国民に厳しく、身内に甘い人
総務省幹部が放送関連会社から延べ38件にわたり接待を受けた問題・・。
首相の長男が半数以上に同席していたという。
その長男の就職に関しては口利きをしていない、だとか、子と言えども別人格だとか、総務省との付き合い方には注意しろと言っただとか、よくもこんな空々しい言い訳ができるものだと思います。
親として言わなきゃならないのは、「責任取って会社を辞めろ、一から出直せ」ではないでしょうか。
でも、言えないでしょう、だって本当は就職に口利きもしているし、総務省との付き合いだって話も聞き及んでいたでしょう、うまくやれくらい言ったでしょうから。
しかも総務審議官時代に接待を受け、現在は内閣広報官として首相の直近で働いている人物は7万円も飲食で接待されて、“何かを期待されている”と感じなければ、それは国家公務員どころか社会人失格じゃないでしょうか。非常識の極みですよね。
総務省の疑惑がかかったあやしい幹部の人達は“そらっ惚け”ていれば逃げ切れると思って「記憶にない・・※注釈:ほんとうは覚えているけど、自分じゃヤバいので無いことに決めました」と、言い放っていたが、文春から音声記録が出されると、「あったかもしれない」などと、うろたえはじめるんですよね、あきれた人達です。
内閣も内閣で、官房長官は最初逃げ切れると思って、情報流通行政局長などを「大臣官房付」という人事を発表して、こともあろうに「適材適所の配置として、処分とは関係ない通常の異動だ」などとぬかし・・おっしゃいました。
『自助』ばかり強要して、『公助』には一向に手を伸ばさない内閣だが、身内には『公助』の愛の手はすぐに伸びるんですね。
それでもって、文春にまんまと二の矢を打たれたら、今度は“処分”すると言い出した。
これで、もう見捨てたわけですね。
首相の身内だからと慮って配慮し、とぼければ首相にだって“痛い腹”があるのだから大丈夫だろうと思っていたら、最後はトカゲの尻尾として切られるのでした。そんな人なんですよ。やっと気付きましたか。
結局、自分はいつも正しい道を歩いて行けばこんなことにはならないのにね。
でも、きっと「正しい道」っていうのがあるんですか?って聞き返されると思うので、そんな国のお役人様、自業自得です。ご愁傷さまでした。
以上です。
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