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2020/06/13

【南先生の玉手箱_0009_こころのたまご】

20200613_minami_data001

私の中学時代の担任で美術の先生だった南先生が現役時代に書き残した様々な文章。
きょうも発掘作業をすすめております(゚ー゚*)。oO
今回は2008年に小学生からもらった手紙に書かれていた【詩】を読んで、先生がいろいろ思いを巡らせて書かれています。


以下、手紙に書かれていた【詩:こころのたまご】と、先生の文です。


『こころのたまご』

子どもはみんなこころの中に

  たまごを持っている。

目には見えない こころのたまご

こころのたまごはおとなになると消えてしまう

こころのたまごは

  ゆめのカケラ

ゆめをあきらめると こころのたまごは

  見えなくなってしまう

こころのたまごから生まれるヘンテコな生き物

それはしゅごキャラ。

じゅごキャラはなりたい自分の可能性のたまご。

なりたい自分(しゅごキャラ)は

信じてもらえないと消えてしまう。

その中には特別なたまごもある。

それはエンブリオ(ゆめがかなうたまご)です。


時には40年も前の生徒や仲間から突然のメッセージが届くことがある。
私ごとアナログ専科の暮らしなので、黒電話があることはあるのだが、急な連絡や頼まれたこと以外に使うことは少なく、ほとんどは手紙のやりとりをコミュニケーションの柱にしている。

お互いにふっと思い出したようになぐり書きの中に近況が伝わってくる。
時にびっくりの内容もあるけれども、子どもたちや若者からのメッセージの新鮮さに心を動かされることが多い。

夢と言う言葉をきらう人もいるけれども、日のそれぞれ夢の形や内容はちがうものだけれども、私はこんなふうになりたい、と生きている今に願いを持つことは年を重ねてもそれぞれの立場で日々新鮮でありたいと思っている。

ひと言で言うならば行きている感動の積み重ねがひとつの夢の形として成長していくのかも知れない。
今回、小学生から届いた手紙にあった「こころのたまご」を読んで、大人たちが年を重ねる毎に忘れていく、きわめて大切なことをストレートに感じさせてもらったひとつの手紙との出会いであった。

こんなときにつくづく思う。子どもはみんな天才、その輝きを見のがさない大人でありたい。

※写真にある文章の中心にあるイラストについて:もとより海や魚は好きでよく描いたりしているけけども、この頃何かあると線を自由にぐるぐると描いて何か好きな形をなぐり書きすることが多い。
文章も絵もいろんなことすべて形式を気にしないでらくがき風にやってみたい。


以上が子どもの詩と、先生の文です。

私も先生とのやりとりは、今でも手紙と電話。
時にメールできれば、と思うこともあるのですが、でも、それでもこの形でのやり取りは何よりも尊いと思っています。
今どき元先生と元生徒が文通です・・(^_^;)・・ま、ふつうありえないですよ。
でもそれをやるのがかけがえのないこととなっているのです。
さて、また手紙書いちゃおうかな。

 

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