NHK BS でやっていたジョンとヨーコの番組を見た。
昨夜、NHK BS プレミアムでやっていた番組、「奇跡の名曲 イマジン ションとヨーコ・発掘映像が語る激動の人生」を見ました。
全体を見渡して、これといって新たに発見したようなことは殆ど無かったのですが、でもジョンとヨーコ二人が一緒に活躍していた頃の映像や音楽には、いつものことながらギュッと心が引き締められるような、そんな気持ちになりました。
ビートルズ時代の映像・音楽はあまりなく、ほとんどがヨーコと出会ってからのものでした。
あらためてそれら映像を見て感じたのは、ヨーコと出会うまでのビートルズの時代には、ジョンにとって大事な人物はポール・マッカートニー、そしてヨーコと出会ってからは、もちろん小野洋子がジョンの人生にとって一番大切な人であったのだろうな、ということでした。
ジョンはポールと共にビートルズで、音楽的にも、その他、財産、名声など、下積み時代に考えられた全てと言えるものを手に入れたのですが、そんな状態になっても「そこには何もなかった」みたいなことになって、その後の方向性が見えなかった時期があったものと思われます。
そこにヨーコが現われて、ヨーコの個展に展示されていた作品、あのハシゴをのぼっていった先にある虫眼鏡で見るような小さな文字「YES」に出会い、その後はジョン・ファン、ビートルズ・ファン皆が見聞きしてきたことになりました。
ジョンの名曲「Imagine」には、独特の雰囲気というか、風格というか、“泰然自若”としたものがあります。番組内でも紹介されていたように、この曲はヨーコの影響が“大”であることは誰の目、耳にも明らかです。
この Imagine や、Give Peace A Chance など、ジョンが作る曲には、番組でも言っていたように「皆が歌えて、強いメッセージ性のある」ものが含まれています。
ビートルズ現役時代には、 All You Need Is Love もありました。
それはやはり、ジョンのひとつの特徴なのだと思います。
ポールもジョンに負けず劣らずの名曲をたくさん生み出していますが、ジョンのような直接的なメッセージを持つ曲って無いような気がします。
Hey Jude などのように、ジョンの息子 ジュリアン を励ます私的な曲が実際には、多くの人に勇気を与えて、しかも皆で歌えるような曲になったものもありますが・・。
きっと、昨日の番組は、オールド・ファンから近年になってジョンを知り聞き始めた人、ジョンがビートルズの一員だったことを知らなかった人も見たかもしれません。
でも、ジョンとヨーコの人となり、楽曲の良さ、二人で活動していた頃の“熱い”心などを感じることができたのではないかと思いました。
私は、今でもジョンやポールの作った曲を聞かない日は一日もありません。
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