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2019/07/20

阿川佐和子さんの「叱られる力 -聞く力2-」を読んだ

20190719_agawa_sawako001

『叱られる力 -聞く力2-/阿川佐和子著(文春新書)』を読みました。
あのベストセラーになり、どの書店に行っても“平積み”になっていた本の第二弾です。

今回は「聞く力」といっても、著者・阿川さんが、いろいろな場所、シチュエーションで叱られてきた(叱られっ放し?!)ケースを振り返るというか、それを反省するというか、とほほな自分にがっかりしたり、叱った相手に怒りをぶちまけたり、という展開となっておりました。

阿川さんのお父さんは作家の阿川弘之さん。
この本でも書かれていますが、とにかく阿川さんが小さい頃から“理不尽極まれり”という形で叱られてきた経緯があり、阿川さん、人から叱られることにはかなり敏感になっていて、ここに書かれているテレビに出たり、文筆業を開始した頃に叱られたエピソードは克明に覚えていられて、その度に教訓的に自分にその“叱り”を染み込ませています。

また阿川さんの友人が会社で経験した若い人達への叱り方の悩みについても多くのページを割いて書かれています。
それらは、まあはっきり言って“面倒くさい”!!
すぐに落ち込んでしまったり、それが原因で会社を辞めてしまったり、セクハラだパワハラだと訴えてきたり・・。

上記の若い人達への対応に悩んでいるのは、かつて理不尽なほどの叱られ方をしてきて、鍛え抜かれてきた方々です。
叱られるのには慣れていたが、自分が叱る側になると、時代背景も手伝って非常にセンシティブな問題を含んでいることもあり、難しいものだということがよくわかりました。

この本に書かれていた実話エピソードに、若い人達の合宿研修などで、グループ毎に別れて討論しろというと、休み時間を与えたわけでもないのに皆いなくなってしまう。
どこへ行ったのかと思っていると、各自宿泊部屋に戻って「ライン」でディスカッションしているだというのです(^^;)

面と向かうとざっくばらんに話せない。
こいつ変なこと言っていると、バカにされるのに耐えられない。
自分の意見を否定されると人格を否定されたように感じて立ち直れない。

などなどの理由でふだんから見知らぬ人達とやりとりし慣れているラインを使うのだそうです。ほんとだよ。
経産省、防衛省、外務省などのキャリア官僚の研修の場でも同じような現象が起こったそうです。
時代でしょう?!

というわけで、叱られ方と叱り方の現状報告的なこの本、「叱り」についてあらためて考え直すきっかけとなるようなものでした。
たしかに今は叱るのは難しい・・、実感です。

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