「不明解日本語辞典」を読んだ。
『不明解日本語辞典/髙橋秀実著(新潮文庫)』という本に手をつけました。
ブックオフにて購入したのですが、手をつけてはみたものの・・という感じになってしまいました。
見出しの32語を見ただけでおもしろそうと思ったのです。
例えば、
〇えー
〇っていうか
〇リスク
〇普通
〇秘密
〇つまらない
などなど、どんな感じで攻めていくのか、と興味津々で本をバッグに入れて楽しみに帰ってきたのです。
でも、【いま】の項目では、「いま」とは一体、いつのことなのだろうか?
と、国語辞典を調べ、過去と未来との境になる時。ただいま。この瞬間。現代。今の時代。今日(今日)。新しいこと。また、そのもの。ごく近い過去に関して用い、互いに経験や知識で知っているものをさしていう。
・・と、考察が始まった時点でもう先を急ぐ私には興味が無くなってしまったのでした。
だいたい上記のような意味のことは既に説明いただかなくとも分かっているし、その後の展開も妙に細部にこだわり、面倒くさい。
その見出しの中盤から終盤にかけてはもうどうでもよくなってしまい、半分くらいまで読んでから投げ出してしまいました。
この著者同様な言葉へのこだわり方をする人には面白いのだろうと思いますが、どうも私には合わない本でした。
ということで、ざっと読んでお終い。
次の本にとりかかります。
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