新海均・編の「季語うんちく事典」を読んだ。
『季語うんちく事典/新海均編(角川ソフィア文庫)』という本を読みました。
以前、このブログで「夏井いつき」先生の『子規365日』という正岡子規の句を一年365日それぞれにぴたりとくるものを先生が取り上げた本をご紹介しましたが、もちろん夏井先生が登場するあのテレビ番組「プレバト」は、テレビ嫌いな私もよく見ておりますよ!d(^_^o)
というわけで、また俳句関係のこの本、今回は「季語」についてのうんちく本です。
春夏秋冬の季語をとにかくたくさん取り上げて、その季語について著者があれこれ調べた(かなり深い)内容が紹介されています。
えっ、この季語がこの季節のものなの?!なんて、単純に私のような素人が驚くこともあったのですが、季語それぞれについての“うんちく”は面白かった、これを“おかず”に白いご飯三杯はいけそうでしたヽ(=´▽`=)ノ
夏の季語「冷麦(ひやむぎ)」の項では、冷麦と素麺(そうめん)の違いまで取り上げてくれています。・・正直、私も曖昧な違いしかわからなかった。
太さ1.3ミリ~1.7ミリのものが冷麦、0.7ミリ~1.2ミリが素麺。
素麺には植物油が含まれているのですね、そういえばどこかで聞いたことがあった。
その他、「トマト」の項では、「トマトが赤くなると、医者が青くなる」理由にふれています。ようするにトマトの栄養が素晴らしいってわけですが、その栄養についても詳細にふれています。
で、季語それぞれを使った句も紹介されています。
たとえば上記「トマト」のところでは・・
[二階より駆け来よ赤きトマトあり 角川源義]
・・なんて具合です(*^_^*)
四季それぞれの季語、230ページ全部たのしめました。
・・でも、まだ自分で句は書いていない…σ(^_^;)
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