高田文夫先生の「ご笑納下さい」を読んだ。
『ご笑納下さい -私だけが知っている金言・笑言・名言録-/高田文夫著(新潮文庫)』を読みました。
こいつもブックオフでゲットだ。
高田文夫先生と言えばニッポン放送の「ラジオビバリー昼ズ」だ。
平日のお昼にやっているので、職場の休憩時間に環境が許せばラジコで聞いてきた。
また、病気で仕事を休んだときなど布団の中で聞いていた。
さまざまなテレビ番組の構成にも携わり、それらは私達にすっかりお馴染みだった番組ばかりだ。
落語立川流Bコースに入門し、「立川藤志桜」としてもとおっている。
その高田先生が集めた、そして記憶に残していた色々な芸人、または自らが生み出した名言・迷言の数々が収録されている。
バカバカしいのもたくさんある。それがまたうれしいやらありがたいやら(*^_^*)
中には厳しいものもあった。永六輔の「テレビが開局60年記念とか言って騒いでいるけど、この60年でこれだけ堕落したジャンルって珍しいんじゃないかな」・・名言である。
だから私はほぼテレビを見なくなった。
有名な三宅裕司さんの天然ボケ奥さんの名言も載っていた。
家族旅行でやってきたホテルのフロントで、
「お宅はベッドインは何時なの?」
聞かれたホテルマンも困って、
「お客さまのお好きな時間でよろしいかと・・」
(^_^;)それを言うなら「チェックイン」。
ルー大柴さんの
「バカもホリデー、ホリデーに言え」
「仏の顔もスリータイムズ」
「藪からスティックな事言うなよ」
「堪忍バッグの緒も切れるよ!」
などなど、私が大好きな感じd(^_^o)
爆笑問題の
「ジョニーがきたなら伝えてよ 二次会庄やだと~」
立川志の輔さんの
「日本は「YES OR NO?」と迫られたらひと言、「OR」を選べばいいんです。」っていうのも好き(*^_^*)
もひとつ、永六輔さんの
「生きて“いる”ということは、誰かに借りをつくること。生きて“ゆく”ということはその借りを返してゆくこと」っていうのは沁みました。
私も早く借りを返していかないと、と思った。
先代の林家三平さんが亡くなる直前にお医者さんから
「お名前が言えますか?」と聞かれ
「加山雄三です」って答えたのは・・さすが昭和の爆笑王でしたd( ̄  ̄)これが最後の言葉だったとは。
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