太田和彦さんの「BARへ行こう。」を読んだ。
『BARへ行こう。/太田和彦著(ポプラ新書)』を読みました。
BARというのは私にとってほとんど馴染のないところです。
場所もよく知らないし、一人で入るっていうのはなかなかハードルが高く、踏み入ることに躊躇を感じる所です。
で、その世界を知るための“太田さん頼み”となった。
読み始めると、まずは簡単にBARに入ったときの心構えや、カクテルの大まかな種類などのレクチャーがあり(ほんとうに簡単でわかりやすかった)、さらに太田さんお勧めの全国のBARの紹介がありました。
で、さあ本編!
よく知っているカクテルから、初めて聞く名前のカクテルなどの紹介となるのですが、そのカクテルごとにそれぞれ物語仕立てになっていて、これが面白かった。
カクテルをからませた物語を作ると、自然に男と女のストーリーが多くなり、それがまたちょっとドキドキするような話で、これまた愉しく読みました(゚ー゚*)。oO
私がこの本に書かれているような本格的なBARに行ったことがあるのは、二十代の頃でした。
当時、年上の彼女が馴染のBARに連れて行ってくれて、手慣れた感じで自分と私が好きそうなカクテルを頼んでくれました。
バーテンダーの見事な手捌きに驚き、スイッとカウンター上に出来上がったカクテルを出されたときに「カッコイイ~」と素直に思いました。
この本に書かれていた、男が女性をBARに連れて行き、自分の飲み物と女性に合うカクテルをサッと頼む格好良さとは全く逆の私の若い頃の体験でした(^_^;)
あれから幾数十年・・BARにはいまだ行けていません。
コロナの騒ぎが収まってきたら、今度はBARを体験・開拓するのもいいかもしれない、と思いつつ読了。
少し未来に楽しみが出来ました。
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