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2020/07/29

【The Beatles 研究室・復刻版】Rubber Soul[A-3]You Won't See Me

Rubbersoul
2004年から2008年にかけて作成したホームページ「The Beatles 研究室」・・2009年リマスター発売後の一部追記も含めてのブログにての復刻版です。ほぼ当時のまま、そして復刻後追記も付しております。15年以上前の文なので細部の表現・事実についてはお見逃しください。
今回はアルバム「ラバー・ソウル」から「ユー・ウォント・シー・ミー」を取り上げてみます。

20200729_beatles_photo_data001

この曲は初めてビートルズの曲が3分を超えた曲です。というとものすごく意外なのですが、事実です。このあと「レイン」まで3分を超える曲は出てきません。

ポールの曲で、このアルバムに対するセッションでは最後の録音になったものです。
曲が出来てからベースラインを考えるという、いよいよメロディアスなポールのベースが始まる初期の頃だと思います。録音に力が入ってきたのだと思います。
ベースだけ聞いていても、とても面白い!モータウンを意識していたポールのベース・プレイが冴えています。

ただ、この頃は恋人ジェーン・アッシャーとの仲があやしくなってきた頃で、この曲にしても電話に出てくれない恋人に対する心の叫びが表現されています。

私の記憶ですと1970年代にアメリカ(カナダか?)の「アン・マレー」という女性歌手がカヴァーして、全米で大ヒットしたと思います。高校生の時によくラジオの洋楽ベスト・テン番組でかかっていました。
そのバージョンもビートルズの演奏を踏襲していて、この曲の良さを余すところなく表現していた良いものだったと思います。
そして、この曲は女性に人気があったようです。
メロディーが良くて、テンポが良くて、キャッチーなところがたいへん私好みでもありました。
ジョンも「ビートルズのカヴァーの中では一番いい」と、褒めていたようです。

ジョンはタンバリンのみですが(ギターを弾いているという説もある)、けっこう効果的です。
ジョージも高音の良く効いた、歯切れの良いギターで曲を引っ張ります。

リンゴのドラムはこれも、意外と気付きませんが、ドラマーの立場から言わせていただくと、まず、フィル・インがたいへん多い、しかもそれが一々効果的に決まっています。
通常のリズムパターンでは、エイトビートの中で一カ所だけ、ハイハットの早いアクセントを入れたり、途中のフィル・インでは、バスタムからタムタムに逆に上がっていくパターンが新鮮です。サビの部分でもリズム・パターンに16ビートを入れ、変化をもたせています。
しかも、このアルバム全体がそうですが、チューニングが高めで、スタッ・スタッと歯切れ良く決まるのでとても気持ちが良く、この曲にまさにピッタリとはまっています。

ジョンとジョージのコーラスは「ウー・ラララ」というきれいなハモりがポールのポップなボーカルを飾り、サビでは、ポールのメロディから離れ、また戻ってくる形で、逆にコーラスの最初に戻ったときに、とてもスムースな印象を与えていて、さすが、ジョンとジョージという感じです。

一般的にめっちゃ評価が高いという曲ではありませんが、私にはこのアルバムでも大好きな曲の部類に入っていて、中学生当時この曲によく針をおろしたものです。そしてリンゴのドラムに酔いしれました。


〈追記〉2020/07/29
2009年ステレオ・リマスターを聞いてみると、ギターはやや引っ込み気味。

同モノラル・リマスターは、ベースはやや引っ込んだ感じですが、フレーズは割と良く聞き取れます。そしてリンゴのドラムは、ハイハットもスネアもタムも、はっきり聞こえる。

アナログ・オリジナル盤はピアノの音が良く聞こえました。

2009年モノ・リマスターにボーナスで入っている1965年作製のステレオミックスを聞いてみると、けっこうボーカルも良く聞こえ、ちょっとふわっとしていて、心地良い感じ。
ポールのベースは爪弾きの様子がわかるような感じで、一音一音が良く聞き取れます。

キャピトル盤ステレオは、ボーカルが強調され、ややつぶれ気味になるまでシャープな音色にしています。ドラムもシャキ・シャキ、パン・パンと歯切れ良くにぎやかです。

同じくキャピトル盤モノラルは、アメリカ人がラジオでビートルズを楽しく聞いている感じが出ているように感じます。それぞれの楽器もボーカルも、もれなく明るい音色でリズム感もよくなったような気にさせるミックスです。ノイズその他諸々は関係なしって感じです。

 

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