映画「やっぱり契約破棄していいですか!?」を見てきました。
映画『やっぱり契約破棄していいですか!?(DEADIN A WEEK (OR YOUR MONEY BACK))/2018年 イギリス 監督・脚本:トム・エドモンズ 出演:トム・ウィルキンソン、アナイリン・バーナード、フレイア・メイヴァー、マリオン・ベイリー』を見てきました。
なんというか、ブラックコメディーって言ったらいいんでしょう、たぶん。
主人公の青年・ウィリアム(アナイリン・バーナード)は、小説家を目指しているものの、まったくもって芽が出ず、絶望の淵にあり、7回もの自殺の試みはいずれも失敗・・。
そしてもう一人の主人公、殺し屋として長年生きてきたレスリー(トム・ウィルキンソン)は、寄る年波からか、英国暗殺者組合( ̄O ̄;)のノルマを達成できずに引退に追い込まれそうな状況。
ある雨の降る夜、自殺しようと橋の上で逡巡していたウィリアムに声をかけ、名刺を渡すレスリー、やがて自殺したい小説家志望と暗殺のノルマ達成に賭ける老殺し屋の意見が一致(^^;)、一週間以内の暗殺契約を交わします。
でも、その直後に応募していた小説に興味を持った編集者・エリー(フレイア・メイヴァー※ベリー・キュート(*^_^*))から連絡があり、出版の話が持ち上がる。
さあどうしよう(^^;)「殺すのちょっとやめて」と契約破棄の連絡をしてみると「ふざけんなっ!」ってことになってこのあとはもう大変!!
ウィリアムとエリーの恋模様も展開され、さらにレスリーには殺し屋を引退してゆっくりと二人で老後を楽しもうというやさしい奥さんがいて、こちらも人生模様がしみじみと描き出され・・、さらに暗殺に失敗したら引退させよう、しなかったらレスリー自身を殺してしまおうという暗殺者組合も絡んで、人生の悲哀や生死ギリギリの境目でのスリリングな展開、そして怒濤の“大どんでん返し”などもあり、単なるブラックコメディーには終わらせない、英国らしい“味な”映画になっていました。
見る前の想定を超えた素晴らしい作品になっていました。
“超”がつくオススメですd(^_^o)
【Now Playing】 Flamenco Sketches / Miles Davis ( Jazz )
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