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2020/07/19

「MUSIC LIFE 1960年代のビートルズ」を読み終えて

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前回のこのブログで表記の「1960年代のビートルズ」を読んでいる途中で感じたことを書きましたが、今回は読み終えてからの感想を。

私がビートルズのレコードを自分で買って聞き出したのは中1の冬休み。アルバム「Let It Be」からです。お年玉を使って・・。しかもアグネス・チャンの「ひなげしの花」と一緒に買ったのでした(^_^;)
もうビートルズは解散してこの世からいなくなっていました。

ただ、小学生のときに親にねだって日本のみのシングル盤「オブ・ラ・ディ・オブ・ラダ/マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス(※ホワイルは抜けてクレジットされていた)」のシングル盤は持っていました。ポータブル・プレイヤーで聞いていました。

というわけで、ビートルズ後追い“第一”世代です。

後追い第一世代でも、ビートルズの情報はインターネットのある現代とは異なり、情報はものすごく少なかった。しかも“がせネタ”も多かった。
さらに、高校生になりバンドを始め、ビートルズの曲を練習していると、「そんな古いものやってるようじゃ、このバンドはダメだね」とスタジオで他のバンド連中から再三言われました。

ツェッペリンやDパープル、イエス、キング・クリムゾン、エマーソン・レイク&パーマー、ピンク・フロイドその他ヘビーなヤツやプログレなヤツ、そいつらの全盛期でした。
その後には私の最も苦手な“フュージョン”ブームが訪れ、暗黒・地獄の学生時代を過したものでした。

でも、ビートルズは“ずう~っと”大好きなのは変わらず(゚ー゚*)。oO今になり、「これでいいのだ!」とやっと思える時代になったわけです。

この本を読んでみると、真っ只中の世代には情報は“極小”“ミニマム”だったようです。
ビートルズとのパイプも東芝よりもむしろミュージック・ライフの星加ルミ子さん経由のものが多かったことがうかがわれます。

映画のスクリーンに向かって叫ぶ女性ファンの様子、フィルム上映や、スライド上映、音だけを流すなどのイベントがファンにとっては貴重な場であったこともわかりました。
“動くビートルズ”を見ることがいかに嬉しいことであったかも・・。

真っ只中世代のそんな様子と、幾度も報じられる「ビートルズ解散?」の不確かな情報。
気が気じゃなかったでしょうね、真っ只中世代。

そして、映画「レット・イット・ビー」から解散への流れのところが、一番読んでいて辛く、暗くなりました。
もうねぇ、読んでいて投げ出したくなるくらい・・。

解散自体については仕方のないことだとは今に至っても理解しているのですが、兄弟のように仲の良かった四人の姿が一番目に浮かぶ私のビートルズの一番の印象!
それが、あのようになっていったのは、読んでいるとやはり辛かったです。

その後の四人のソロでの活躍も素晴しく、皆が皆、大ヒットを飛ばしているのは驚きですが、ジョンとジョージがもしも健在で今に至っていたら、ひょっとすると“Around 80 Beats”なんて名前の素敵なバンドをもう一度組んでいたかもしれないですね。

そんな空想をしつつ、読了です。


【Now Playing】 Hey Jude / The Beatles ( Rock )

 

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