城山三郎さんの「無所属の時間で生きる」を読みました。
『無所属の時間で生きる/城山三郎著(新潮文庫)』を読みました。
ちょっと前のこのブログで同じ城山さんの「そうか、君はもういないのか」をご紹介しましたが、この本でも城山さんの人生、仕事に対する真摯で誠実な態度は変わりません。
特に城山さんが還暦になったときに書いたメモが出てきた話が書かれていましたが、そのメモは私にも参考になりました。
そのメモを掲げて、私なりのコメントを添えます。
1. 年齢に逆らわず、無理をしない。
これは昨年自身が倒れたことで身に染みました。以来、無理は極力避けるようにしています。そうしない人が体調不良の“どつぼ”にはまってしまうのだと思います。
2. いやなことはせず、楽しいことをする。
これも今までは楽しいことをあと回しにして、仕事の進行状況によって家でもいろいろやっていました。が、もうそんなことしません。人生終盤戦にきているのだ、音楽、読書、観劇を中心に楽しいことをいっぱいやります(^-^)/☆
3. 睡いときに寝、醒めたら起きる(昼夜を問わず)好きな物だけ食べる。但し午後八時まで。
これはまだあまり実現できる環境にないので、仕事を完全引退したら実現したいと思います。でも、“好きな物だけ食べる”っていうのはちょっと無理みたい。
4. 義理、面子、思惑をすてる。つまり、省事で通す。
これも難しいけど、仕事上の関係の人には今までがほとんど捨てることが出来ずにおりましたが、今や7割以上捨てている感じになりました。私的な生活上はこれから考えるってところです。
5. 友人をつくり、敵を増やさない。
仕事上はもう敵をつくるような環境にないので、その心配はなし。友人は適度に私生活上で増えているのを実感します。まあいい感じd(^_^o)
この本は、城山さんの“無所属の時間で活きる”基本的な姿勢と、その仕事ぶりが書かれていました。読んでいるだけで「こういう充実した仕事と生活を目標にしたい」と思いました。いい読書になりました。
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