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2020/10/25

ポールのソロアルバムが出るのを知る前に勝手に“自作”「ポールのアルバム」作りを楽しんでいた。

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ポール・マッカートニーのニュー・アルバムが出るんですってね。業界情報に疎い私はそんなこと知らんと、ひとりでポールのアルバムを「こんなふうに作ったら楽しいぞっ」なんて思って遊んでおりました。
それを i Phone のプレイリストに入れて、時にはランダム再生したりして、ああ楽しっ!(#^.^#)

まずはタイトル。
『Paul Lyrical』として、リリカルな感じの曲でビートルズ現役時代、ソロ活動時も含めて選曲しました。
LPレコードにすると、12曲30分強くらいが適当と考えた上での選曲です。
どうでもよさそう・・と思うかもしれませんが、やってる本人は楽しいヽ(=´▽`=)ノ


A面

①And I Love Her
②Junk
③Your Mother Should Know
④One More Kiss
⑤Martha My Dear
⑥Michelle


B面

①The Fool On The Hill
②Blackbird
③Yesterday
④I Will
⑤Little Lamb Dragonfly
⑥The Long And Winding Road

こんなんなりましたっ!(*^_^*)

ランダムで聞いてもなかなかいいぞっ・・自己満足…σ(^_^;)

以上ですっ!!
ごめんね、つまらなかったら。

 

2020/10/24

太田和彦さんの「居酒屋道楽」を読んだ。

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『居酒屋道楽/太田和彦著(河出文庫)』を読みました。

太田さんの1990年代の「東京人」や「旅」、1990年代後半から2000年代に入ってからの「小説新潮」などに掲載された文、また、その後の新潮文庫「居酒屋道楽」をまとめたものになっています。

文庫にまとめられたこの本は、内容充実、特に『隅田川に沿って、東京の居酒屋を歩く』のところは、太田さんの“得意エリア”でもあり、文章が“冴え”ます。
また、風景や建物のたたずまい、お店の主や、女将さんなどの様子も見事に描かれていて、名調子が心地良く流れていくようです。

「銀座百点」に掲載された『銀座、ビアホールの街』なども、あのビアホールの風景が眼前に蘇ってくるようでした。
たまたま隣席となった老人のビールの飲み方、そのつまみの選び方を参考にした話なども“いい話”として私の心にも残りました。

また、女性に弱い太田さんの面目躍如!眼鏡の美人秘書と居酒屋などを巡る話では、太田さん、年甲斐もなく、わくわく、どきどきしたり、照れたり、シュンとしたり(^_^;)、・・男はみんなそうなんだよな、と思いましたよ。

帯にも「幻の傑作、復刊!」と書かれていましたが、酒好きにはとても楽しめる本でした。
おすすめ本です。

 

2020/10/21

【南先生の玉手箱_0025_健康第一、ゆとりと充実、そして夢】

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私の中学時代の担任で美術の先生の昔の資料やメモなどの文書を掘り起こして活字化する作業。ちょっとあいだが空きましたが、再開です。
今回は、平成19年2月27日の日付が入った先生からの生徒家庭への通信文の裏面に書かれたものです。


以下、先生の文章です。

『健康第一、ゆとりと充実、そして夢』

あたりまえのことのようで、なかなかできない、分からないことが多い。
みんながちがって、みんないい、人間みんなひとりひとりの魅力、持ち味のちがいのそれぞれがプラスにぶつかり合って、児童生徒に影響を与え、時に人生を大きく左右するものだから、教師、児童、生徒共にお互いよき出会いにしたい。

心身共に健康がいい。楽しいことから魅力が生まれる基本を大切にしたい。

子どもたちはゼンマイじかけのオモチャのようだ。
人間もオモチャにたとえれば、ほどよい整備が必要、使いすぎも時には良いが、こわれてしまえばおしまい。

明るい、暗いの性格などはどっちも個性です。
何をするにも『気』が一番と思う。
ゆとりと充実もよく口にしますが、教育に限らず、いつもはりつめていたら、教える側も学ぶ側もきゅうくつでたまらないと思います。

できる時、できない時、どっちもある。
点数も0点以下もあれば100点以上もある。
基本として大切なことは魅力ある楽しい授業や活動にむけてこうしたいなあと思って積極的に授業や活動にとりくむ気持ちだと思います。

年に一度でもいいから、子どもにとって魅力を伝え、感じさせられる自分でありたいです。
今、教育ソフトも恵まれた環境にありますが、セット教材などもとより、そのまま活用するものではなく、扱う側、学ぶ側が満足できるものに工夫・改善をして使用していきたいですね。

ひとつ題材も扱い方で十人十色、オリジナルと言うか、題材などでひと味、扱い方、工夫して日々題材開発に心がけていきたいですね。

いつだったか、年賀状でもらったメッセージを時々思い出します。
「俺たち、学校で子どもに夢を語れなくなったらおしまいだね」
そのとおりです。
どの子も光り輝くものがある。共に感動できる感性の幅を広く持ちたい。

私ごとですが、先輩や同僚から学んだり、強く感じたことなどで次の三つのこと、時々思い出します。

①授業自習中に出張から帰ってきた先生を拍手でむかえた子どもたち、すごいと思った。

②日々の教育活動の中、他人を差別する言動を絶対に許さない同僚のうしろ姿。

③何事も子どものせいにするな。教師(自分)のうしろ姿を見て子は育つとの言葉。


以上が先生の文でした。

この頃、先生はかなり生徒と向き合って、夢中で教師としての取り組みをしていたことがわかります。
最後に書かれた三つの時々思い出すことの①、自習中に出張から帰ってきた先生を拍手でむかえた子どもたち・・なんかいいです!(*^^*)

 

2020/10/19

【2/2】ジョン・レノンの生誕80周年を記念した「GIMME SOME TRUTH」を聞いてみた

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前回に引き続き、ジョン・レノンの最新ミックス・アルバムの二枚目を聞いての感想をアップします。

[CD-2]

1.WHATEVER GETS THRU THE NIGHT

とても整理されたサウンドになっていました。
どこで何が鳴っているかよくわかり、特にベースの動きはつぶさにわかります。
また、ボーカルについても、ジョンもエルトンもはっきりと明確に発音がわかり、とてもクリアです。
ただ、オリジナル・ミックスの“大騒ぎ”的なサウンドは感じられなくなりました。

2.BLESS YOU

こちらも、ロックというよりはポップス的な味わい重視のミックスという感じがします。
落ち着いていて、それぞれの楽器の音も、不要なエフェクトを掛けず、艶のある音色になっています。

3.#9 DREAM

イントロからおとなしい感じになっています。
ジョンのボーカルも、クリアだし、大袈裟なエコーは掛かっていません。
でも、そうなるとこの曲らしくないような気がします。
バックのオーケストラも非常に優雅な感じで・・、これはどうだろう?!
ちょっと曲全体の印象が変わった感じがします。あの、不思議な世界・・みたいなものはあまり感じません。もう、好みの問題かも。

4.STEEL AND GLASS

ジョンのボーカルが何かストリートで歌っているような感じのサウンドに感じました。
これが妙に説得力あるように聞こえます。
バックの楽器の音も抑制が効いて、それが逆にジョンの説得力あるボーカルと相乗効果を出していて、これはいいかも。作品としてよい仕上がりになっていると思います。

5.STAND BY ME

イントロの印象的なギターにも、あまりエコーが掛かっていません。
ジョンのボーカルも生声に近い感じに仕上げています。
ドカンとバックの演奏が始まる部分もぐわ~っと迫ってくるような、あの感じはしません。
でも、この曲に関しては、こちらの方がジョンらしいような気もします。
だって、この曲にジョンの声はぴったりなので、余計な装飾はいらないように思います。今までもそう思っていましたので、これはこれで納得できた感じがしますd(^_^o)

6.ANGEL BABY

オリジナル・ミックスよりは迫力は抑え気味ですが、この曲も逆にこれくらい抑制の効いたエフェクトの方が聞きやすいし、曲自体を味わえるように思います。
ジョンのボーカルには、それくらい説得力があるので、これも“あり”だと思いました。

7.(JUST LIKE)STARTING OVER

ジョンのボーカルから始まるこの曲も、ジョンの声には大袈裟なエコーは掛かっていません。スタジオで歌っているジョンの様子がわかるような感じがします。
バック・コーラスも同様で、深いエコーは掛かっておらず、聞きやすい感じがします。
ドラムも残響音が浅くなり、むしろタイトな印象になり、このパシッ、パシッとリズムが決まるこの曲には適しているのではないかと思いました。
不思議なもので、ジョンにはどういうサウンドが合うのか、というよりも、この曲にはどういうサウンドが合うのか、という考え方で聞いた方が良いような気がしてきました。

8.I'M LOSING YOU

この曲についても、全体にシンプルなサウンドに聞こえるようなミックスがなされているように感じました。
で、この曲もこういうミックスの方が合っているように思いました。
ジョンの息づかいまで感じるようで、私にはグッドです。

9.BEAUTIFUL BOY(DARLING BOY)

音がやわらかくなったと思います。
楽器もジョンの声も。
今まで聞こえなかったような声も聞こえてきて、別バージョンみたいな印象です。
この曲についても、これは“あり”だと思いました。聞いているこちらの心もとても落ち着きます。

10. WATCHING THE WHEELS

これもいきなり印象が変わったように思います。
ジョンのクリアなダブルトラックのボーカルが落ち着いた感じで淡々と歌われ、バックのギター、ベース、ドラム、キーボードも輪郭のはっきりした音で、オリジナル・ミックスとは異なる世界観まで表現しているように思います。
これはこれで、とても良いミックスに追い込んだと感じました。

11. WOMAN

この曲は冷静に聞けるかどうか、いつも聞くと泣いてしまうのです。
う~ん、このミックスもいいじゃないですか。
エコーは浅くなり、タイトなドラムの音もなかなかいい!
ジョンのボーカルはますます優しく、説得力あるものになっているように思います。・・もう、泣いてきた(T_T)
バックのコーラスがまたまた涙腺を緩め、もういけませんが、頑張って聞きます。
ジョンのダブルトラックのコーラスもやさしく聞こえて良いです。
この曲も良かった。

12. DEAR YOKO

ギターの音がアンプから直接出たような音に感じられ、シンプルな感じがこの曲調に合っています。
ジョンのボーカルもほどよくやわらかい音色で、マッチしていると思います。
スネアドラムのスタッときまる音もとてもいい!

13. EVERY MAN HAS A WOMAN WHO LOVES HIM

これは割とオリジナル・ミックスに近いような気がします。
ドラムの残響音もしっかりと取っているように思いますし、それぞれの楽器の音も割と強調気味で、押し出しが強い感じがします。

14. NOBODY TOLD ME

余白のような部分をきれいに切り取って原曲の良さを表現したような印象です。
ボーカルもよく聞こえるし、演奏もキリッとしていて好感の持てるミックスだと思います。
聞いている側にも違和感のないすっきり・ミックスだと思います。

15. I'M STEPPING OUT

これもあまり大袈裟な感じの効果は避け、ジョンのボーカルも、各楽器も明瞭に聞こえるように思います。全体に前に出てくるような感じで、聞きやすく、“ノリ”やすい仕上げだと思います。

16. GROW OLD WITH ME

もともとの録音の様子を大事にしつつ、クリーニングした様子が窺われます。
付け加えられたやさしいオーケストレーションもよく、机の奥から見つけたカセット・テープみたいな感じが出ています。ドキュメント映画を見ているような感じ。

17. HAPPY XMAS(WAR IS OVER)

これも磨いた感じがします。
クリスマスの夜空が澄んだような印象です!
ジョンがまた生き返って歌ってくれている・・と言えば大袈裟でしょうか。
昔の雨が降るようなフィルムをきれいに復元して見せてくれた、そんな感じです。
感慨深く聞きました。

18. GIVE PEACE A CHANCE

もともとの録音状況が良いわけではない曲だと思うのですが、でも、ていねいにリミックスしたのでしょう、“感じ”は出ています。
足踏みも手拍子も、タンバリンもできる限りのミックスで、ほどよい感じに聞こえてきます。

以上、ジョンの新譜?というか、生誕80周年記念アルバムを聞いてみた感想を二回に渡って書いてみました。
もう、聞いた人もいらっしゃるでしょうが、これからの方も楽しんで聞いてください。

 

2020/10/18

【1/2】ジョン・レノンの生誕80周年を記念した「GIMME SOME TRUTH」を聞いてみた

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JOHN LENNON が生まれてから80年を経た2020年の今年、それを記念したベスト盤的なCD二枚組(1枚のものも出ている)を入手しましたので、それらを聞いて一曲ずつ感想を二回に渡って書いてみようと思います。まずはCD一枚目から。

このアルバム製作にあたってのジョンの妻、ヨーコからの要望として

①オリジナルに敬意を払い、忠実であること。

②音質は全般的にクリアにすること。

③ジョンのボーカルの明瞭度を上げること。

の三つが挙げられていました。私もそうすることは大切だと思いました。


また、ジョンとヨーコの間に生まれたショーンは、

①ソフトウェア、プラグイン、デジタルの機材を用い、コンピューターでのリミックスをしないこと。

②ヴィンテージのアナログ・プレート、リヴァーブや外付けの機材を使い、アルバム全体をアナログの環境でマスタリングすること。

を要望し、実現したとのこと。

これも素晴しいアイデアだと思いました。

上記の条件をクリアしてリミックスされたジョンのアルバム「GIMME SOME TRUTH」。
一曲ずつ聞いていきたいと思います。

[CD-1]

1.INSTANT KARMA !(WE ALL SHINE ON)

一曲目からいきなり“ゴリゴリ”な攻めている音に仕上げています。
ベースもズボズボいってるし、ドラムへのエコーの掛け方が異常なくらいで“輪唱”しているみたな感じです。
かなりワイルド。

2.COLD TURKEY

これまた、すごい過激な仕上がり。ベースは脳天まで突き抜けそう・・。
でも、デジタルで強調したような感じがなくて、ショーンの言っていた意図がわかるような気もします。
なのにジョンのボーカルはクリアです。静かな部屋で歌っているような静寂さまで感じます。
ギターの音はアンプから出たそのままの音っていう印象です。余計なものがないです。

3.WORKING CLASS HERO

打って変わって、アコースティック・ナンバー。
このジョンのボーカルはとてもナチュラルです。
今、その場で歌っているような臨場感があります。
アコースティック・ギターの音はギターのボディーの“鳴り”も聞こえます。運指の音も入っています。

4.ISOLATION

もともと虚飾無しのサウンドだったこの曲、よりジョンの感情というか、感性そのままに歌っている様子がサウンドに表現されていると感じました。
ドラムの音がより、“生”な感じになっていて、余計なエフェクトを排除したように思います。
ピアノの音も自然な方向に持っていったのではないかと思います。

5.LOVE

「ジョンの魂」というアルバムは、あまりレコーディング技術に頼ったようなところがない作品でしたが、それをよく表わしていたのがこの曲だと思います。
で、あらためてリミックスされたこの曲を聞いてみると、もともとのものよりも更にやわらかく、ナチュラルになっています。
・・ってことは、オリジナル・ミックスでもけっこう“いじって”いたのだな、などと思いました。
今回は、ちょっと温かみまで感じさせるミックスになっていました。

6.GOD

初めてこの曲を聞いたときは、赤裸々なジョンの告白のような歌詞に驚いたものでした。
そして、そのサウンドは“霞”の向こうからジョンが仙人のように悟って歌いかけてくるような印象でした。
今回のミックスでは、もっとジョンが近づいてくれて、歌っているようなサウンドになっていました。
クリアでナチュラルで、ウォームな音です。

7.POWER TO THE PEOPLE

最初っからドコドコ、ドタバタしているこの曲ですが、その“ドタバタ”感は生かし、でも反響が重なっているような部分はうまく整理してあるように感じました。
バスドラ、スネアの残響音も不明瞭になる寸前で止めていると思います。
ベースも“こんがらがる”前に整理した“寸止め”状態のミックスです。

8.IMAGINE

ジョンのボーカルがかなりクリアになりました。
ピアノの音も雲間から鳴っているようだったものが、ホールで弾いているような音に。
オーケストラの音も、一回洗濯したようなきれいで澄んだ感じです。
私の持っている輸入盤オリジナル・シングル・レコードの“ゴツゴツ”“ゴリゴリ”した感じは無くなり、“毒気”が抜かれた感じですよ。
この曲に限っては、オリジナルミックスの方がいいかな・・。

9.JEALOUS GUY

今までの「知っている人は知っている」的な、ジョン・ファンの“隠し曲”“とっておきの曲”みたいな感じの暗さが影を潜め、いい曲を小コンサートホールで聞かせてくれているようなサウンドになっています。
「いい曲じゃんっ!」て、みんなが言ってくれるような、日陰の身から外気にふれてきた感じ(^^;)

10. GIMME SOME TRUTH

この二枚組アルバムのタイトルと同名曲、力が入っているのは間違いありません。
エレキギターの音はクリアかつ艶やかに演出されていました。
ジョンのボーカルはあくまでもクリアで良く聞き取れる感じ。
ハイハットで刻まれるリズムもエッジの効いたシャープな音に。

11. OH MY LOVE

ピアノがウォームで、やさしい音に。
ジョンのボーカルはここでもヨーコの希望どおりにクリア。
部屋でひとり聞いていると、なんだか涙が出てきそうな小品、佳曲になっている印象。

12. HOW DO YOU SLEEP ?

一連のポールとジョンの“罵り合い”の一曲として有名ですが、今までは私、あまり聞きたい曲ではありませんでした。そんなのイヤだもの。
今回は、そんな“恨み辛み”よりも曲としての存在感を中心にミックスしたように感じます。
ギターの音も、オーケストレーションも、ポピュラーミュージックとして良い仕上がりにもってきたのではないかと思います。
だから、今までのように妙な気持ちにならずに少しは聞けるようになったかも。

13. OH YOKO !

ジョンのボーカルがオリジナル・ミックスよりも、とても明るく、自然な感じです。
ふわっと楽しく、ギターのカッティングもより軽やかになったんじゃないかと思えるくらい。
バスドラの弾むような“カタコト”いってる感じもオリジナル・ミックスよりもリズミカルに感じます。気のせいだと思いますけど(*^^*)
こりゃ、いい仕上がりです。

14. ANGELA

どちらかというと、ガサガサしていて、荒涼としている曲ばかりという印象のアルバム「サムタイム・イン・ニューヨークシティー」に入っていた曲ですが、このミックスでは、“角が取れ”て、ジョンとヨーコのボーカルも艶やかで、厚みが出た感じがします。
ドラムも大袈裟な残響音がなくなったのではないかと思います。
ひと言でいうと“聞きやすい”です。

15. COME TOGETHER(LIVE)

これはライブ・バージョンのリミックスです。
これもジョンのボーカルがはっきりとわかりやすくなっています。
バンド全体の音も、クリア度が増しています。
リミックスの話とは離れてしまいますが、この「COME TOGETHER」という曲は、ビートルズ以外のバンドがやると、どんなバンドがやっても“間延び”した感じになります。
ジョンが入っているのにもかかわらず、このバージョンもそんな感じです。

16. MIND GAMES

オリジナル・ミックスの“ギラギラ”した感じがなくなりました。
ジョンのボーカルも派手なエコー、リヴァーブなどが排除され、歌唱力でもっていく感じになっています。
だから、あの当時の「出たぞぉ~っ!ジョンのニューアルバムはこれだぁっ~ヽ(=´▽`=)ノ!!」っていう迫力は感じなくなっちゃった (・_・;
ちょっと整理し過ぎたんじゃないかなあ(^_^;)

17. OUT THE BLUE

いきなりアコースティック・ギターのイントロからクリアでやさしい感じ。
この曲も前曲に続いて、あの迫力がなくなった印象です。
ちょっとアコースティック・ギターの音まで“歪んだ”ような、“やり過ぎ”なエフェクトも、この「マインド・ゲームス」というアルバムの特徴だったような気がするのですが、楽曲重視なテイストになっていると感じました。
こうして聞けば、「この曲はこういう曲だったんだ」と、あらためてわかるんだけどさ。

18. I KNOW(I KNOW)

この曲も、バックの“ど派手”な感じがきちんと整理され、余計な虚飾は取り去ったかのようです。
この曲が入っていた「マインド・ゲームス」は、ジョンのソロになってからのアルバムでは、割とバンド・サウンドが生かされているように感じたのですが、ジョンもちょっと無理して“攻めて”いた感じが引っ込んでしまったんじゃないのかなぁ。
仕上がりは、きれいで、整ったものになっているんだけど・・。

 

2020/10/17

「日本人の忘れもの/中西進」を読んだ。

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『日本人の忘れもの/中西進著(ウェッジ文庫)』を読みました。

2007年に第一刷が発行されたものですが、その時代でもけっこういろいろと批判されそうというか、時代がどんどん変わっていって、書きづらいようなこともたくさん書かれていました。
昭和4年生まれの著者だからこそ遠慮なく書けた内容なのかな、と思いました。
だから逆に読んでいるこちらも昭和世代ですから、すっきりすることも多々ありました。

私がこれはいいな、と思ったのは下記のような章でした。

「日本人は色恋をした」という章では、そもそも「いろ」という言葉が親愛の気持ちを表わすものであったということから話が始まり、兄弟・姉妹を「いろ」と言っていた時代があったとのこと。
知らなかった。

「いらつめ」という敬称がかつてはあって、「いろの女」という意味で、もっぱら貴婦人に用いられたのだそうです。「いろ」には尊敬の心から込められていたんだそう。・・へえ~・・。
男性に対しては「いらつこ」と言うのだそうです。

「いろ」が色彩をあらわすことは、今も昔も変わりませんが、“親愛”と“色彩”とが同じ言葉で表現されるというのは、現代人にとってはむずかしいです。

好きになって心の色を輝かせている・・男女が好きになると思わず発揮してしまう心の彩りが「色恋」なんだ、って考えると、なんだかいいなと思いました。

そんな話がいくつも載っているこの本、日本人として生きている自分について、あらためて風情を感じながら考えることになるものでした。

 

2020/10/12

映画「オン・ザ・ロツク」を見て来ました。

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映画『オン・ザ・ロツク(On the Rocks)/2020年・アメリカ 監督・脚本:ソフィア・コッポラ 出演:ビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズ、マーロン・ウェイアンス』を妻と一緒に見て来ました。

おもしろい映画でしたよ。
子供が二人いる夫婦がいて、夫はしっかりと真面目に仕事をし、妻は子を育てつつ作家としても仕事をしていて、何の不満も不自由もないような生活をしていたのですが、夫の仕事が益々充実し、忙しくなると、妻は次第に遅く帰ってきたり、出張がちな夫が“浮気”をしているのではないかと疑いだします。

そこで、妻は実の父(掲載のチラシ写真に写っているビル・マーレイが扮する)に相談します。
なんといってもその父は自分が子供として一緒の家庭にいた頃、“浮気三昧”!やがては離婚してしまったのですから。
だから、“浮気”については“プロ”d( ̄  ̄)

父は、浮気に違いない、浮気に関しては俺はよく知っている(^_^;)とばかりに、疑心暗鬼になっている自分の娘に強力なアドバイスd(^_^o)

ってことで、残業後に食事の予定がある、と連絡が夫から入ると、その妻は父親と共にクルマに乗って夜中に出掛け、自分の夫を尾行したりするのでした(^^;)

とにかくそんなこんなで、ドタバタなコメディ仕立てになっていて、笑いも止らないのですが、でも、そんな奇妙なことを親子でしている中で何か父娘の関係に発見するものが出て来て、しんみりと親子の情愛なども感じることになるのでした。

私好みの人間味あふれるいい映画でした。
これは個人的にたいへんおすすめです(#^.^#)

 

2020/10/11

サインもいいけど印鑑もね。

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内閣が変わり、大臣も変わって、最近目に付いた話題としては、婚姻届などの戸籍届出に押印不要とすることで作業を開始したということ。

要するに署名すれば足りるということになるようです。

今現在の状態で言うと、例えば婚姻届に「押印」するとき、・・なんらかの決意のようなものを感じる人が多いのではないかと私は思います。
それはもちろん「離婚届」についても同じであろうと思われます。
押した瞬間に何か運命の帰路に立っていて、そこからの人生の方向が変わる・・そんな決断をすることの象徴のようでもあると、私は思うのです。

『決意』のようなものがそこに生まれているのではないでしょうか。

ハンコがなくなると様々なことが簡略化されて、コロナ感染拡大の中、電子決裁等が進み、ハンコはそれへの支障になる、などという意見が跋扈(ばっこ)し始めましたが、ハンコってたぶん元々は「簡略化」のために存在したのではないかと思います。

歴史上、偉い人達は文書決裁するときに、『花押』を描いていたわけですが、膨大な書類を前に、いちいちそれは面倒だし、時間が掛かる、だから「押印」することにして【効率化】したんですよね。
今、サインしたり、電子決裁したりして「効率化」することで“支障”となっている押印を廃止するのだっ・・って鼻息荒く、得意気に言っている人に、もともとはハンコは効率化の先方だったのだ、とひと言は申し上げておきたいと思いますよ。

それに、電子決裁などまだまだ先のこととなっている中小の会社や商店、あるいは田舎の方でハンコが様々なシチュエーションで役立っていることは多々あると思います。
ハンコが生きて行く場面はまだまだあって、それはそれで便利なものとして利用していくことも併せて考えることが大事だと私は思います。

なぜ、ハンコを押すのか。
それは『意志の担保』ということが簡単にできるということだと思います。
それがサインでも、電子決裁でも、場面によっていろいろ選択肢があるということで、“ハンコ憎し”みたいな人が増えるのはあまりにも短絡的です。

もうひとつ、ハンコは[コミュニケーション・ツール]であるということも言えると思います。
おもしろいデザインのハンコがたくさん創り出されているのを目にしたことのある方もいらっしゃると思いますが、それが自分の“アイデンティティ”の表現になったりして楽しいこと、そして人との関係を潤いのあるものにしてくれるということもあると思います。
SNSだなんだ、という社会ですが、そこにそんなツールとしてのハンコの存在は“ゆるく”楽しい関係性をもたらしてくれるように思います。

というわけで、ハンコを突然“悪者扱い”し始めた世間の様子に対し、私なりにちょっと書いてみました。
コミュニケーション・ツールとしての最高なものとして、私の中学時代の担任の先生が私に作ってくれた「おもしろハンコ」の写真を掲載しておきます。

 

2020/10/08

「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ/遙洋子」を読んだ。

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『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ/遙洋子著(ちくま文庫)』という本を読みました。
著者、遙洋子さんを私は存知上げておりませんでしたが、タレントとして関西で活躍されていた方のようです。
このブックオフで手に入れた本、いきなりタイトルがすごいことになっています。
上野千鶴子さんはあの東大入学式での有名な祝辞で私も存知上げておりましたが、あの祝辞をテレビ等で見て、いちいち頷きました。これだけ本音でものを言える人がいるのか、と思いました。
そして、それを批判する人がいたことも覚えています。

ジェンダー研究という新しい分野で“闘って”きた上野さんに「ケンカ」を教わるという面白いタイトルとなっていますが、「あとがき」を読んで、この本の内容はもともと上野教授から夏休みのレポートとして提出を求められたものであったことを知りました。

こんな過激で、正直で、読物としても面白い本が出来上がったのは、上野さんの怪物のような怖ろしい講義をしていることもありますし、著者のすべてをさらけ出したかのような智に対する、そして勉強に対する貪欲で、臆病で、がむしゃらな人間性にあるのだと思いました。

上野さんの講義の様子は、この本を読んでいるだけでも怖ろしくて私は教室にも入れないような気になりました。
でも、遙さん以外の東大生達の様々な生態も描かれていて、講義中のバトルのようなものにドキドキ、わくわくもしたのでした。

なぜ人は勉強するのか、なぜ人は人としてここに存在し、何を求めているのか、人はどうやってこの人生を生き抜いていくのか、歩いていくのか、などと私の勉強不向きな脳も考えさせられることになりました。

前のめりにぶっ倒れながらもどっこい生きて行く、勉強していく遙さんの姿勢に圧倒されつつ読了いたしました。

疲れたけど、その疲れは心地良かった。

 

2020/10/05

「ひとりメシの極意/東海林さだお」を読んだ。

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『ひとりメシの極意/東海林さだお著(朝日新書)』を読みました。

この本での一番のハイライトは、居酒屋の達人「太田和彦」さんとの対談が二度にわたって掲載されている部分です。
でも、実際にその対談を読んでみると、やはり“噛み合っていない”。

太田さんがひとり居酒屋に居る、そこで好みの酒を飲み、肴を選び、“ひとり居酒屋”の極意と居心地のよさを語るが、東海林さんは一人でいると何か人から寂しいヤツ、友達のいないヤツと見られるのがイヤだ。
だから泰然自若としている“フリ”をすることに話が終始する。
「楽しみゃいいじゃん、それがいやなら“ひとり居酒屋”やめりゃいい。」と私は思うのだが、そこが東海林さんのいつものパターンだからしょうがない。

実験的な食べ方も東海林さん、試しているが、肉まんの具と、カレーパンの具をそれぞれに穴を開けて取り出し、交換する・・。
開腹手術だ、などとおっしゃっているが、もうそこで私は興味を失った。
「そんなことしない方がいいよ」って思っちゃうから (・_・;

オムライスにケチャップをかけるときのかけ方、それから真ん中からスプーンをいれて、中味を掘り出して食べ始めたらどうだ、という話題もあったが、自分がおいしく食べればなんでもいいんじゃない・・と思いました。

全身を怒りに震わせながら書いている・・という書き出しの「カレージルが足りないっ」という話題も、ようするにどのお店でカレーを食べても“ルウ”が圧倒的に足りないとお怒りなのですが、私はあまりそう思ったことはない。

カツカレーの正しい食べ方編では、ライスとカレールウとカツの配置について8種類も例を挙げ、どれが正解か問うていますが、お店でのそれらの配置がどうでも、自分の好きなように並べ直して好きなように食べればいいんじゃないのかな、と思いました。

海鮮丼の食べ方についても、まずはイカを箸で引きずりだしたが、醤油をつけてご飯と一緒に食べようとした矢先、他の具がずり落ちてきてご飯がとりずらい・・って言ってるんだけど、子どもじゃないんだから、どうにでもしてご飯と一緒に食べればいいじゃん。
・・と、またまた思ってしまった。

天丼で真っ先に海老からいってやる!と決意して出掛け、思わずほかの種から食べてしまい、しまった!・・っていう話もあったが、好きなものから自分がおいしく食べればいいのに・・と、またまた思ってしまいました。

どうも批判めいたことばかり書いてしまいました。
「お前がこの本を選んだんだろう!」と叱られそうですが、いつも東海林さんの本は本屋の店頭では面白そうなタイトルの項目が“目白押し”なんだけど、読んでみると「なあんだ」ってことが多いんだよねぇ。

申し訳ないが、途中で我が儘な年寄りの話に付き合っていられなくなりました。

・・でも、またどこかの書店で東海林さんの本を見つけ、目次を見ると、面白そうな項目ばかり・・で、また買っちゃうわけです・・永久運動…σ(^_^;)
つまりは東海林さんの本は面白い・・という結論になるのでした、ああ・・。

 

2020/10/04

映画「ライフ・イズ・カラフル」を見ました。

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映画『ライフ・イズ・カラフル(House of Cardin)/2019年 アメリカ・フランス 監督:P.デビッドエバーソール&トッド・ヒューズ 出演:ピエール・カルダン、ジャン・ポール・ゴルチエ、シャロン・ストーン、ナオミ・キャンベル』を見ました。

あのピエール・カルダンの下積み時代から現在に至るまで、過去のフィルムや、周囲の関係者の証言、様々な時代の映像、カルダン自身の出演も含めて70周年を迎えたファッション・ブランド“ピエール・カルダン”の歴史と現在が一気にスクリーンに展開されました。

驚きました。ピエール・カルダンご本人は97歳にして、現役!スクリーンの中でもあちこちの店舗などを巡り、どんどん指示を出して、かつての70年代の頃とまったく変わることなく精力的に活動していました。
それを支える周りのスタッフも緊張感をもって、今でも重鎮の意見を大切に動いていました。

 

 

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全盛期、60年代のピエール・カルダンのファッションは今見ると実にカラフル!まさに邦題の「ライフ・イズ・カラフル」状態です。
あの色合い、実に魅力的です。40年以上経って、丁度“寝かせ頃”となったのか、今の若い人が見たら驚くのではないでしょうか。

また、デザインのシャープで、かつ、ふわっとまるいものが加味されているというのも、今見ると、とても素敵でした。

それにあえて日本人モデルをパリコレで使ったり、肌の色にもまったくこだわらなかったのも当時のフランス・ファッション業界としては驚きだったのではないでしょうか。
フィルムに登場した松本弘子さんという日本人モデルの“カッコ良さ”には、ただただ驚きました。・・みとれました。

まるでフィルムの「ラッシュ」を見ているような目まぐるしいスピードの映画でしたが、この2020年に楽しむことのできるものでした。

ピエール・カルダンの生き方もアグレッシブで、立ち止まることのないもので、今やこういう人ってなかなかいない、と思いました。

上映館は限られているかもしれませんが、見応えのある映画です。

 

2020/10/01

「アガワ対談 傑作選・追悼編」を読みました。

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『「聞く力」文庫3 アガワ対談 傑作選・追悼編/阿川佐和子(文春文庫)』を読みました。

460頁を超える長丁場でしたが、でも疲れることもなく、面白く読みました。
「追悼編」ということで、阿川さんが対談された方で既に亡くなられた方達との対談を編集したものです。

ジャイアント馬場さんや三國連太郎さん、勝新太郎さんなどのヒーロー編で登場する方々の破天荒というか、高倉健さんや忌野清志郎さんも登場するのですが、対談の中で出てくる話は独創的で、私たち常人には考えもつかない世界観を持っているし、自身の人生・仕事の歩み方は誰にも真似できるものではありません。
もう、こういう人達は現在にはほとんどいないと思われました。

映画監督との対談を集めた「名監督編」も読んでいると、あまりにも独善的というか自分の監督感が一番だという人ばかりで、何が起こっても動じない、頭の中で描いた世界を映画というものの中で実現するためには何ものをもいとわないという人間像が浮かび上がってくる方ばかりでした。
まあ、絶対に付き合いたくないタイプです…σ(^_^;)

「生きて、働き、恋して 編」では、小林カツ代(料理研究家)さん、加藤シヅエ(女性初の国会議員)さん、山田五十鈴(女優)さんらが登場しますが、読んでいていちばん怖かった (・_・;です。
人類とは別の生物じゃないかと思うくらい“自分・自分・自分”中心の人生を歩まれ、もう誰にも近づけないような孤高の人という印象でした。

「笑いの達人編」では、小沢昭一さん、植木等さん、赤瀬川原平さん、赤塚不二夫さん、夢路いとし・喜味こいしさんとのインタビューとなっていました。
こちらも独善的といえば独善的でしたが、もうちょっと可愛い感じ・・。
ま、しょうがないか。「わかっちゃいるけどやめられね」って感じか?
そんなちょっとユーモアのあるインタビューとなっていました。

全体を読んでいちばん感じたのは、聞き手、阿川さんの対応力です。
どの人もこの人も、“我が儘”で、こうと思ったら一直線みたいな人ばかりで、時には阿川さんにちょっとこわい“突っ込み”をする人もいました。
それを対談相手それぞれの異なる対処をしているのに驚きました。

サブタイトルに「聞く力」とうたわれているだけのことはありました。
阿川さんの「聞く力」は通常のインタビュアーには到達できない境地にあると感じました。

このシリーズ、何冊もありそうなので、ブックオフで見かけたら、また買い求めて読みたいと思います。

 

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