【南先生の玉手箱_0003_山田かまち、ビートルズからの印象深い言葉と衝撃】
連日、私の中学時代の担任で美術の先生が現役時代に書かれたメモや資料についてこのカテゴリー「南先生の玉手箱」にアップしておりますが、本日帰宅してパラパラと先生のノートを見ていて、またアップしたいような「ちょっと らくがき」とタイトルされたものを見つけたので本日はそれを掲載いたします。平成16年度と表紙に書かれたノートからです。
以下、先生のらくがき文章です。
金子みすずさんの「みんながちがってみんないい」とか、相田みつをさんの「自分が自分にならないで誰が自分になるのか」それから山田かまち君の「勉強とは語るものじゃあなく勉強するものだ、こうでなければいけないなんて、みんな勝手にわくをつくらないでくれ」・・etc この年になって印象深い言葉がある。
たとえば今にしてみれば、私ごと35年以上前、ビートルズ・ショックを思い出す。
あの魅力はあのグループ全体が表現する音楽の中にあった不協和音ではないかと思っている。
高校時代にいきなりラジオから流れてきた「シー・ラブズ・ユー」か、「ロング・トール・サリー」だったか、とにかく今まで聴いたことのないショックであったことをよく覚えている。
その頃、ギターやドラムをやっているとよく不良なんて大人が言っていた。
自分も何か親に言われたことがあった。
今も昔も人の感性はそれほど変わらないものと思っている。
あえてあまのじゃくになる必要はないだろうが、ひとつのわくからちょっとはみ出たところに何か新鮮なものがあるのかと思います。
大総っ子(※先生の学校の生徒のこと)のみんなが何か光るそれぞれのらしさを持って、自分探しの旅を続けてほしいです。
私たち大人側も自分のうしろ姿に何かひとつ光るものが見えるように心がけたいものです。
以上です。
山田かまちという名前は私も聞いたことがありました。夭逝した天才芸術家だったかと思います。
そして私の大好きなビートルズについても先生は触れられています。
先生の世代だと、リアルタイムでビートルズの衝撃を受けた、そのときの感想だと思います。
今回は、「“自分らしさ”を持て」という、いつも先生が言っていることを当時文章にしたものでした。
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