【南先生の玉手箱_0008_先生、東京浅草などへPTAと共に研修に】
今回の先生の文書は、平成11年6月のもの。
先生が書いている学校での通信誌のような形態のものです。
PTA企画の研修で東京に出掛けた先生の懐かしがったり、時代の流れに驚いたり、面白い場所に喜んだりの文ですが、文字は縦書きで読みやすかったものの、文体がぐるぐる回っているような感じで、読んでいるだけで私の脳みそが回りそうになりました(^_^;)
では、南先生の20年以上前の文、お楽しみください。
今年の梅雨はどうしたのだろうか、六月はえらく変な陽気だったのだと思う。
梅雨に入っても雨がない。
六月なのに猛暑が続き、急に強い風がふいて屋根や看板、弱い樹がたおれ、とばされたり千葉県は何もないのに九州方面、同じ日本で災害、かなりの被害死者の続出。
報道って、する側、される側、そしてそれを見る人たち、いろんなおもわくの中で不順な天候の中でも暦の上では必ず季節がめぐってくる。
ここ長南町では、六月には黄金の麦畑に夕陽が美しくさわやかな風を感じながらすばらしい季節が過ぎて、今、紫陽花に田んぼの緑が目にとってもいい眺めです。
今年は東学区緑いっぱいのけしきが絵に描けたらいいなあって考えています。
昨年度子どもたちと約束してできなかったこと、目標のひとつとしてがんばろうと思っています。
先日はPTA研修で東京・浅草方面、日帰りに参加してきました。
東京都庁舎の見学、下を見るとゾーッとする。超高層ビル、こんな建築の技術があたりまえのようにこの新宿区ああたりにはたくさんのビルがある。
今になってみればこの眺めもあたりまえのように見ているけれど、それこそ四十年位前のこと、自分が小学校六年生の時、東京見物修学旅行に来た時、東京は緑がいっぱいであった。
高いビルはほとんどなくて、東京タワーの足の部分が森の中からニョッキリ出かかっていたのを覚えています。
今は千葉駅のあたりを考えても町から緑が百パーセント消えてしまったような眺めです。
それこそ長南町や田舎の市町村にそろそろ空気税を納めてもらいたいなあ、なんて、まあ冗談ですが、あまりにも人工物が多くなり過ぎた現代、二十一世紀は自然と人工物とのバランスが大きな問題になると思います。
高速道路のまわりに高層ビルの建ちならぶ光景は四十年位前、手塚治虫氏が描いていた未来都市、当時はSFの世界であったものがアッと言う間に現実のものになってしまったと言うか、便利な世の中になった。
それこそ我々一般人は五十年前、想像もつかなかった状況である。
都市部をぬける時いつも複雑な気分で景色を眺めることが多いです。
隅田川の十二橋めぐり久しぶりに川から見る景色、スケッチでもしてみたくなりました。
一回に五百人も乗せるのにびっくりしました。
小雨の中を浅草見物、ホテルの上だったか、おいしいバイキングでした。
雷門から仲見世通り時間がなかったけれども、あっちこっちおもしろいお店がたくさんありました。
昭和のはじめ頃の歌謡曲のレコード、カセットテープなどたくさん置いてある小さなレコード店、ずーっと前から絵など額入りで売っていたような画廊など、今まであることに気がつかなかった横丁の一杯屋台や古道具屋さん、何でもこれ全部革のカバン五千円、骨董のお店にいろんなみやげ店、あれこれ見ていると一日中あきずに遊べそうなところ、また来てみたいと思い、学生時代五百円札でヤキトリ一本十円、お酒一杯五十円、飲んで食べておつりがもらえたのを思い出しました。
今は何でも十倍位、お昼食べて千円以上なんて高過ぎると思います。
帰りの集合場所ちかくに一泊三千円からってカプセルホテルがあったけど、庶民の匂いの残る浅草あたりでした。
アッと言う間の一日でしたが、思い出に残りました。
またPTAのいろんな行事や企画にみなさん気軽に出席してください。
以上です。
先生独特の、下書き無しで、思いつくままアドリブの世界で書き綴っている様子がおわかりいただけると思います。
ひとつの文の中で書いている途中から別の考えにスッと飛ぶような感じが先生独自のものですが、これに馴れるのにはちょっと時間を要します。
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