期にきても、まだまだトップスターとしての成長過程にある、と感じるくらいの“生きの良さ”を感じました。
今までの数々の演目での様々な役は、どれも素晴らしい出来だったし、演目的には他の組や、他の人の主演だったらどうだろう?という、演目でも、明日海さんはいい作品に仕上げてきたと思います。
やはり今までのトップスターの中でも別格と言えるくらいの立派なトップだったと、あらためて思いました。
明日海さんのそんな姿を瞼に焼き付けつつ、幕が降りました。
堪能させていただきました。
花組、素晴らしいっ!
次回の公演も楽しみにいたしております。
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