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2021/02/02

武田砂鉄さんの「紋切型社会」を読んだ。

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『紋切型社会/武田砂鉄著(新潮文庫)』を読みました。
これは、病院での治療・療養を終え、退院後自宅療養に入ってから読んだものです。

本自体はけっこう前に手に入れたものでした。
武田砂鉄さんについては、お名前は存知上げておりましたが、何をやっているどんな人、という基本的なことさえ知りませんでした。
たまたま書店で、この本を見つけ、パラパラとページをめくっていて、おもしろそうと思って買ったのでした。

読んでみて、最初のうちは、切り口も切れ味も鋭い文だと思いましたし、なるほどそういうふうに考えると、この“いい話”や“世間的に決まり文句”のようになっていて、なんの疑いも持たないことに大きな疑問点がある・・と武田さんの術中にハマって、フムフムと読み進んでいくことになりました。

でも、例えばある作家が何か社会的な出来事に対してコメントを求められて発言したことに対しても、武田さんが考える視点から見てみると、これはここがおかしいだろう、というような展開になっていたり、時代背景的にその人の年代の人達はこう考えるのがある程度普通だろう、というようなことにも武田さん的視点で鋭い切り込み・・というか、それ以上の揚げ足取りというか、攻撃的でもある突っ込みを入れています。

なんか似たようなことを最近感じたな、と思い起こしてみたら、ああ講談の神田伯山さんの“ケンカ芸”にそっくりと思いました。
そこまで“うがった”見方をしなくてもいいだろう、あんなに小さなことを大袈裟に取り上げて大事にすることもなかろう、そんな印象がそっくりでした。

というわけで、終盤に入ってくると、それらがすっかりイヤになってしまい、自分自身が“イケず”な人間になってしまったような気になって、気分は“盛り下がり”ました。

時にはこんな視点で物事を考えてみる必要もある、その程度のところで切り上げて、あまり私のような人間には「これ以上近づかない」方がいい、というものでした。

 

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