【南先生の玉手箱_0018_年末の「干支のイラスト」配達作業】
私の中学時代の担任で美術の先生の昔の文書掘り起こし、今回取り上げるのは、平成18年1月10日と記載されている学校通信誌「らくがき」からです。
以下、先生のらくがき文です。
年の瀬にゆく年をふりかえって新しくやってくる年に思いをつないでいく、みなさんの年末・年始はどうでしたか。
私ごと、この十数年ほとんど同じ暮らしのくりかえしで新年をむかえている。
暮れの29日~30日頃になると、近所、町内、知人の家にやってくる年の「干支のイラスト」を持ってのあいさつまわり、まあやらなくてもどうでもよいことなんだが、面倒でも大変でも、習慣としてこだわりの自分行事であります。
これもはじめの頃は、全部手書きで二~三十軒位だったものが、百軒を超えるとのんびりとはいかず、かけ足のひと時だけの宅急便のようになっている。
毎年届けに行くのを楽しみに待っていてくれる人がいるから続いているのかも知れない。
まわりながらちょっとひと言の会話の中にその人となり、又今年一年の人間模様や環境の変化、また地域の変化など肌に感じながらの配達作業です。
お互いに良かったこと、大変だったこと、一年365日いろんな体験や身のまわりの変化の厳しさもある。
家の仕事も手ぬきをして勝手に地域をひとまわり、勉強でも仕事でもないが、何かこれも年のしめくくりにやらなければと思うこととして続いていくものが年に一度の会話の人も多く、歩く年賀状のようなものでもあります。
以上が先生の文でした。
私も先生から何枚か上記の「干支のイラスト」をいただきました。
ファイルに保存しているものもあれば、上記写真のように額に入れ、自宅階段の踊り場に飾ったりもしています。
当時の先生は、数多くのご近所、知人、友人に“足で”配達しながらそれぞれの方々とお話をしていたのだと初めて知り、驚きました。
これはなかなか出来ることではないですよねぇ、やはり先生すごいっ!
また、年末に横芝光町のギャラリー「笑虎」での個展が開かれれば、そこで先生の「干支のイラスト」がいただけるかな?(*^_^*)
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