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2020/03/22

森毅氏の「ベストエッセイ」を読んだ。

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『森毅ベスト・エッセイ/森毅著・池内紀編(ちくま文庫)』を読みました。

著者、森毅氏は稀代の数学者。数学関係の著書ももちろん多いようですが、私が今回手にした池内紀編(※池内紀さんの編、というだけで間違いないっ!)のこのベスト・エッセイは、実に面白かった'(*゚▽゚*)'

文章自体も読んでいる人を引きつける独特のものがあるし、さらに著者の物事に対する考え方、対応の仕方が唯一無二というか、“目からウロコ”の斬新さでした。
最初に書いちゃいますけど、脱帽です。

未来のことを考えるなら、十年先、二十年先がどうなるかよりも、「今を疑え」、今の「異」に気付け!ということをおっしゃっていました。

私もよく思うことがあるのですが、今の常識や考え方、モノの見方などがまるで正しいという感覚でモノをしゃべったり、他人を批判したりする人がいます。
たしかに、こういうヤツがいちばん先の見えないヤツであることが多いd(^_^o)

「結局、そのときの現在に距離をおいたことだけが正解で、未来はさっぱり予測できなかったとも言える。」と森氏は書かれています。

「人間社会のあり方は十年もすれば変わるが、十年後を予測することはできない、というのが自分の歴史から学んだこと」と結んでいました。

まさにそのとおり。

今の状況にまったく疑いのないヤツなんかに現在も未来もわからない!そう思います。

その他心に残ったことは、

六十ごろで定年になれば、「会社ばなれ」。これからは、社会での位置づけでなくて、自分のあり方で生きていかねばならぬ。・・この言葉も身に染みます。

決して人生“斜に構え”ているわけではなく、でも、生真面目に真っ直ぐ生きるでもない、その絶妙な姿勢が私にはとてもいいものに感じました。

380ページ、あっという間に読みました。

 

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