太田和彦さんの「ふらり旅 新・居酒屋百選 名酒放浪編」を読みました。
『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 名酒放浪編/太田和彦著(光文社新書)』を読みました。
病院での治療・療養中は、まったく“お酒”が絡んでくるような書物は読めないというか、読みたくない気分でしたが、やっと自宅療養に入り、少しずつ体力が回復してきて、読めそうに感じたので、すでに購入しておいた上記・太田さんの著書に手を出してみました。
頁を開いてみましたが、大丈夫そうです…σ(^_^;)
私は基本的にテレビを見ないので、太田さんが「BS11」でやっている番組を見たことがないのですが、この本はそれを新書化したものだそうです。
この本にも書かれていますが、ある調査では中高年になってしたいことの第1位は国内旅行なんだそうです。
私もこの本を読んでそんな気持ちになりました。
この本は太田さんが今回旅をした、札幌から五島列島まで全国19箇所について、訪ねた名所旧跡や、夜に寄った居酒屋などと、そこですっかり打ち解けた店主やその家族、お酒と料理の写真がカラーでたっぷりと載っていて、ほんとうに私も行きたくなってしまいました。
この感染症騒ぎが収まり、私の体力も回復してきたらぜひ行ってみたいと思いました。
いつも太田さんの本を読んでいて思うのですが、どの地方に行っても太田さんは「ただいま」という感じでお店に入っていきます。
すると、「おっ!太田さんいらっしゃい、久しぶり」っていう感じであっという間に和やかな雰囲気となり、お店の人も家族を呼び、太田さんが来る前に生まれた赤ちゃんも連れてきて太田さんが抱っこしたりで、一気に幸せなムードがあふれてくるのです。
これが、太田さんの全国居酒屋めぐりの一番“いいところ”で、他の人にはない特徴であると思います。
そして、そんな雰囲気の中、店主が腕によりをかけてつくる料理の美味しそうなこと(※カラー写真付きなのでよりいっそう)と、私が今まで見たことのない、地酒の数々!
ああ、行ってみたい(#^.^#)
というわけで、この本、あっと言う間に読み終えました。
自宅静養中の現在、すこし旅の気分も味わうことができました。
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