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2019/12/31

今年も暮れて行きます。一年を振り返って。

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昨日のこのブログでも少しふれましたが、今年一年を振り返ってみようと思います。

まずは4月から新しい職場での仕事が始まり、リセットしたところから始まりました。
でも、今までの仕事、職場の概念がまったく通じない、不思議な人間関係、仕事の運び方、仕事への考え方に心身共にダメージを受け、10日目にはダウン。
上部消化管からの出血・・と診断され、なんとか回復したかと思い職場復帰し、心にも身体にも無理やりで仕事をしていたら、ついに救急搬送され、入院、一ヶ月の療養となりました。

今でもまだ心身ともにダメージがありますが、考え方を変え、ものごと真剣に考えたり、自分の人として大事にしていることも“無”にして、ただ生きて行くような不本意な姿勢で職場に存在することにして、生命を維持していくという・・そんなことになっています。

仕事での振り返りは、ここまで。

ここからは、このブログでよく取り上げていることについて振り返ります。

まずは、読書。
ブログに挙げているので件数などはすぐにわかるのですが、今年は今日現在までに93冊の本を読みました。
ジャンル的には、歴史や社会、ジャーナリスティックなものと、ひとつのことにこだわって研究・探索していくものなどに関するものが多かったように思います。
読書は自分にとって、知らなかったことや別の人生などを経験できる素晴らしい時間となっています。
来年もこんなペースで読んで行きたいです。

続いて、映画。
今年は17本見ました。
印象に残っているのは、あの「ボヘミアン・ラプソディ」。あらためてクイーンのロック、音楽に中学時代以来の熱い気持ちが蘇りました。
そして、抜群に面白かったのは「翔んで埼玉」。理屈抜きの爆笑映画で、日本映画独特の楽しさでした。
その他は、メジャーな映画館では絶対に掛からないマニアックな映画ばかりでしたが、いつも思うのは「暴力」「戦闘」「破壊」「怨恨」などが渦巻く人気メジャー映画には「用が無い」ってこと。
来年も上記四つが絡むような映画には目もくれずに、密やかに上映されている“いい映画”を見つけ出して見ていこうと思います。

さらに続きまして、このブログの“メイン”とも言える宝塚歌劇についてです。
これは私が倒れたこともあって「低調」でした。
14回の観劇で、11公演を観ました。

いずれ、毎年やっていた“ヅカ友”との2019年の振り返り企画なども出来ればやりたいと思っていますが、まずは自身の今年の「宝塚」を振り返っておきます。

で、あらためて今年見て来たものをリストから振り返ると・・そうか、雪組の「ファントム」は今年だったのね。なんだかずいぶん何年も前に見たような気になってしまいました。自身が倒れたことが影響していることがわかります。
望海風斗(のぞみ・ふうと)さんが、相手役、真彩希帆(まあや・きほ)さんと念願の歌いまくる演目を築き上げた素晴らしい作品になりました。

国際フォーラムの月組「ON THE TOWN」は、“イキのいい”美園さくら(みその・さくら)さんが持ち味を発揮して珠城りょう(たまき・りょう)さんとの新しいトップコンビの勢いを感じさせてくれました。

花組はトップ、明日海りお(あすみ・りお)さんの退団年となりました。「CASANOVA」でも、「A Fairy Tale」でも、明日海さんの素晴らしさ、魅力を実力と共に感じ、滅多に出会えない『トップ・オブ・トップ』の姿を目に焼き付けました。

月組の「夢幻無双/クルンテープ」は、美弥るりか(みや・るりか)さんの退団公演となりましたが、美弥さんの何とも言えないあの妖しく不思議な魅力が印象に残りました。

星組は、紅ゆずる(くれない・ゆずる)さん、綺咲愛里(きさき・あいり)さんの退団年となりましたが、このお二人のコンビの“上昇気流”は驚くべきものがありました。私の想像を遙かにに超えて、日本青年館の「鎌足」はお二人の集大成とでも言うべき『最高傑作』になっていました。
ラスト「GOD OF STAR/E'Clair Brillant」では、弾けんばかりの紅さんの人間的な魅力と綺咲さんの度胸の良さが炸裂し、楽しくて笑いながらもお二人の退団に涙する公演となりました。思い出に残るお二人のお姿、実に麗しいものでした。

さらに雪組の望海さんは、「壬生義士伝」で、望海さんの持つ奥深い演技の実力をまざまざと見せつけてくれました。たいしたトップです。

そして宙組。
今年は「オーシャンズ11」のみの観劇となってしまいましたが、私がイチ押しの組なのにあえて言うと、“もうひとつ”な印象が拭えません。
爆発するような感動や、見る前の想像を超えるようなうれしい想定外の出来映え、などが無いと思います。
次の東京公演を待ち遠しく楽しみにしているので、ぜひとも宙組の魅力をステージで炸裂させてもらいたいと思います。

簡単でしたが、宝塚の話はこんなところで。

最後に、今年は病との闘いに明け暮れましたが、来年はぜひとも健康で楽しい一年にしたいと思います。
ブログをご覧の皆さんにも、健康で楽しい一年になることを祈念して今年最後のブログをアップいたします。

よいお年を!'(*゚▽゚*)'

 

2019/12/30

荷物の大移動を開始した。

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以前、家の荷物類を保管していたプレハブを解体することになり、いったん預けておいた荷物を1年半ぶりに倉庫が完成して大移動を開始しました。

その間、本来なら5月には取りかかる予定だったのですが、私が倒れ、体調が戻ってきたのがやっとこの12月、長かった。建物も台風の影響があったりして何度か工事が止ったり、立て直したり。

家財道具の他、ドラム等楽器類、アンプなども含め、リヤカーで4往復、クルマで6往復、リヤカーでの移動は万歩計で6キロになっていました。
回復してきたとはいえ、疲れました。
家族全員で一日頑張りましたよ。みんな頼りになった。

また、夫婦して読書好きなので、溜まってくる書籍の量がただ事ではなく、私でさえ年間80~100冊読むのに、妻はさらにそれを大きく上回る読書量・・家の中は本のために空間があるかのようになってしまい、書庫も今回併せて建てました。
これで少しは人間の居る場所が確保されるか・・(^_^;)

書籍の移動は年が明けてからになりますが、憩いの図書室になるといいのですが。

いよいよ年も押し詰まってまいりました。
今年の振り返りをこのブログで最後にして除夜の鐘を聞きたいところですが、時間があれば・・ってことで…σ(^_^;)・・きょうはこのへんでおしまい。

2019/12/28

城山三郎さんの「そうか、もう君はいないのか」を読みました。

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『そうか、もう君はいないのか/城山三郎著(新潮文庫)』を読みました。

城山さんは、1957年に『輸出』で文学界新人賞、翌年に『総会屋錦城』で直木賞を受賞した経済小説の開拓者です。

そんな城山さんが先立たれた奥さんとの終戦間もない頃の出会いから、結婚し大学講師をしながら作家を志した頃、お二人の家庭を築いていく様子などを書かれ、没後に発見された未完の原稿を本にしたものです。

それまでの夫妻の仲の良い生活、微笑ましいエピソード、奥さんの天真爛漫な様子が楽しく読めただけに、奥さんに病の影が忍び寄り、病に倒れ、別れがやってくる終盤には、奥さんの子供達に対するあまりにも愉快な振る舞いが笑えるだけに、余計哀しく、私も涙なしには読めませんでした。

喧嘩もせずに様々な困難・苦労を苦労ともせずに過していくお二人の姿はうらやましいくらいの夫婦像です。

今では考えられないような時代的背景も描かれていますが、それもすんなり理解して読めました。
要するに時代の厳しさや困難も二人には“艱難辛苦”みたいにはならずに、支え合って夫婦の生活を築いているのです。だから希望を持って前に少しずつ進んでいく姿が、読んでいるこちらにも楽しく見えるのです。

最後にこの原稿を発見した娘さんの手記も載っているのですが、夫婦としても家族としても素敵な人達であったことがよくわかりました。

とてもいい本でした。

2019/12/27

木村衣有子さんの「味見したい本」を読んだ。

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『味見したい本/木村衣有子著(ちくま文庫)』を読みました。
著者の木村さんが味わい深い「食についての本」38冊を読み込んで、実に共感だらけのエッセイを書いています。

しかも木村さんが読み、ここで紹介し、木村さんご自身の言葉でそれぞれの作者の食についての感性や、自らの思うところの食についての考えを著わしている38冊の本については、私が今まで読んできた本に“まるかぶり”でした。

なので、もう私も読みながら“共感の嵐”でした'(*゚▽゚*)'

東京二十三区全てにある「甘味食堂」について。
私も非常に気になっていた「甘味食堂」にふれている項もあるのですが、稲荷寿司や、焼きそばなどの軽食とあんみつやパフェといった日本的なデザートが共存している、なんともこころ温まるような場所です。

千葉の船橋にも「美松」という、まさに“甘味食堂”そのもののお店があります。
ご近所の人達が気軽に寄って稲荷寿司や、おでん、ラーメンなどを食べ、さらに甘味で楽しく語らいの時間をゆっくりと過していた様子を思い出します。

池内紀さんの「今夜もひとり居酒屋」もいい本で私も読みました。
このブログでも紹介したことがありますが、「居酒屋には一抹の暗さ、さびしさが必要なのだ。けっこう微妙な陰影であって、暗すぎたり、さびしすぎたりしてもいけない。適当に薄暗く、わびしくない程度のさびしさ」と書かれていたのですが、「わかるよなぁ」d(^_^o)

カレーの項では、「カレーライス」と「ライスカレー」という言葉の使い分けについても書かれていますが、これについては時代やその人の生まれ育ち、カレーに対する郷愁のようなもの、家族関係、外食でカレーを食べに行くか、などによって様々な使い分けがされていることがわかりました。
この部分も、とても面白かった。

そのほか、珈琲の話や、パン、うなぎ、味噌汁などなど食の話題には事欠きません。
「名著」の部類に入る良い本でした。あっぱれでした!

 

2019/12/22

野見山暁治の「四百字のデッサン」を読んだ。

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『四百字のデッサン/野見山暁治著(河出文庫)』という本を読みました。
野見山暁治は、1920年生まれの画家。
その絵画への表彰の他、この「四百字のデッサン」では日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しています。
しかもこの作品は「名著」の誉れ高いものだそうで、私も読んで納得いたしました。
たしかにその文章の腕前は“すごいっ”!

何がすごいって、野見山氏の生きてきた時代にその周囲にいた人達の描写が絶妙です。

戦争画の傍らに立つ藤田嗣治の様子、そして戦後の混沌とした時代に野見山氏が関わった(その関わり方も半端なものではなく、互いに人間の根源の部分でぶつかり合うような交わりです)画家や詩人、椎名其二、森有正、義弟・田中小実昌、同級生の駒井哲郎など、どの人もこの人も強烈な個性を光らせていますが、それを実に巧みに落ち着き払った様子で書き綴っています。

私も様々なエッセイなどを読み、いろいろな人が書く人物描写などを感じ、味わってきましたが、これほど丁寧に的確に、そして善意と悪意が綯い交ぜになった文を見たことがありません。

また、著者が小さい頃の思い出なども書かれていますが、それについても実に具体的で、しかも面白いエピソードばかり、そして著者が持つ“ネタ”をどのように料理していくのか、実に興味深いものでした。

ちょっとショックを受けるくらいの作品でした。
いい本に出会いました。

2019/12/17

椎名誠さんの「おなかがすいた ハラペコだ。」を読んだ。

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『おなかがすいた ハラペコだ。/椎名誠著(集英社文庫)』を読みました。
2015年12月に新日本出版社から刊行されたものの文庫化です。
だから比較的新しいものなのですが、読んだ印象は昔の椎名さんみたいな豪快で、愉しくて、おおざっぱな感じで、まるで“先祖返り”?しているようでした。

冒頭の「タマネギ」話・四連発は、タマネギを食べることだけでこんなに面白く、おいしい話ができるのか、と“椎名節”炸裂によろこびました(*^_^*)久しぶりに突き抜けた感じで一気に書かれています。こういうのが好きなんです。

また、昔お弁当を持って学校や幼稚園に行った経験のある方ならきっと食べていた「海苔弁当」についても、『スーパーデラックスゴールデン海苔三段重ね弁当』を奥さんにつくってもらって新幹線に乗り込むときのうれしさを書いていて、なんだか私もうれしい気分になってきた。まるで自分もこれから新幹線に乗ってお弁当を食べる気になりました…σ(^_^;)

さらに今まで椎名さんが行った様々な国での料理についても書かれていましたが、スコットランドの「ハギス」という料理は、やわらかく煮た羊、牛、豚の内臓をミンチして、炒めた玉ネギ、スエット(獣脂)、から炒りしたオートミールなどと混ぜ合わせてスパイスを効かせ、羊の胃袋にいれて茹でるものだそうで、それにシングルモルトのウイスキーをたっぷりかけて食べていた話が書かれていて、ちょっと想像もできないけれど、気になりました。どんな味なんでしょう。高級料理ではありませんが、きっとおいしいんじゃないでしょうか。

もう椎名さんの子供達も独立して、夫婦ふたりになったときの状態っていうか、会話はこんなもんだ、とか、お二人での食事の様子も書かれていました。
これは、私もやがて子供達が独立したときに味わうことになるのだと思うのですが、・・・どんなことになるんでしょうね(^_^;)・・会話が“もつ”のかね?!

などと今の自分に照らし合わせたりして読んでいたらあっという間に読了。

久しぶりにスカッとする椎名節で書かれた椎名さんの本でした。
ああ、おもしろかったヽ(=´▽`=)ノ

2019/12/15

宝塚歌劇・月組東京公演「I AM FROM AUSTRIA -故郷は甘き調べ-」を観ました。

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宝塚歌劇・月組東京公演『I AM FROM AUSTRIA -故郷は甘き調べ-』を観ました。
日本オーストリア友好150周年を記念して公演されているもので、原作ミュージカルは2017年にオーストリアそのものを題材として製作されたミュージカルを宝塚で日本初演として公演するものです。
原作はロングラン・ヒットを記録しているようです。

オーストリアの国民的シンガーソングライター、ラインハルト・フェンドリッヒが綴る楽曲も良く、「故郷」や「家族」をテーマとしたストーリー、そしてコメディ的要素もふんだんに入って、しかもオーストリアの風景や、建物などのセットも宝塚が見事に作り込んでいて全体の出来は良いものになっていたと思います。
何よりもこういう明るくてソロやコーラスの歌唱シーンが盛りだくさんで、コメディ的要素もあって、全員がキラキラと光るような役が与えられる演目は月組向きです。

全体を見た印象としては、娘役トップの美園さくら(みその・さくら)さんが大きく主演娘役として成長している様子が第一に挙げられると思いました。
演技にも歌唱にも、舞台での振る舞いにも、今までよりもひとまわり成長した御園さんを感じました。
ラスト近辺の主演男役・珠城りょう(たまき・りょう)さんとの銀橋でのシーンでは本当に涙を流しながらの力演でした。かなりこのミュージカルに入り込んで演じていることがわかりました。

トップ・スターの珠城さんは、いつものことながら、まるで“宛書き”のようなこの役に真摯に取り組んでいて、珠城さんの持つ優しい感じがこのミュージカル全体に溢れていて良かったと思いましたが、でも、いつもこういう役で、たまにはもっと変化のある役どころを見たいと思いました。珠城さん自身の成長のためにも。

二番手としてすっかり月組にも馴染んできた月城かなと(つきしろ・かなと)さんは、舞台映えもするし、演技も堂々としたものだし、自分の役どころをしっかりと掴んで演技しているし、人を魅了することができる貴重な男役だとあらためて感じました。

特筆すべきは、月組に帰って来た鳳月杏(ほうづき・あん)さん。
もうねぇ、全てがトップスター級の巧さです。演技もいいし、キャラクターづくりもバッチリだし、歌は上手いし、ストーリーを豊かにする幅広く奥深い舞台さばきは文句なしです。この人がいるといないでは月組は大きな影響を受けると思います。

さらに、娘役の海乃美月(うみの・みつき)さんも素晴らしかった。
前々からその演技については文句のつけようがないものを持っていましたが、今回も鳳月さんとの夫婦としての演技は群を抜いていました。
この演目をいいものにするにはやはり、鳳月さん、海乃さんは無くてはならない人です。
歌も良かった!

暁千星(あかつき・ちせい)さんは、割とこんな感じの役が回ってきやすいようですが、彼女のキャラがそうさせるのか、派手でワイルドな役をいつもどおり演じていました。
もっと別の性格のキャラクターも見てみたいのですが・・。

今回はこのミュージカル一本物で公演が成されていましたが、オーストリアなどとのしがらみが無ければ前半の1時間半でまとめられそうな気もしました。
そうすれば、月組の綺麗なショーが後半たくさん見られるのに・・などと無い物ねだりなことを思ってしまいました。

でも、月組らしい、芝居と歌がうまくまとまった作品になっていたと思いました。
来年の鳳月杏さん主演の公演も観てみたいな、と思ったところで今日はおしまい!

映画「私のちいさなお葬式」を見ました。

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映画『私のちいさなお葬式/2017年 ロシア 監督:ウラジーミル・コット 脚本:ドミトリー・ランチヒン 出演:マリーナ・ネローヨワ、アリーサ・フレインドリフ、エヴゲーニー・ミローノフ 』を見て来ました。

原題はロシア語なので、表記できませんでした。

主人公は75歳のひとり暮らしの女性。村に一つしかない学校で教職をまっとうし、村の人や、かつての教え子らに尊敬されつつ生活していました。
そして、主人公は、ある日医師から余命わずかと宣告されてしまいます。

息子には、5年に一度しか会えない(都会で大きな仕事を大忙しでしている)のですが、自分の死によって息子に迷惑をかけてはいけないと、自分のお葬式計画を立て、まだ死んでいないのにどんどん進行させます。

主人公を先生と慕う医師に頼んで、遺体安置施設に出向き、死んだことにして死亡診断書を書いてもらい( ̄O ̄;)、棺桶屋さんに行って自分の棺桶を買い、バスに乗せて運んだり(^_^;)、葬式に必要な料理を手配し、夫の眠るお墓の隣に埋葬する穴まで掘らせます。

でも、予定どおりには“死ななくて”近所の仲の良い友に殺してもらわないと死亡診断書の日付が合わなくなってしまうと懇願したりd( ̄  ̄)

本人が真剣なだけに見ている側では笑いが自然と起こりました。

母が亡くなったと思い、帰って来た息子とのその後の“ドタバタ”と、しんみりさせる心の通わせ方、などなど・・なかなかのストーリーと、絶妙のキャスティングも光っていました。

歳をとることがどういうことを意味するのか、親子や友、村の人々との関係など温かみのある物語の展開と、登場人物のキャラが立っているこの映画、見どころが多く、とても良い映画でした。
上映館は少ないかもしれないけど、見て損のない作品だと思いました。

2019/12/13

新海均・編の「季語うんちく事典」を読んだ。

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『季語うんちく事典/新海均編(角川ソフィア文庫)』という本を読みました。

以前、このブログで「夏井いつき」先生の『子規365日』という正岡子規の句を一年365日それぞれにぴたりとくるものを先生が取り上げた本をご紹介しましたが、もちろん夏井先生が登場するあのテレビ番組「プレバト」は、テレビ嫌いな私もよく見ておりますよ!d(^_^o)

というわけで、また俳句関係のこの本、今回は「季語」についてのうんちく本です。

春夏秋冬の季語をとにかくたくさん取り上げて、その季語について著者があれこれ調べた(かなり深い)内容が紹介されています。
えっ、この季語がこの季節のものなの?!なんて、単純に私のような素人が驚くこともあったのですが、季語それぞれについての“うんちく”は面白かった、これを“おかず”に白いご飯三杯はいけそうでしたヽ(=´▽`=)ノ


夏の季語「冷麦(ひやむぎ)」の項では、冷麦と素麺(そうめん)の違いまで取り上げてくれています。・・正直、私も曖昧な違いしかわからなかった。
太さ1.3ミリ~1.7ミリのものが冷麦、0.7ミリ~1.2ミリが素麺。
素麺には植物油が含まれているのですね、そういえばどこかで聞いたことがあった。

その他、「トマト」の項では、「トマトが赤くなると、医者が青くなる」理由にふれています。ようするにトマトの栄養が素晴らしいってわけですが、その栄養についても詳細にふれています。

で、季語それぞれを使った句も紹介されています。
たとえば上記「トマト」のところでは・・

[二階より駆け来よ赤きトマトあり 角川源義]

・・なんて具合です(*^_^*)

四季それぞれの季語、230ページ全部たのしめました。

・・でも、まだ自分で句は書いていない…σ(^_^;)

 

2019/12/09

佐藤優さんの「君たちが知っておくべきこと」を読みました。

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『君たちが知っておくべきこと 未来のエリートとの対話/佐藤優著(新潮文庫)』を読みました。

この本は、灘高校の生徒たち二十数人から佐藤優さんの話を聞きたいという話が持ち上がり、生徒たちから佐藤さんの本を読んで質問・意見があるということで、佐藤さんが同校を訪問する形で企画されたものを本にしたものです。

灘高校と言えば、日本中の秀才を集めた超難関高校、将来は東大に入り、国家公務員試験を受けて官僚になるようなことを目指している人達が多い訳ですが、講師の佐藤さんは県立浦和高校を出て、同志社大神学研究科を出ている異色の元外務相主任分析官です。

今後どの学部で何を学び、どんな本を読み、どんな研究をし、相対することになる政治家とはどんな人種なのか、世界の国々がそれぞれどのような考え方で国家を維持しているのか、などなど佐藤さんが外務官僚時代に学んだことを遠慮なく教示しています。

それに異性におぼれるともうダメ・・みたいな話をして、生徒たちも笑いと共にリラックスしている様子がうかがわれましたが、ほんとうに異性におぼれたら、こんなエリート候補生達はもう戻って来られなくなるだろうなと思いました。
生徒から佐藤さんにする質問などは、私には難しくて“チンプンカンプン”です。それに佐藤さんの回答もやはり難しくてよくわかりませんでした。

それでも、何か国を動かすような仕事をする人間というものの厳しさ、そして探求心・研究心があればその厳しさをはるかに超えて人としての喜びのようなものが得られるということだけはわかりました。

ラジオなどでも佐藤さんが出演する番組を聞くことがあるのですが、「理詰め」の世界と、「義理・人情」などを含む人間関係の世界などが密接に絡みついて国の仕事が推し進められていることがよくわかります。

どこかの国の大統領や、指導者などがなぜこういう発言をするのか、何を見据えているのか、など、場当たり的でない、知的な分析が必要なんだ、といつも感じます。

読んでいると自分の頭が良くなったような気になるのですが、気のせいでした。
でも、とても明解な話っぷりが気持ちよく、あっという間に読める本でした。

2019/12/08

横芝光町にあるギャラリー「笑虎」に先生の個展を見に行ってきた。

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毎年12月になると、このブログでも度々ご紹介している私の中学の担任で美術の先生が個展を開きます。
場所は横芝敬愛高校近くにあるギャラリー「笑虎」。
今回は南隆一先生と、その教え子である富塚祐子(私の中学・高校の同級生)、さらに針がね細工の矢野明子さんも加わって“コラボ展示”となっております。

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きょうは私の同級生富塚祐子は残年ながらギャラリーには来ていなかったのですが、写真の「マツコ」の絵はインパクト抜群で、中学時代から何ら変わっていないことがわかりました。

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続いての“円盤”のような作品は南隆一先生の作品で、なんとモーターが仕込まれていて、ゆっくりと回転しておりました( ̄O ̄;)
けっこう“デカい”作品で、あいかわらず先生はびっくりさせてくれます。

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もうひとり、矢野さんの針がね細工もいろいろなタイプの作品がありましたが、写真のこれは“針がね掛け軸”とでも言えるような作品で、こちらにも驚いちゃいました(^^;)

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最後の人魚のような絵は、きょう東京から訪ねてきた『Fさん』の奥さんからインスピレーションを得て描いた作品とのことでした。
そういえば何となく似ているような気もした・・。

Fさんとは久しぶりの再会でしたが、たっぷりとお話できました。
私の身体のことにまで気をつかっていただいて、ありがたい気持ちになったし、心強く勇気づけられたのでした。
やはり人と会って互いの気持ちを伝え合うということは、エネルギーの交換になるのだな、と思いました。

いつも南先生から言葉をいただいて、気持ちを強くするのですが、きょうは先生とFさんと二人に勇気づけられて、「来てよかった」と思いました。

明日は大学病院に二度目の診察に出かけます。
早く体調を戻して、こちらが人を勇気づけるようにならなくては、と心を新たにしたのでした。

 

2019/12/01

富里に「椎名豊 Special Trio 2019 & Big Band コンサート」を聞きに行ってきました。

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このブログにも書きましたが、今夏に県立富里高校のビッグバンドと椎名豊さんのバンドのコンサートを聞きに行って来たのですが、そのときにアナウンスのあった12月の今回のコンサートのチケットを入手しておきました。

椎名豊トリオは、全国をツアーして回り、きょうが最終日。
そのラストを高校生のビッグバンドとの演奏も含んだ形でやるなんて・・素晴らしいっ!

前半は、椎名さんのトリオの演奏。
ベースのレジナルド・ヴィール、ドラムのアリ・ジャクソンはウィントン・マルサリス率いるジャズ・アット・リンカーンセンター・オーケストラの中核メンバーとして活躍したミュージシャンで、まさに世界のトップクラスのプレイヤーです。

圧倒的、そして変幻自在なプレイ、パワフルだが情感溢れる演奏でまずは観客を驚かせ、楽しませてくれました。
いつものことながら、ジャズを聞くこと、コンサート会場で体中に音を浴びることの幸せを感じました。

後半は、二年連続高校生のジャズバンド日本一になった県立富里高校のビッグバンド「THE MAD HATTERS」、さらにそのOG、OBで編成している「HIGH NOTES JAZZ ORCHESTRA」に監督の篠原正樹さん(トランペット)も加わり、圧巻のビッグバンドジャズを聞かせてくれました。

レジナルド・ヴィールさんや、アリ・ジャクソンさんらがビッグバンドで演奏するのを見て聞けるなんて、ああこれはとても貴重で至福の時間だと思いました。
それに高校生のメンバーが世界一流のミュージシャンとソロ合戦したり、目の前でそのプレイにふれることができるなんて、素晴らしいことだと思いました。

監督の篠原さんがステージでおっしゃっていましたが、このわずかな時間に一流の人と一緒に演奏することが大きな成長の機会になるとのこと、ぜったいにそうだよな、と思いました。

自信満々でステージセンターにソロをとりに出てくる生徒達、プロの演奏に必死にくらいついてプレイする生徒達、・・いいもの見せてもらい、聞かせてもらいました。

“感動だらけ”の3時間半、来てよかったと思いました。そして「ジャズ」っていいな、といつもにまして思ったのでした。

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