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2020/07/17

【The Beatles 研究室・復刻版】Revolver[A-4]Love You To

Revolver
2004年から2008年にかけて作成したホームページ「The Beatles 研究室」・・2009年リマスター発売後の一部追記も含めてのブログにての復刻版です。ほぼ当時のまま、そして復刻後追記も付しております。15年以上前の文なので細部の表現・事実についてはお見逃しください。
今回は、アルバム「リボルバー」から、ジョージの「ラブ・ユー・トゥー」を取り上げます。ジョージがはまった“インド”な曲調、私の好きな曲です。
20200717_beatles_photo001

ジョージの曲で、全編に渡るインド音楽となっています。
映画「イエローサブマリン」でもこの曲が使われていたと記憶しています。

私は、初めてこのアルバムを聞いたときからこの曲が好きでした。ジョージのインド音楽を極端に嫌い、「こんな曲をアルバムに入れるなんて」という人もいますが、そんなに悪い曲じゃないと思うのです。

ほとんどの楽器はインド音楽の楽器で、ジョージ自身の演奏も前作で効果音的に使われていたのとは違って格段の進歩を遂げているようです。

歌詞の内容もちょっと哲学的で、このアルバムには相応しかったと思います。
サビの部分もかなりいけてると思うし、そのリズムに思わず体が動いてしまうのです。

評論家の中には、ジョージはインド音楽に寄り道さえしなければ、もっと早く「サムシング」などのような名曲にたどり着いたのではないかと言っている人がいます。
でも、世の中そんなもんじゃないと思います。色々な人生経験を経て、恋もして、失敗もして、幾多の寄り道もして、それで、あの、後に続々と出てくる名曲が生まれたのではないでしょうか。

これはジョンについても同じようなことを言う人がいて、ヨーコと知り合わなければ、とか、ポールが出しゃばらなければ、とか、自分の作曲能力の枯渇に早く気付いていれば、などなど、ただ曲だけ真面目に作ってりゃ、もっといいものができたのだという結論に大抵はなっています。

そんなことないよっ!

ヨーコがいなければ、どこかでのたれ死んでいたと思うし、ポールがいなければ、あの数々の珠玉の名曲は生まれなかったと思うし、曲だけのことを考えて真面目に作曲だけしているジョン・レノンなんて、なんの魅力もありません。

話が横道にそれましたが、この曲は、ジョージの生み出した名曲ではありませんが、大事な曲なのだというお話しでした。


〈追記〉2020/07/17
あらためて2009年リマスターを聞いてみました。
まずはステレオ版。ジョージのボーカルが大人っぽく、こんなにクリアに録られていたことにあらためて気付きました。
インドの打楽器の音も、皮の弾むような音までよく感じられました。

一転してモノラル版は、制御されたような感じで、全体が落ち着いた感じにミックスされています。ボーカルもやや引っ込み気味。
打楽器も叩いたときの反発音までは感じさせないように聞こえます。

オリジナル・アナログ・モノラル盤も聞いてみました。
これまた異なる音と世界。
ジョージのインド音楽の世界の雰囲気までが伝わってくるような説得力があります。
不思議です。編集等いろいろ異なるのでしょうが、このアナログ盤が一番静寂まで感じるいい録音でした。

あっ、そうだと思い出し、「イエロー・サブマリン・ソングトラック」も引っ張り出して聞いてみました。
これは各楽器の音をよく整理して、それぞれに良く聞こえるようにしていると感じました。
ジョージのボーカルもあまりエコーなど掛からずに、明瞭に聞こえます。
サウンド全体がすっきりしていると感じました。

 

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