フォト

わたしのいきつけ

無料ブログはココログ

« 2019年10月 | トップページ | 2019年12月 »

2019/11/30

「管見妄語 知れば知るほど/藤原正彦」を読んだ。

20191130_fujiwara_masahiko001

『管見妄語 知れば知るほど/藤原正彦著(新潮文庫)』を読みました。
著者は数学者であるが、知性とユーモアをふりかけ、数学者らしからぬ情緒的な部分も感じさせつつ本書のようなエッセイを書いている。

また、それぞれのエッセイのテーマが多岐に渡っていて、ジャーナリスティックなものから、世俗的な話題、家族の話題、国外に出かけたときのエピソード、などなどが書かれていて、著者の知識と“懐”の深さに驚いたのでした。

さらに著者はあまり世間的には多数派のいない意見を言っても、これを言ったら各方面から非難されることは必至だ、というようなことについても、遠慮会釈なしで、しかもちっともビビっていない、かといって人間的に“あっちの世界”まで行ってしまったような奇人・変人でもない、そこがこの人のエッセイの魅力になっているのかもしれないと思いました。

小泉構造改革時の「郵政民営化」についても、アメリカが日本に蓄積されている個人の金融資産を日本のために使わせないようにするためのものだ、と説き、それこそ誰にでもわかるように噛んで砕いて「そうだったのか」と思わせる説得力と筆力があります。
何度読んでも難しくてわからないようなことを書いている人っていうのは、結局自分もわかっていないことを分かった風に書いているだけだと常日頃感じている私には、藤原氏の書きっぷりは見事だと思いました。

ドイツ、メルケル首相の難民大量受け入れや、英国のEC離脱についても、その分析は面白い。
どこからか他人の意見を拝借してきて、適当に自己の理論をふりかけて作ったものではなく、話の組み立ては平易なうえに思わず納得してしまうものでした。

かと思えば、1960年代の「流行歌」に関する思い出などは、とても情緒的で、心にじんと沁みるような話になっている。
話題の広さも、広範囲で、しかも自由な感じです。
この本は楽しめるぞ、と思いながら最後まで読んでしまいました。

過去の社会的・政治的な出来事についても、あらためて考えさせられることが多々あり、偏った、あるいは自らの保身のために“曲げて”記事を書いているようなメディアに一杯食わせられないようにしよう・・などとも思ったのでした。

2019/11/27

内田百閒の「大貧帳」を読んだ。

20191127_uchida_h_001

『大貧帳/内田百閒著(中公文庫)』という本を読みました。
内田百閒のこの本は、百閒先生自身の貧乏生活について、借金について、お金にまつわる様々な人との関わりについて書かれています。

「いつもお金を絶やさない様に持っているのは、私などよりもう一段下の貧乏人である。」・・・この百閒の誇り高き?!一文は、なんだかもう笑えるようで笑えない(^_^;)

お金なんか無くったって、豊かな諧謔の精神を持つことができる(解説:町田康氏)、こんな人は過去にも現在にも内田百閒をおいて他にいるのだろうか、と、この本を読みながら思いました。

ほんとうに今夕食するものも買えないようなぎりぎりの日々でも落ち着き払っているようで、平気で借金に出かけ、ワケが分からないが貸してくれる人がいる。

原稿料の印税まで前借りし、学校勤めをしていた頃には給料日にそのほとんどが借金の返済で消えてゆく。
この本を読んでいるだけでは、いったい何にお金が使われているのかわからないが、ありとあらゆる人達から借金をしていて、借りている百閒先生が一番堂々としている。

帽子が使用に耐えられなくなり、病の床にいる知り合いのところに見舞に出かけ、病室に掛けてある病人の帽子を被り、どうせ病院では帽子は被らないだろうと被って帰ってしまう。
「退院するときに被るのだ」と言ってもいうことを聞かない百閒先生。「そのとき、買えばいいだろう」ときっぱり言い切る。

わざわざ千葉まで汽車に乗り、借金に出かけるが、貸してくれたその人に一杯ごちそうになる。( ̄O ̄;)先生の精神構造はいかなる具合になっているのか、私には想像もつかない。

借金をすることについて何ら引け目も感じさせないこの人の文章は厳然として他を寄せ付けません(^_^;)

借金まみれの貧乏生活、ぎりぎりのところで何とか危機を回避していくその日暮らしの様子など、他の人が書いても、きっと、ちぃとも面白くないのかもしれませんが、内田百閒の文は最初から最後までぐいぐいと引き寄せられ、他に類を見ません。

内田百閒の本を読む度に何か自分が文を書くときの参考にしようと思うのですが、まったく歯が立たないのです。
それほど面白くて上手くて、しかも孤高の文章です。
今回も読んで楽しむだけになりましたが、いつか少しでもこんな抜群の巧さを感じさせる文章を書いてみたいと、またまた思ったのでした。

 

2019/11/22

気になる紙幣の渡し方

20191122_paper_money001

きょうラジオで小島奈津子さんの番組を聞いている中で、「ま、どうでもいいんだけどさ・・ちょっと気になること」というようなコーナーがあって聞いていたのですが、私にもちょっと気になることが・・、ま、どうでもいいんだけどさ…σ(^_^;)

今の仕事で現金を受け取るような場面が何度もあるのですが、紙幣、お札を何枚も受け取るような時に、お札の向きが上下ひっくり返しだったり、裏・表がバラバラになっていたり、またはお札の角が折れたままだったりして、見るからに雑な感じで渡されることがあります。

まったく気にならないのか、または受け取るこっち側のことなど何も考えておらず、こんなヤツにいちいち揃えて渡せるか、と思っているのか・・。

渡された状態でそんな状態ってことは、その人の財布の中でもたぶん“ばらん・ばらん”になっているのでしょうね。

どうでもいいんだけどさ、とは言ってみたものの、そんな人とは付き合いたくないし、仲良くなりたくはないと思いました。

だって、あんた、たとえばあなたの好きなタレントや、恋人、たいせつな人、目上の人などにお札を何枚か手渡すような機会があったときに、お札の向きや裏・表がひっくり返し、角があちこち折れているままお札を渡しますか?
それでも渡すという人なら、なんか社会人失格なんじゃないのか・・と思うんだけど・・ねぇ。

でも、以前同僚に聞いたら、「えっ、そんなこと気にする人がいるんですか?!」と言われたことがあったので、まったく気にもしない人っているんですよね。

う~ん、ま、どうでもいいっか(^_^;)

2019/11/21

「池波正太郎指南 食道楽の作法/佐藤隆介」を読みました。

20191121_sato_ryusuke001

『池波正太郎指南 食道楽の作法/佐藤隆介著(新潮文庫)』を読みました。

著者の佐藤隆介氏は、広告代理店のコピーライターを経て、池波正太郎の書生をつとめた方。
[酒・食・器]の食卓に関わるものをテーマに文筆活動をされています。

亡師匠「池波正太郎」さんから教わった食い道楽の極意はこの本でも健在。佐藤氏は昭和11年生まれです。もうこういう“食”についての文を書く人はほとんどいないんじゃないでしょうか。だから面白い。

著者は酒と、食い物と、焼き物には金を惜しまないようにしようと、所帯を持った時に奥さんと約束した話を書いていましたが、季節によって器の“更衣”をしたりもしています。それに三日はかかると言っていますから、いやもうたいしたものです。

さわさわと青葉を渡ってくる薫風の中で何とか食卓の更衣を済ませれば、晩酌の気分のさわやかさは格別であると・・。

ちりめん山椒を自分でつくるやり方も書かれていますが、これでとりあえず酒も飲めるし、温かい飯にも、お茶漬けにも合う、チャーハンも悪くないと言っていて、もうただ者じゃありませんね。

「蕎麦前なくして蕎麦屋なし」などという章もあり、まだ私があまり経験していない、蕎麦屋での大人の酒の嗜み方についても書かれていますが、これが自然にできればもう立派な大人の出来上がりです(*^_^*)

今の“にわかグルメ”にはわからない世界、“食道楽”の粋な世界が描かれているこの本、読み応えがありました。


【Now Playing】 Dolphine Dance / Herbie Hancock ( Jazz )

 

2019/11/17

映画「ドリーミング村上春樹」を見た。

20191117_dreaming001

映画『ドリーミング村上春樹(DREAMING MURAKAMI)/2017年 デンマーク 監督:ニテーシュ・アンジャーン 出演:メッテ・ホルム』という映画を見ました。
映画っていうか、ドキュメンタリーというか、“かえるくん”のCGが入っていたりして、どういう映画か、ひと言でいうのは難しい感じでしたが・・。
時間はわずか1時間でした。不思議なフィルム。

この映画は村上作品をデンマーク語に翻訳してきたメッテ・ホルムが、どうやって村上春樹の作品の感じをデンマークの人達に伝えるか・・と、悩み、どんどん深入りし、自分でも村上がこの部分ではどういうことを表現したいのか次第にわからなくなってきたり、他の言語で翻訳している作家に聞いてみたり、どっぷりと“ハマって”いく様子が描かれていたと思います。

 

 

20191117_dreaming002

村上春樹の作品をあまり読んでいないのに、この映画を見に行くという無謀なことをしてしまい、私も戸惑いのまま映画が終わってしまったのでした。
叱られそう・・。

でも、見ていて、村上春樹ファンの中でもこの映画の価値については二分されそうな気がしました。
自分にとっての村上作品はそうじゃない、という人や、本を読んでいた方がよっぽどいい、なんて人もいるかと思います。

結局なんだか、もやもやしている間に1時間の映画は終了。
不思議な気分で千葉劇場をあとにしました。
村上作品、もう少し読んでみようか、と思いました。

 

2019/11/16

池澤夏樹氏の「のりものづくし」を読んだ。

20191116_ikezawa_natsuki001

『のりものづくし/池澤夏樹著(中公文庫)』という本を読みました。
著者池澤夏樹氏がこれまでの人生の中で、いろいろな乗り物に乗ってきた思い出や、乗り物に対する思い入れなどを語り尽くすような、そんな愉しくて、乗り物好きには興味深い本でした。

「のりものづくし」会員誌『Harmony』に連載したものを中心に、氏の乗り物に関するエッセーを集めた文庫オリジナル編集となっていました。

氏の若い頃の思い出、帯広から上野までの汽車の旅が、いかに長い旅だったか、とか、鉄道、ロンドンの地下鉄と東京の銀座線、タクシー、ダブルデッカー、レンタカー、エレベーター、フェリー、熱気球、スケート、飛行機、自転車、などなど、これが“乗り物”?!っていうものまで、とにかく人が乗るものについてのエッセーは限りなく止めどなく、溢れるように書き綴られています。

池澤さんは国内も海外もどんどん出掛けて行って、旅をし、あるときはそこに住んだり、人生の中で「旅」、「見知らぬ地を知る」ことについて、とても大事にされています。
そんな中、乗り物で移動していく時間も楽しんでおられるようで、私も電車の窓から見える光景や、自分で運転するクルマからの車窓風景を肌で感じることが大好きです。

この乗り物での移動って、面倒くさがりやには「一瞬で目的地に着けばいいのに」などと思うことがあるのかもしれませんが、まさに移動そのものが楽しみのひとつなんだと思います。

さらに、いろいろな“乗り物”そのものに対する興味も大事なんじゃないかと思います。
池澤さんが二十世紀の歴史を作ったと言われる飛行機の「ダグラスDC3」に乗りたくて、そのためだけに出かける話なども書かれていましたが、特に男はそういうものにこだわりますよね。
この本を読んでいて、池澤さんがマニュアル車を操るドライブの良さについて書かれていましたが、今、私もマニュアル車に乗りたいと思っているところなんです。

自分でクルマのギアを選択し、繋ぐ。そして自らの行きたいところに、自らの操作で行ってみる。道中さまざまな出会いがあり、その街の空気も感じる。
いいなぁ、・・今ねらっているクルマはスズキのジムニーです。もちろんマニュアルで。

そんな夢をふくらませつつ読みたい本でした。
面白かった。

2019/11/15

ワーストな年を耐えて粘って生きる

20191115_flower001

今年、・・今年度は今まで生きてきた中でもワースト・スリーに入るような年になりました。
4月から職場が変わって、すでに4回倒れています。
うち一回は救急搬送され、九死に一生を得ました。あの時は、あと二時間遅れていたら、また長女が最初に訪れた医院に同行していなければ、死んでいたかもしれません。

新しい職場の文化に慣れることもなく、自分を今までの生き方から180度方向転換して行くしかなく、そうでもしなければまた倒れてしまうことになりかねない。

入院した病院には定期的に通院し、前回は検査した数値がかなりひどく、本日も検査・受診してきましたが、数値は良くなりつつあるものの、大学病院への紹介状をもらい、予約もしてもらい、次の段階に入っていくことになりました。

毎日、生活し、仕事をする中でも、いつ具合が急変するのか、今の自分の身体の状態はどんなことになっているのだろうか、という不安と、わずかばかりの回復への期待が表裏一体となって、自分が自分でないような気持ちで毎日過しています。
にこにこしているときは、そんなふりをしているだけです。

自分の気持ちを落ち着かせるため、また、少しでも以前と変わらぬような状態に向けるために、いろいろな本を読んだり、映画を見たり、音楽を聞いたりもしていますが、突然前触れもなく不安と恐怖が自分に襲い掛かります。

あとは仲の良い人と会い、言葉を交わすことが自分にとっての薬になっているような気もしているところです。

今年もあと一月半、大学病院でもいろいろ不安になるようなことを聞くことになるかもしれませんが、なんとか耐えて、粘って生きて行こうと思います。

 

【Now Playing】 Here Today / Paul McCartney ( Rock )

 

 

2019/11/13

目黒考二・椎名誠による「本人に訊く よろしく懐旧篇」を読んだ。

20191113_meguro_shiina001

『本人に訊く 〈壱〉 よろしく懐旧篇/椎名誠・目黒考二(集英社文庫)』という本を読みました。

これは椎名誠さんが今まで書いた本について、“全著作”検証しようというシリーズの第一段となっています。
この「よろしく懐旧篇」では、椎名さんがプロの作家になる前のデパート関係の業界紙編集長だった頃の専門書の著作から、さらに本の雑誌をつくり、“昭和軽薄体”という椎名さん初期の独特の文体が目立ったデビュー前後の著作、さらには、多作・・書きまくりという絶頂期、その後の写真と文が一体となった作品などなどまでが紹介されています。

それぞれまな板に乗せる著作について再度読み返し、椎名さんに「訊く」のは、椎名さんと共に「本の雑誌」を立ち上げ、発行人をつとめ、自らはミステリー評論家として数多くの受賞がある目黒考二氏、帯にもあるように遠慮会釈ない鋭い“ツッコミ”で椎名さんに訊きまくり、たじろがせますd(^_^o)

まずは初期の対談やインタビューでの椎名さんの大物に対する“弱腰”を挙げ、「ダメだし」をします。しかも“だから”つまらないと一刀両断です。

また椎名さんの初期のヒット作についても「今読むと面白くない」とバッサリ。

でも、椎名さんが快調に自分のペースで生き生きと書いているものについては、かなり褒めています(*^_^*)

あとは、色々な雑誌で書いたものをまとめた本については、いいものもあるけど、これはダメ、と玉石混交ぶりをあげつらっております。

それら作品の数々について、私はけっこう椎名さんの本を読んでいたつもりだったのですが、知らないものが多くて自分でも驚きました。
また、「改題」を行っているものや、一度短編に出したものに肉付けして長編小説として再度刊行しているものなど、気づかなかったものも多数!

ま、一番驚くのは、椎名さんが自分が書いたものとはいえ、ほとんどその内容を覚えていなかったり、当時のあとがきなどの記述が事実と異なっていることも多く、人の記憶とはほんとにいい加減なもんだ、などとも思いましたが、でも、誰もそんなもんじゃないでしょうか。
何十年も前に書いたことなんてふつう覚えていないよねぇ…σ(^_^;)

とにかく、ほとんど目黒さんのツッコミに対して、「忘れた」「そうだったけ」「えっ、オレがそんなこと言ってたの?」などの椎名さんの反応がまた正直で面白かった。

「悶え苦しむ活字中毒者、地獄の味噌蔵」や「かつおぶしの時代なのだ」などを当時読んでいた人、何時出るかわからない雑誌「本の雑誌」の発売をいつも待ち遠しく思っていた方、などには“いい感じ”で読める本でしたよ(*^^*)
椎名誠ファン、「本の雑誌」ファンには読んで楽しい本でした。
出るのか、その〈弐〉・・!!

2019/11/10

映画「スペインは呼んでいる」を見ました。

20191110_the_trip_to_spain001

映画『スペインは呼んでいる(THE TRIP TO SPAIN)/2017年 イギリス 監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:スティープ・クーガン、ロプ・ブライドン』を見ました。

私は存知上げなかったのですが、人気シリーズとのことで、前作は「イタリアは呼んでいる」というタイトルで、ヒット作だったようです。

主役の二人はイギリスのショービジネス界で活躍していて、その二人がグルメ取材の旅に出ます。
スペイン各地の知る人ぞ知るレストランで舌鼓を打ち、古城や修道院を改装したホテルに宿泊、珍道中を繰り広げます。

スペインに関する食と文化の細やかな知識で、観ているこちらの好奇心を刺激“しまくり”です。

 

 

20191110_the_trip_to_spain002

特に二人の食事するときの会話は掛け合い漫才のようで、マーロン・ブランドや、ミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイなどのスターのモノマネ連発で、英語がわかって、しかもモノマネしている人物の実際のしゃべり方などの特徴がわかっていれば、もう腹の皮よじって笑うことになるわけですが、・・英語もよくわからず、マネしている人物の半分も実際の特徴がわからなかったので、困りました(^_^;)

それでも、ウィットに富んだ(?!半分もわからなかったが)会話と、次から次へと出てくる料理と調理場の様子、給仕される映像などなどに目が回るようなスピード感を感じつつ見終えました。

英国紳士の爆笑グルメトリップ!完全理解はできなかったものの、エンターテインメント作品として、そして美しい風景も手伝って楽しめました。

2019/11/06

煎りたて珈琲のテイスティングをさせてもらいました。

20191103_jacudori001

Instagram 経由で facebook にも少し書きましたが、千葉市中央区の大巌寺町にある珈琲店「じゃくう鳥」に行き、カウンターで珈琲を啜っていたら、マスターが煎りたての豆をさっそくテイスティングしていました。

私の隣にいた女性が、「私もやってみたい」と。
そして私にも「一緒にやってみませんか?」とお誘いがありました(^_^;)

マスターがズスッとテイスティング用スプーンからすすっている様子を見ていて、「こりゃ絶対に“むせる”な」と思いましたが、せっかくの機会ですからやってみましたよ、私も。

写真の平べったいスプーンに少量取り、たしかコスタリカとコロンピアだったと思うけど煎りたて、淹れ立てのグラスに入った珈琲をズビッと吸ってみました。
ゲホゲホゲホって、やっぱり一回目はなりました…σ(^_^;)

珈琲を霧状にして、口の中の様々な味覚を感じる部分にあて、さらに鼻に抜ける香りも感じなければならないらしいですd(^_^o)・・あんた、こりゃむずかしいよ!( ̄O ̄;)

 

 

20191103_jacudori002
二枚目の写真は、店内に貼ってあったポスター。「Cupping Attributes」と書かれていました。テイスティングの極意がここに書かれているのか?!
20191103_jacudori003

何度かやってみて、まね事程度ですが、少しばかり出来るような気になりました。
やってみなければわからないことが世の中にはいくつでもあるものです。
隣に座っていた女性に誘っていただいたこと感謝しております。

今日もまた新しい経験が出来た、とうれしくなりました。

 

2019/11/05

宝塚歌劇・花組東京公演「A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム」を観劇してまりいました。

20191105_flower_troupe001

宝塚歌劇・花組東京公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-(Musical)/シャルム(レヴューロマン)』を観てまいりました。

この公演は花組トップスター、明日海りお(あすみ・りお)さんの退団公演です。
独自路線でもあり、王道路線でもあったような宝塚を代表するトップスターだった明日海さん、ある意味“孤高”の人とも感じることがありましたが、立派な大トップスターでした。

ミュージカル「青い薔薇の精」は、植田景子先生の作・演出。
誰が作ったのかと思っていたら、やはり植田先生でした。

悲恋ものとか、そういった宝塚的なものでなく、明日海さん演じるこの薔薇の精は“明日海さんそのもの”と感じました。月組で純粋培養されてきたように感じた明日海さん。でも、花組に来てからは、やはりファンだけでなく、花組の組子からも一挙手一投足が注目される中で二番手からトップスターになり、明日海さんの性格からいっても大変な苦労と孤独感があったのではないかとお察しします。

純粋に宝塚の世界が好きで、この世界で一番生き生きと輝き、極限まで突き詰めて、そして様々な時代の流れに巻き込まれながらも、自らが大切にしてきたものを最後まで守り抜く、そして時代の移ろいを感じながらこの世界を去って行く・・。
この話の薔薇の精そのものです。

植田先生は、明日海さんがいかに宝塚にとって“根源的”な存在であったか、そして明日海さんのふだんのちょっと“ほわっ”として“たよりない”ような様子から、ステージでは他の追随をゆるさない堂々の男役に切り替わるあの姿を薔薇の精に投影したのではないでしょうか。

明日海さんの今までの宝塚での姿がフラッシュバックするかのような、そして幻想的で、心に残る作品でした。

 

20191105_flower_troupe002

ショー「シャルム」は、明日海さん率いる花組らしい美しくも力強さを感じ、メリハリのきいたスピード感も感じさせるものでした。

少し思ったのは、明日海さんが抜け、すでに鳳月杏(ほうづき・あん)さんが抜けていますが、次の花組の体制が急に見劣りしてしまうのではないか、ということです。
たぶんそんなの“取り越し苦労”だと思うのですが、宝塚って不思議で、たった一人抜けただけで組の印象がまったく変わってしまうことが時々あります。
そんなことにならないように、などと老婆心だったのですが、ふと思ってしまったのです。

あとは、娘役トップの華優希(はな・ゆうき)さんが、明日海さんとは今回の公演一回きりのコンビで、トップコンビの結び付きや、見せ場などはほとんど無かったことがちょっと寂しかった。

やはり理想としては、長きに渡って組んだトップコンビの同時退団という感極まるようなものがあったらよかったのですが、ないものねだりですね。

明日海さん、長い間トップスターとしての輝きを失わず、公演毎にあらたな面を見せてくれました。
宝塚ファンとしては、明日海さんの時期に観劇できた幸せをかみしめつつ、ありがとうと言いたいです。

 

2019/11/04

千葉県立美術館「第31回 平和を願う美術展」をのぞいてきた

20191103_art_kenritsu001
昨日、千葉県立美術館に、表記の「第31回 平和を願う美術展」を見に出かけました。
いつもの私の中学時代の美術の先生も三点出品していて、直前にお電話もいただいたので、一緒に昼食も・・ということで出かけたのです。
20191103_art_kenritsu003
先生は、掲載しているようにジャズのライブを描いた作品を二点。
20191103_art_kenritsu002

そして、いつもおなじみの『目』を中心にした不思議オブジェ。

先生の作品を見ていた人が、「この演奏シーンは音が聞こえてきそうだ」と連れの人に話していて、私も思わずにっこり(*^^*)

 

 

20191103_art_kenritsu004

そして他の人の作品も多種多彩なものばかりでした。

力感ある作品。

 

 

20191103_art_kenritsu005
不思議なデザイン感のある作品。
20191103_art_kenritsu006
わけがわからないが、とにかく炸裂している作品。
20191103_art_kenritsu007

塗り残しのような部分があるが、それがまた絵の魅力になっていて、そのワールドに引き込まれる作品。

とても楽しめました。
まだ本日4日(月)も開催されていると思いますので、千葉にお住まいの方はぜひ!

特別展の「日本画家 後藤純男の全貌」も回ってみましたが、見どころ満載、感動満載でした。
そちらもぜひに。

 

2019/11/02

「自民党秘史 -過ぎ去りし政治家の面影-」を読んだ。

20191031_okazaki_moriyasu001

『自民党秘史 -過ぎ去りし政治家の面影-/岡崎守恭著(講談社現代新書)』という本を読みました。
著者は日経新聞で北京支局長、政治部長、編集局長、さらにテレビ東京メディアネット社長などを歴任しています。
あの小渕総理のときの「ブッシュホン」で流行語大賞(銀賞)も受賞した方だったとのこと。

この本に登場するのは、タイトルにもあるとおり過ぎ去りし時代に自民党で活躍したり、裏でいろいろ工作したり、あの時代を生きていた人達には誰もがお馴染みの方々。
田中角栄、中曽根康弘、竹下登、金丸信、山中貞則、小渕恵三、原健三郎、鈴木善幸・・の夫人(^_^;)、加藤紘一、藤波孝生らのお歴々です。

著者が政治部に配属された時に上司(デスク)に言われた言葉が印象に残ります。
「明日から国会に行ってもらうが、曲がりなりにも最高学府を出た君より頭がいいと言うか、まっとうな議員は10人もいないだろう」・・・。

そして続きが・・。

「ただしだ、いまここで5億円の金をもらったとしても、次の選挙までに後楽園球場(当時は東京ドームはなかった)いっぱいの5万人に君の名前を書かせることができるか。」
・・中選挙区制の下での平均的当選ラインは5万票だった・・。

今や二世議員、三世議員がひしめく国会は、それなりの最高学府を卒業し、学歴などは立派な人も増えたが、でもあの頃の議員のような力量や人柄、その他権謀術数を裏で巧みに操るような人は減った、というようなことが書かれていました。

そんなあの頃の政治家は、この本の帯にも書かれていますが、「良くも悪くも器が違った」のだと思います。

大平内閣不信任案採決時の中曽根さんの動き、その後の選挙戦真っ只中での大平総理の急死、そこからの宰相を狙っている議員達の非常に人間的な動き・・などなど、当時のことが生々しく書かれていました。

また、個々の議員同士の距離感、表向きと裏での付き合い方、攻防についても詳細に書かれ、手に汗握らせるものがありました。

それぞれの議員の奥さんがどんな人だったのか、今では各新聞に毎日載っている「首相動静」がなぜ始まったか、“ぶらさがり”と言われる取材の歴代総理の利用の仕方も興味深かった。

「玄関記者/政治家が玄関を出る際、おはようございます〇〇新聞の誰それですと挨拶するだけ」→昇格→「応接間記者/玄関から上がり、応接間で待つことができる。政治家が出がけに顔を出し、少し質問ができる」→昇格→「居間記者/居間で政治家が一人で新聞を広げているところなどに入り込める」→昇格→「台所記者/台所まで行って、勝手にご飯をよそって朝食を食べてしまう。もう奥さんやお手伝いさんともすっかり顔なじみ。これがゴール(*^_^*)」の記者の区別も面白かった!

いやもう内容の濃い本でした。

« 2019年10月 | トップページ | 2019年12月 »

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック