映画「12か月の未来図」を見ました。
映画『12か月の未来図(Les grands esprits)/2017年 フランス 監督・脚本:オリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル 出演:ドゥニ・ポダリデス(フランソワ・フーコー先生)』を見ました。
主人公のフランソワ先生を演じるドゥニ・ポダリデスは、パリの名門高校の教師でしたが、たまたまパーティーの席上で相手が文部省の役人であるとは知らずに、パリ郊外の中学の教育困難問題(移民や貧困などの原因による)の解決はベテラン教諭の配置が必要だと熱く語り、その美人役人からランチをとろうと連絡が有り、行ってみると、フランソワ先生の名門高校からパリ郊外の教育困難中学への転任のお膳立てが出来ていて・・おまけにまたまた、たまたまその場を通り過ぎた大臣から「お願いする」ということまで言われて・・断ることが出来ずに転任・・( ̄O ̄;)
行ってみたらさあ大変!
日々問題が起こり、授業が授業にならないd( ̄  ̄)
生徒はほとんどが問題だらけ。
でも、そんな今までとは勝手のちがう環境で、体に染みついたベテラン教師のプライドでもって格闘していくのです。
その過程がとても真面目に描かれていて、フランソワ先生が、問題生徒と真剣に関わり、授業を作っていく中で逆に学ぶこともあったり、最後は問題の生徒の退学問題が起こっても全力で学校側と闘うような先生になっている、そんなお話です。
問題中学の若い先生達のうち、一部は“あきらめ”モードに入っているが、それでもフランソワ先生の取り組み方に賛意を示す教師もいて、一筋縄ではいかないフランソワ先生の教育も、やがて少しばかり実を結び始めます。
最後までこちらも問題中学に赴任した教師のような気持ちで、“入り込んで”見てしまいました。
いい映画でした。
余談ですが、全てが終わり、エンドロールで流れていた曲は、メリー・ホプキンの「ゾーズ・ワー・ザ・デイズ」という懐かしい曲でした。
ビートルズ・ファンとしては新鮮な感覚でしみじみと聞くことになりました。
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