宝塚歌劇・花組・柚香光さんのトップ・プレお披露目公演見てきました。
宝塚歌劇・花組東京国際フォーラム公演「DANCE OLYMPIA -Welcome to 2020-」を見てまいりました。
この公演は花組の新トップスター柚香光(ゆずか・れい)さんの大劇場公演前の“プレお披露目”公演になります。
もちろん、華優希(はな・ゆうき)さんとのトップ・コンビのお披露目でもあります。
会場に入ってすぐに気づいたのですが、いつもより圧倒的に女性が多いと感じました。
もともと宝塚歌劇は会場に男性が少ないのは当たり前なのですが、近年はそれなりに男性客も多くなってきていて、でも、明らかに女性比率がいつもより高い、と感じました。
それに事前リサーチをしていなかったのですが、会場で売られている専用タオルを使って観客も一緒になってダンス!という企画もあって、もう客席に着くなりそれがうれしくてたまらない・・という雰囲気の方が周囲に多数!!
みんな柚香さんに夢中!という感じなのです。こういう場合は、もう何をやっても“ウケる”状態です。
一幕のストーリー的な展開が入ったショーと物語が半々みたいな企画ものは、それなりに楽しめましたが、でも一幕が終わって休憩のロビーでは多くの人が「泣いた、泣いた、もう涙が止らない」と話していて、特に悲しいシーンなどもなく、コメディ的な物語だったのに涙が止らない・・っていうのは、柚香さんがトップとしてステージで輝いているのを見てのことなのでしょう。
たしかに、柚香さんは現在の五組のトップスターの中でもビジュアルは群を抜いています。またどんな衣裳を身にまとっても抜群に似合い、光輝いて見えます。今回ももちろん!
というわけで、会場の女性達は目がハートになり、あっちの世界に連れて行かれています。
男の私は、いつもなら“おばちゃん”として見ているのですが、今回はやや“引き気味”…( ̄O ̄;)
柚香さんは自分の魅力がどこにあるのかよくわかっていて、さりげなく演じたり、ダンスをしていても観客は“ぐっ”と引き寄せられるのです。客席で見ていて、それがよくわかりました。
また、相手娘役の華優希さんは柚香さんへの“寄り添い方”が実にそんなファンにとって理想的な健気さと、相手役としての誇りも併せ持っていて、この二人をコンビにしたのも納得、という感じがしました。
二幕の「ショー」に特化した方は、後半に向かうにつれ、ヒートアップしてきて、花組の“熱さ”と“艶やかさ”、そして“実力”“層の厚さ”がステージいっぱいに広がり、観客を圧倒していました。
また、柚香さんとは同期の男役・水美舞斗(みなみ・まいと)さんの活躍が、よりこの演目を良いものに、そして柚香さんをトップとして輝かせる形になっていました。
この演目のMVPは水美さんじゃないかと思います。
今年は、花組100周年に当たるということで、過去の花組の代表作の主題歌を特集するシーンもあり、私が宝塚を見続けるきっかけとなった「テンダー・グリーン」の『心の翼』も全員で歌われていました。その頃、柚香さんはまだ生まれていなかったと思われますが、きっと天国のなつめ(大浦みずき)さんも会場のどこかで見守っていてくれていたんじゃないかと思います。
結局、柚香さんのまぶしいようなトップ・スターとしての姿と、うっとりする女性観客達に圧倒されて、あれよあれよという間に舞台は終了。
冷静な判断が出来ぬままに会場をあとにすることに・・なりました。
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