フォト

わたしのいきつけ

無料ブログはココログ

« 宝塚歌劇・花組「CASANOVA」を東京で見た | トップページ | 「生きるかなしみ/山田太一・編」を読みました »

2019/04/23

「巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる」を読んだ

20190423_yoshiko_ishii001

『巴里の空の下 オムレツのにおいは流れる/石井好子著(河出文庫)』を読みました。
1950年代の古きよきフランスでの石井さんの暮らし、そして思いでの料理の数々が綴られた、名著といわれた本の文庫化です。
第11回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作です。

石井さんがパリで暮らし、歌手としていろいろな地域に赴き、その地での料理を味わったり、それら地元の料理を食べて自分なりに工夫して、ちょっとした料理を作ってしまうお話や、下宿先でのそのへんにあるものを使ってささっと作る料理の話、フランスでの友や、石井さんを日本から訪ねてくるお客さんのために作る料理など、ちょっとしたアイデアを生かした、豪華ではないが、なんだか食べてみたい料理のお話などが、これはもうおいしそうに書かれていました。

ポトフや、チーズ・フォンデュなど、今では珍しくない料理についても、当時の石井さんの説明で事細かに、そして実際に作った人でないと書けないその場面での様子が描かれていて、とても読んでいて楽しい!

また、材料についてもフランスにはあるが、日本では手に入らないようなもの(初めて聞くような野菜など)についても、「これを代わりに使うとよい」などとアドバイス的なことも書かれていて、作ってみたくなっちゃうんですよねぇ(*^_^*)

よく出てくるのは、バター(石井さんは“バタ”と言う)と、トマトとチーズと、玉葱などでしょうか。
身近な材料で、石井さんが手際よく作る料理、目に浮かぶように描かれていました。
時が流れても「名著」いと言われる由縁です。

そして、石井さんが過した巴里を中心とするフランスの空気まで感じられて、料理と共に紀行的な文を存分に楽しめました。

心が優雅に、ゆったりとするような本でした。

« 宝塚歌劇・花組「CASANOVA」を東京で見た | トップページ | 「生きるかなしみ/山田太一・編」を読みました »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 宝塚歌劇・花組「CASANOVA」を東京で見た | トップページ | 「生きるかなしみ/山田太一・編」を読みました »

2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

最近のトラックバック